VideoProc Converter AI
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Mac版VideoProc Converter AI マニュアル|AI高音質化・音声ノイズ除去のやり方

6. AI音声ノイズ除去

VideoProc Converter AIのノイズ抑制機能を使えば、音声や動画に含まれる気になる背景ノイズを簡単に除去し、クリアで高品質な音声に仕上げることができます。このAI駆動のノイズ除去機能は、コンテンツクリエイターやプロユーザーはもちろん、日常的に音声を扱う方にも最適です。

交通音、風の音、ヒスノイズ、周囲の雑音などを効果的に低減し、ポッドキャスト、インタビュー、録音、ナレーション、オンライン講座、ブログ動画など、あらゆるシーンで音声体験を向上させます。

まずは、起動画面で「音声AI」ボタンをクリックして作業画面を開きましょう。

6-1. 画面説明

A. メディアファイルの追加・管理

追加した音声・動画ファイルが一覧表示されます。ここから、高音質化したいファイルを追加・削除できます。


B. プレビューエリア

ノイズ除去後の音声をプレビューできるエリアです。また、トリミング機能を使って、開始時刻と終了時刻を指定し、不要な部分をカットすることも可能です。


C. ノイズ除去の設定

AIモデルの選択、ノイズ減衰レベル、ポストフィルタの強度など、ノイズ除去に関する細かなパラメータを調整できます。


D. 出力設定

出力ファイルのコーデックや保存先をここで指定します。

7-2 AI音声ノイズ除去

それでは、VideoProc Converter AIを使って、音声に含まれるノイズや騒音を効果的に抑える方法を、詳しく解説していきます。

 ステップ1. メディア追加

高音質化したい動画または音声ファイルを、画面内にドラッグ&ドロップするか、画面下部の「メディア追加」ボタンをクリックして選択し、VideoProc Converter AIにインポートします。

 ステップ2. 高音質化設定

まずは、「ノイズ除去」にチェックを入れてください。

デバイス」:音声の高音質化処理を行う際に使用されるデバイス(CPUまたはGPU)を選択できます。

Macでは、システム構成に応じて最適なデバイスが自動的に選択されることが多く、特別な設定は不要な場合がほとんどです。


AIモデル」:2つのAIモデルを使って、スピーチからノイズを効果的に除去し、音声の品質をリアルタイムで向上させます。

工事による騒音、ファンのハム音、ヒスノイズなど、さまざまな種類の騒音に対応可能です。


ノイズ減衰限度 (dB)」:ノイズ抑制の強さをデシベル(dB)単位で指定します。この設定は、主な音声(スピーチなど)に影響を与えずに、どの程度ノイズを除去するかを決定します。

値を高く設定すると、より多くのノイズを除去できますが、音質が劣化する可能性があります。値を低く設定すると、より自然な音質を保ちながら、軽度のノイズ除去が可能です。


ポストフィルタの閾値」:初期のノイズ抑制後に、残ったバックグラウンドノイズをさらに除去するための調整項目です。 メインの音声をクリアに保ちながら、不要な環境音を抑えるのに役立ちます。

• 静かな環境では、0.01〜0.02がおすすめです。

• 中程度のノイズ(ハム音や遠くの話し声など)がある場合は、0.03〜0.05が効果的です。


音量」:オーディオの音量を調整します。

ノイズ抑制後に音量が下がった場合でも、この設定で音量を上げて、よりクリアで聞き取りやすい音声にできます。


全てに適用」:このボタンをクリックすると、プロジェクト内のすべてのオーディオファイルに現在の設定が一括で適用されます。

 

 ステップ3. プレビュー&トリミング

ノイズ除去設定を行ったら、左側の再生ボタンをクリックして、ノイズ除去後の効果を確認できます。

「ノイズ除去」をオフにして元の音声を聞き、その後オンに切り替えて改善された音声と比較することも可能です。

また、必要に応じてオーディオ波形の両端にある緑色の四角形をドラッグして、開始時刻と終了時刻を設定し、不要な部分をカットできます。

 

 ステップ4. 書き出し設定

ビデオ・オーディオのコーデックや品質、GOP設定などを必要に応じて調整し、保存先フォルダを選択してください。

 

 ステップ5. AI音声ノイズ除去を開始する

設定が完了したら、「RUN」ボタンをクリックして、バックグラウンドノイズの除去処理を開始します。

 

6-3 音声ノイズ除去の具体例

ここでは、代表的なノイズに応じた設定例をご紹介します。状況に合わせてパラメータを調整する参考にしてください。

ドリル音

• AIモデル:DeepFilter v3.0
• ノイズ減衰限度 (dB):30〜40
• ポストフィルタ:0
• 音量調整:0±dB

街頭ノイズ

• AIモデル:DeepFilter v3.0
• ノイズ減衰限度 (dB):50〜55
• ポストフィルタ:0.1
• 音量調整:0±dB

車のエンジン音

• AIモデル:DeepFilter v3.0
• ノイズ減衰限度 (dB):35〜40
• ポストフィルタ閾値:0.1
• 音量調整:0±dB

エアコンのノイズ

• AIモデル:DeepFilter v3.0
• ノイズ減衰限度 (dB):37〜45
• ポストフィルタ閾値:0
• 音量調整:0±dB

風ノイズ+マイク

• AIモデル:DeepFilter v3.0
• ノイズ減衰限度 (dB):35〜40
• ポストフィルタ閾値:0.1
• 音量調整:0±dB

6-4 よくある質問

Q1. プレビュー中に音が歪んでいるのはなぜですか?

パソコンの性能が低い場合、プレビュー再生時に音声が歪んだり音質が低下することがあります。ただし、これは一時的な現象であり、プレビュー再生時のみの影響です。

書き出し後の音声は高品質で再生されますので、ご安心ください。


Q2. ノイズ除去オプションを選べないのはなぜですか?

AAIオーディオ機能は、Windows 8以降のバージョンでのみ利用可能です。Windows 7をご使用の場合は、ノイズ除去オプションが選択できません。

AIノイズ除去機能を使用するには、Windows 8以上へのアップグレードをおすすめします。


Q3. ノイズ減衰限度とポストフィルタの閾値はどのように調整すればよいですか?

まず、ノイズ減衰限度を18〜25dBに設定し、音声が不自然にならないようにノイズの除去量を調整します。

そのうえで、ポストフィルタの閾値を調整し、初期処理で除去しきれなかったノイズをさらに軽減します。

• ノイズが少ない環境では、0.01〜0.02程度の軽めの設定が効果的です。

• ノイズが多い環境では、0.03〜0.05程度のやや強めの設定を適用しましょう。

音声のクリアさや自然さを保ちながら、不要なノイズを最小限に抑えるバランスを見つけることが大切です。

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