VideoProc Converter AI
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VideoProc Converter AI マニュアル|AIフレーム補間方法

4. AIフレーム補間

VideoProc Converterでは、AIを駆使し中間フレームを自動で補間し、動画のフレームレート(fps)を上げる機能を搭載されています。元々24fps・30fpsぐらいの動画を60fpsや120fpsなどの高フレームレートに変換することにより、カクカクな動画をより自然で滑らかになれます。

4-1. 画面説明

❶ VideoProc Converterに読み込まれた動画が一覧表示されます。

【動画追加】:フレーム補間したい動画をPCからVideoProc Converterに読み込みます。

キーボードのCtrlキーを押しながらマウスで選択していくと、複数の動画ファイルをVideoProc Converterに同時に追加します。

❷ VideoProc Converterで選択された動画が表示されるビューです。

左側にフレーム補間前の動画が表示され、右側はフレーム補間後のプレビュー画面となっています。

❸ 動画ファイルの格納方法や再生に必要な情報が表示されます。

❹ フレーム補間の詳細な設定をしたりするところです。

GPU】:PCのハードウェア構成が自動スキャンされるので、利用可能なGPUを選択します。

AIフレーム補間を行うには、ハードウェアアクセラレーション対応GPUが必須です。

VideoProc Converterは、Intelの「Intel Quick Sync Video(QSV)」、NVIDIAの「NVIDIA Encoder(NVENC)」、AMDの「AMD Video Code Engine(VCE)」といったハードウェア支援に対応しており、対応チップを搭載したPCならハードウェアアクセラレーションによる高速処理が可能です。

シーンチェンジをスキップ】:動画のシーン変化を自動で検出して、場面転換の際にフレーム補間を行わないです。

動画内でシーンが切り替わる所が多いなら、フレーム補間によるアーティファクト(ノイズ)を発生させないように、【シーンチェンジをスキップ】を有効にすることをおすすめします。

感度】:シーン変化の度合を0〜100までで設定できます。

値が高いほど、シーンが切り替わる所が多くなることを示して、フレーム補間ができる箇所も少なくなります。逆に値が小さいほど、アーティファクトが発生やすくなります。

一般的には、このパラメータをデフォルト値(85)のままにしておくことをお薦めします。

FPS】:動画のフレームレートを倍増させます。

【2x】:フレームレートが2倍に上げる。例えば:元々フレームレートが30fpsの動画を60fpsに変える可能です。

【3x】フレームレートが3倍に上げる。例えば:元々フレームレートが30fpsの動画を90fpsに変える可能です。

【4x】フレームレートが4倍に上げる。例えば:元々フレームレートが30fpsの動画を120fpsに変える可能です。

【5x】フレームレートが4倍に上げる。例えば:元々フレームレートが30fpsの動画を150fpsに変える可能です。

❺ フレーム補間が完了した動画の書き出し設定を行います。

動画コーデック】:動画に使用されているコーデックを「H264」または「HEVC」からを選択します。

最も普及しているコーデック「H264」を選択するのが一般的です。一般視聴用に限らず、動画録画やビデオ会議などさまざまな用途に使用できます。圧縮効率も品質もより優れたHEVCを選択することもできます。けれど、再生時のPCの負荷が高くなります。それに、再生互換性の面でもH264より劣ります。

音声コーデック】:音声に使用されているコーデックを「パススルー」または「AAC」からを選択します。

ソースオーディオを変更なしでコピーする場合は「パススルー」、聴感上の高品質性を保ったままファイサイズを小さくする場合は「AAC」が無難な選択です。

GOP】:動画の圧縮率に関する設定を行います。

GOPの数値が高いほど動画のファイルサイズが小さくなります。逆にGOPが低いほど動画のファイルサイズが大きくなります。特に問題が無ければ、GOPのデフォルト値をそのまま使用します。

書き出しフォルダ】:保存先はデフォルトで設定されている場所ではなく、自分の分かりやすい場所に変更しておくことをお勧めます。

💢 ご注意:フレーム補間が完了した動画がMP4形式でPCに保存されます。MP4以外の形式へ書き出したい場合は、VideoProc Converterの「動画変換」機能を利用ことで簡単にできます。

4-2. AIフレーム補間の使い方

ステップ@ 動画ファイルの追加

画面下側の「動画追加」ボタンをクリックすることで、フレーム補間を行いたい動画を選択して、VideoProc Converterに追加しましょう。因みに、フレーム補間したい動画の追加を直接ドラッグ&ドロップでもOKです。

ステップA フレーム補間を行う

読み込んだ動画を選択して、画面の右側にある「FPS」項目の中から、フレームレートが向上した倍数を選択します。

例えば:

● 元々フレームレートが25fpsの動画を50fpsまで上げたい場合は、「2x」を選びます。
● 元々フレームレートが30fpsの動画を120fpsまで上げたい場合は、「4x」を選びます。

動画内でシーンが切り替わる所が少ないなら、「シーンチェンジをスキップ」にチェックを入れなくまま放置しても問題ない

シーンが切り替わる所が多いなら、「シーンチェンジをスキップ」にチェックを入れて、「感度」のスライドバーを左右にスライドさせるとシーン変化の度合を変更します。

ステップB 書き出しの設定をする

ファイルのフレーム補間後のフォーマットと保存先も必要に応じて設定しましょう。

特に問題が無ければ、「動画コーデック」、「音声コーデック」、「GOP」のパラメータをデフォルト値のままにしておくことをお薦めします。

設定ができたら書き出しフォルダで保存先を指定して「RUN」で出力。

「書き出し中」ダイアログボックスが表示され、プログレスバーが 100 % になるまでしばらく時間がかかります。

VideoProc Converter AI

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