音声分析機能で、オンセット・ビート・無音検出する方法|VideoProc Vlogger使い方
難易度本稿では、動画&音声編集フリーソフトVideoProc Vloggerの「音声分析」機能についてのご紹介です。「オンセット検出」「ビート検出」「無音検出」という3つの「音声分析」モードの特徴と使用方法を詳しく説明します。
VideoProc Vloggerの音声分析機能について
動画や音声を編集する時、音の開始やビート、無音などを検出することは重要です。VideoProc Vloggerの音声分析機能は、音の開始やビート、無音などを検出するために開発されたのです。
ミュージックビデオ/PV、ダンスビデオ、衣装変更ビデオ、スライドショーなどを作成する時、ビデオのフレームを音楽のビートに同期させたいことがよくあります。バックグラウンドミュージックが別のビートや拍子に切り替わったときに、シーンを切り替えたり、トランジションやテキストを追加したり、エフェクトを適用したりすることができます。
VideoProc Vloggerは、そういう重要なビートを素早く検出できて、マーカーを追加することができます。面倒な作業が一切必要ありません。
次のパートでは、VideoProc Vloggerの音声分析機能の3つモードを紹介し、それらを効率的に使用する方法を紹介します。
VideoProc Vloggerの3つの音声分析モードについて
VideoProc Vloggerには、3つの音声分析モード(「オンセット検出」「ビート検出」「無音検出」)があらかじめ設定されています。
さまざまなシナリオとソースオーディオに利用できるように、VideoProc Vloggerの音声分析機能は便利なプリセットとカスタマイズ可能なオプションの両方を提供します。
T. オンセット検出
- オンセット検出とは、音符または他の音の始まりを検出し、つまり与えられた音響信号の中から、個別の音が鳴り始めた時点を見つける処理ということです。dB設定にて無音閾値が設定できます。その値を下回る音圧レベルの音が検出されません。検出結果は不規則な緑色の点で示されます。
- 特徴
- 拍手、ドラム、シンバル、キシロフォンなどの大きなパーカッション、または銃弾、花火、クラッシュ、爆弾、タイマービープ音などのサウンドエフェクトを使用して音楽を分析するのに適しています。このモードを使用すると、マーカーが素早く追加され、背景音と同期することができます。
U. ビート検出
- 音楽のビートを検出するために使用されます。 BPMを正確に分析した後、音楽のすべてのビートを灰色の点で表示し、リズムをよりよく理解できるように、予測された強いビートを赤い点で一定の間隔で強調表示します。
- 特徴
- ポップ、ロック、ヒップホップ、ジャズ、エレクトロニック、レゲエ、フォークミュージックなどのリズミカルな音楽に適しています。音楽の知識や編集スキルがあまりなくても、vlog、ミュージックビデオ、またはダンスビデオをバックグラウンドミュージックにすばやく同期できます。
V. 無音検出
- 無音検出とはオーディオの無音部分を検索してタイムラインに表示されることです。dB設定にて無音閾値が設定できます。その値を下回る音圧レベル音が検出されません。音声内の無音セクションを検出したら、それらに青い点をペアでラベル付けするために使用されます。1つは無音の始まり、もう1つは無音の終わりです。
- 特徴
- このモードでは、すべての無音の瞬間をすばやく把握し、オーディオを分割したり、無音を削除したり、それに応じてビデオフレームを編集したりできます。柔らかく落ち着いた音楽に適合しています。
VideoProc Vlogger音声分析の詳細方法
続いてはVideoProc Vloggerの専門的な音声編集機能を使って、音声分析機能で、オンセット・ビート・無音検出する方法を紹介します。
- ❶ 分析したい音声ファイルをメディアライブラリからオーディオトラックにドラッグ&ドロップします。ツールバーにある「オーディオ」タブをクリックして、VideoProc Vloggerの専門的な音声編集機能を呼び出します。
- ❷ 音声編集画面で、メニューバーの「分析」タブをクリックしたら、「オンセット検出」「ビート検出」「無音検出」の設定画面が表示されます。
- ❸ 音声分析モードの選択
- 「すべて選択」にチェックを入れたら、3つの音声分析モードを同時に使用します。 また、いずれか2つの音声分析モードにチェックを入れて、2つのモードを組み合わせて利用することもできます。
- モード1. 「オンセット検出」
- 明らかなパーカッション(打楽器)の音や突然の効果音で音楽を分析したい場合は、[オーディオオンセット]を選択します。
- 「オンセット検出の閾値」オプションで、検出しない値をdB単位で設定します。その値を下回る音圧レベルの音が検出されません。
オーディオのパーカッションが強い場合は、閾値を上げてください。そうすると、VideoProc Vloggerはより精確にオーディオ波形のピークを分析してマークすることができます。 パーカッションが非常に弱い場合は、閾値を下げてください。そうすると、VideoProc Vloggerはオンセットの検出を確保できます。ゆえに、さらに多くのオーディオ波形のピークを検出して表示する可能性があります。
- モード2. 「ビート検出」
- リズミカルな音楽(例えば、 落ち着いた、明るい、または電子的な曲)を分析したい場合、「ビート検出」を選択します。
- 「キービート間隔」オプションでは、ビートの値を設定して、2つのハイライトごとの間隔を決定できます。
- 検出結果では、赤い点はハイライト(強いビート)を表し、灰色の点は一般的なビートを表します。 ハイライト(強いビート)が不要なビートにある場合は、オフセットを変更してそれらを前方に移動します。
- モード3. 「無音検出」
- 音声クリップから無音の部分を検索する場合は、「無音検出」を選択します。
- デフォルトでは、-90dB未満の音は無音として扱われます。 しきい値をカスタマイズして、さまざまな音量レベルでオーディオを検出できます。
- ❹ マーカー追加
- オーディオ分析が行われると、多くのポイントが表示され、音の始まり、音楽の小節のビート、または無音の瞬間がどこにあるかについてのヒントが全部異なる色の点で標記されています。
- 1). タイムラインで、マーカーを追加したい部分を選択したらその部分が緑に変わります。
2). 下部の「マーカー追加」をクリックしてください。 また、結果にビートが欠落している場合は、波形をダブルクリックして手動でマーカーを追加できます。
3). 「適用」ボタンを押してメインインターフェイスに戻ります。標記用マーカーを使用すると、ビデオを音楽のビートに効率的に同期できます。
以上はVideoProc Vloggerで音声分析機能で、オンセット・ビート・無音検出する方法のご紹介です。VideoProc Vloggerで音声を動画に追加して編集する時、音声エフェクト追加、フェードイン&フェードアウト、ビート検出、ボイチェン、イコライザ調整なども同時にできます。
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