動画の画質を上げる方法｜VideoProc Vlogger使い方

難易度

この記事のライター：アキ

最終更新日：10月15日

VideoProc Vloggerは専門的な動画編集フリーソフトだが、素材の動画画質が悪い場合、動画画質を上げることもできます。

本文では、VideoProc Vloggerを使って、色編集、シャープ、インターレース解除などの手段によって、動画の画質を上げる方法を詳しく紹介します。

前書き
動画の画質を決める要素は以下になります。
◎　フレームレート（1秒間の動画で見せる静止画の枚数）
◎　ビットレート（動画の1秒あたりのデータ量）
◎　コーデック
◎　解像度（ビットマップ画像における画素の密度を示す数値）
しかし、上記のような要素は動画を撮影・作成する時に効くのです。画質の悪い動画を綺麗にしたいなら、フレームレートやビットレート、解像度を大きくするだけでは、動画の画質をよくすることができません。
H.264コーデックを圧縮率の高いav1, HEVC/H.265コーデックに変換しても、画質は最も劣化します。元の動画の画質を上げることができません。
画質の悪い動画を状況によって、下記のような方法によって、動画をより綺麗に見えることができます。
◎　Ⅰ.　色調補正
◎　Ⅱ.　シャープをかける
◎　Ⅲ.　インターレース解除

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動画の画質を上げる方法Ⅰ.～色編集

事前にVideoProc Vloggerの色編集機能を有効にしてください。動画の画質をよくしたい動画クリップをタイムラインで選択して、右上側のインスペクタセクションで、ブルーボタンの「カラー＆フィルターを編集」をクリップしてください。

色編集は主に2つのステップに分かれています。

ステップ①.　色補正

まず、色温度と色合いを使用してシーンのホワイトバランスを大まかに調整して、撮影時に見た色に大まかに復元することができます。
次に、露出、コントラスト、彩度、ハイライト、シャドウ、ホワイト、ブラックを使用して、動画素材の色を正確に修正します。

メモ
◎　P.S.　すべてのパラメータを調整する必要はありません。色の表現と好みに応じて調整するだけです。

ステップ②.　カラーグレーディング

カラーグレーディングは主に、単色の色相、彩度、および輝度を変更することによって、動画をより効果的に伝えます。
カラーパレットのHSLセクションを使用して、作成を行うことができます。 Hは色相、Sは彩度、Lは輝度を表します。
下図は色調補正とカラーグレーディングを設定した動画の前後比較です。赤い枠は調整したところです。

動画の画質を上げる方法Ⅱ.～シャープをかける

VideoProc Vloggerのシャープ機能を有効にしたら、動画の輪郭を補正して、動画のエッジを強調して、グレースケールジャンプ部分を強調して、動画が鮮明になるようにします。動画の輪郭がハッキリ浮き出て見えることができます。

それでは、VideoProc Vloggerで動画を鮮鋭化にして、動画の画質を向上させる方法を詳しく紹介します。

ステップ①.　色編集画面を表示させる

VideoProc Vloggerの色編集機能を有効にしてください。動画の画質をよくしたい動画クリップをタイムラインで選択して、右上側のインスペクタセクションで、ブルーボタンの「カラー＆フィルターを編集」をクリップしてください。

ステップ②.　シャープ化調整

色編集画面で、「シャープ」にチェックを入れて、「程度」「範囲」「閾値」でスクロールをドラッグ＆ドロップ、或いは数字を調整して、シャープ化の程度を調整します。

メモ
◎　程度：シャープをかける各ピクセルの強度を決定する。
◎　範囲：画像内の単一ピクセルのサンプリング範囲を決定する。
◎　閾値：どの輝度範囲でピクセルをシャープにするかを決定する。

下図は色調補正とカラーグレーディングを設定した動画の前後比較です。

注意
シャープ機能の数字はビューアで効果を見ながら調整してください。数字を強くしすぎると、画質が逆に悪くなることがあるので、ご注意ください。

動画の画質を上げる方法Ⅲ.～インターレース解除

インターレース方式（飛び越し走査方式）の映像なら、インターレース解除できないメディアプレイヤーで再生する場合、横方向にブレが起こったり、縞々になります。VideoProc Vloggerを使って、インターレースを解除したら、走査方式がプログレッシブ方式に変換し、動画のシマ模様のようなノイズを消します。動画の動きを滑らかになって、動画がきれいになります。

動画のインターレースを解除する方法↓↓↓