【分かりやすい】AviUtlで複数の動画を一つに結合・合成する方法
結合、カット、トリミング、圧縮、エフェクト、字幕など簡単な編集だけを行いたいなら、有料なソフトに手を出さないでしょう。
そのとき、無料で動画を編集するための定番中の定番ソフト「AviUtl」はかなり使い物になれます。
今回の記事では、AviUtlを使って複数の動画ファイルを一つに結合する方法を紹介しましょう。
目次
(1)PS4で撮った動画をPCで編集するには基本的流れ
PS4で撮った動画をPCで編集できるように、事前に用意しなければならないものがあります。
- @.入力プラグイン:「L-SMASH Works」
- A.出力プラグイン:「x264guiEx」
- B.タイムライン編集機能のプラグイン
ところが、それらのプラグインは簡単にダウンロードすることができません。特に、「L-SMASH Works」のダウンロードは難しいです。
以前に使えるダウンロードページ(RePOPn(http://pop.4-bit.jp/))などは、次々と閉鎖されてアクセス不可な状態になっています。しょうがない海外のサイトを利用する方もいるようです。
もっと読む:L-SMASH Worksダウンロードできないときの対処方法>>
(2)AviUtlで動画を結合する方法
「AviUtl本体」と「拡張編集プラグイン」のダウンロードとインストールは完了すれば、本番に動画結合の作業を行いましょう。
AviUtlで動画を結合するには基本的な流れ
- @.[ファイル] →[開く] →一つ目の動画を開く。
- A.[ファイル]→[追加読み込み]→二つ目の動画を選択する。
- B.上記Aの操作を繰り返して、相次いで後の動画を追加する。
- C.結合後の動画を保存する。
<方法1>
- @. [設定] → [拡張編集の設定]をタップしてタイムラインを表示させる。
- A.一つ目の動画をタイムラインのレイヤー1にドラッグ&ドロップする。
- B.二つ目の動画を次の空きレイヤーにドラッグ&ドロップする。
- C.もっと多くの動画を結合したいなら上記Bの操作を繰り返する。
- D.動画を出力して保存します。
<方法2>
ご注意:
-
以上どっちの方法でもおすすめの動画保存方法は:「ファイル」→「プラグイン出力」で「拡張 x264出力(GUI) Ex」を選択するのです。拡張編集AVI/BMP出力(RGBA)、.exo形式に比べて、x264で保存する動画はほとんどのデバイスや、再生機器、プレーヤーで利用することができるので便利です。
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方法2で動画を結合するとき、2 つ目の動画は開始1つ目(左)の動画の終了点に設定するため、2 つ目の動画を1つ目の動画の後ろにドラッグします。そうしないと、つなぎ目の箇所では真っ黒の画面が生じます。
-
もっと本格的でハイクオリティな動画を作成するため、以上の結合作業以外、AviUtlを利用して、結合後の動画も、結合する前の動画もにおいてフィルターエフェクト、字幕を追加したり、好きな音楽をBGMとして付けたりして様々な編集を行ってもいいです。
もっと読む:【解決済み】Aviutlの「拡張編集の設定」が消えたり拡張プラグインが使えなかったり時の対処法>>
(3)AviUtlよりもっと簡単に動画を結合す方法
実に、数本の動画を繋げるだけのような単純な編集なら、AviUtlの代わりに、有料も無料も問わずに色な動画編集ソフトが利用できます。個人的に言えば、「VideoProc Converter」とWindows10に標準搭載した「フォト」アプリをおすすめします。
VideoProcとは、初心者でも使いやすい動画編集ソフトで、低スペックのパソコンでもサクサク動作できます。動画の編集や書き出し(エンコード)についての処理速度はなかり速いです。
Windows10「フォト」アプリとは、Windows10に初めから入っている写真、及び動画の整理や編集・作成に特化したアプリです。Windowsムービーメーカーの簡易版ともされます。
「VideoProc」と「フォト」どっちもそれならではの使い勝手の良さと魅力があります。以下の内容では、AviUtlの代わりに動画を結合する方法を別々に紹介します。
VideoProcで動画を結合する方法
STEP1:VideoProcを起動後、ホーム画面で「ビデオ」アイコンをタップします。
STEP2:結合したい動画ファイルをソフトに読み込ませるため、画面上部から「ビデオ」や「動画フォルダ」を選択するか、尚、ソフトにドラッグ&ドロップします。
STEP3:動画の順番を変更したり、編集を行ってから結合することもできます。
STEP4:下部の出力形式を選択してしまえば、右側の「結合」をチェックします。
STEP5:右下の「RUN」をタップします。結合後の動画の書き出しがこの「RUN」ボタンから始まります。後は待つだけです。
以上書いた通り、VideoProcだったら動画をつなぐという行為は非常に簡単に出来るようになります。
ところで、Windows10「フォト」で動画を結合する方法は、やや難しいなので、具体的なやり方は以下のページに参照して下さい。
もっと読む:【動画結合】Windows10「フォト」で動画を結合する方法について解説>>
(4)AviUtlで動画を結合するとき発生した不具合やエラーの対策
AviUtlは結構古くて、安定性や操作性については大きな改善の余地があります。それにより、AviUtlを利用して動画を合成する際に、不具合や故障が非常に起こりやすいです。
以下の内容は、よく発生した不具合への対策を分かりやすく紹介しましょう。
- @.動画素材の読み込みができない
- A.動画の再生速度がおかしい
- B.画面が真っ黒、音ズレが発生した
- C.音声が途切れていた
- D.画質が酷く荒れてしまった
- E.一部の映像が乱れてしまった
- F.結合部分に変な音が入った
- G.動画の一部が消えた
- H.結合した動画の保存が失敗
<不具合一覧>
<対策一覧>
(1)読み込み・出力・一般的な問題
- @.AviUtlの使い方や、動画結合の操作手順を間違えるかと確認します。
- A.なるべくAviUtlの本体と同じところ、及び安全性の高いサイトから拡張編集プラグインを導入します。
- B.入力にも出力にも必要な拡張編集プラグインがAviUtlにちゃんとインストールするかと確認します。
- C.AviUtl、またはパソコンを終了して再起動します。
- D.AviUtlとプラグインをアンインストールしてから再インストールします。
もっと読む:【Aviutl】「ファイルの出力に失敗しました」とエラーの対策9個!解決済み>>
(2)再生速度
- 動画ファイルのfpsは同一ではない場合、再生速度が変わってしまいます。そのため、結合したい動画のfpsを同一に設定します。
(3)出力画質
- @.エンコ回数を重ねるほど画質は劣化するので、極力エンコード回数を減らすのが劣化回避の大前提です。
- A.AVI(無圧縮か非可逆圧縮)でパーツを作って、最終的にMP4に出力するのが画質面でも効率面でもベターな方法でしょう。
- 💬 AviUtlでMP4ファイルの出力に失敗、MP4を出力できない場合の原因と対処法5つ >>
(4)変な音が入った
- @.動画の間で音量差が著しくなると、つなぎ目にノイズが生じやすいです。段差をつけないように各自のそれぞれの動画の音量を調整します。
- A.無音でつなぐか、拍手や物音や段差が目立たないつなぎを工夫しましょう。
- B.つなぎ目にごく短いフェードアウト・インを付けてもよいでしょう。
(5)映像が乱れてる
- 動画編集はそれなりに重いものです。パソコンのスペックが足りないと有り得ます。できるだけ、ハイスペックのパソコンを利用するか、AviUtlの代わりに、VideoProcのような軽量型な動画編集ソフトを利用してください。
もっと読む:AviUtlの代わりになるソフト6選!それぞれの特徴とAviUtlとの比較を解説>>
(5)まとめ
AviUtlを使って複数の動画をまとめて結合する方法、及びうまくいかないときの対策まで簡単に説明します。
AviUtlの愛用者なら、AviUtlのデメリットを納得して利用し続けるのも問題ないです。
一方、AviUtlの使いにくさに我慢できない方なら、VideoProcや、Windows10の「フォト」アプリを利用するのを推薦します。