動画ファイルの容量が大きすぎると、保存にも再生にもやや不便です。例えば、小さなストレージ（スマホ内臓メモリ、SDカード、DVD-R等）でも多くのファイルを入れるようにするために、動画や音楽ファイルを圧縮することが必要かもしれません。

今回の記事では、使い勝手の良い無料な動画圧縮アプリまとめて推薦したいです。Windows10やMac、またはiPhoneとAndroidユーザーも楽しめます。

（1）動画圧縮について知るべきポイント

1.「動画圧縮」と「動画容量を減らす」の区別

「動画圧縮」＝「動画容量を減らす」＝「動画容量を小さくする」、基本的に違いはないです。つまり、言い方が違うだけで意味はほぼ同じです。強いて言うなら「圧縮」は丁寧な感じです。

2.基本的な動画圧縮方式

• �@.再エンコード（動画形式とコーデックの変換）
• �A.動画の画質に関わるパラメーターを調整
• �B.動画から要らない部分をカット（動画の再生時間を短縮）

3.「動画圧縮」は「画質」にかなりの影響が出る？

一般的に言えば、動画を圧縮したければ、画質に関わる画素数・発色数・フレーム数等を犠牲にする必要があります。圧縮率によって、画質の劣化程度は違います。

だが、圧縮すると画質が多少に落ちるのが嫌なのでしたくない人も結構いるようです。

一回画質を落としたら戻すのは基本的に無理です。画質を考えて、ストレージ容量に余裕があれば、圧縮作業を避けたほうがいいです。

（二）Windows10で使える無料動画圧縮アプリ3選

NO.1「VideoProc」

【開発元】：Digiarty
【対応OS】: Windows Vista以降（32bit / 64bit）
【使いやすさ】：★★★★★

VideoProcとは、軽くてサクサク動く、Windows/Mac両方対応の高性能動画編集・動画処理フリーアプリです。高度な編集機能だけではなく、動画の圧縮変換の補助用としてVideoProcもよく働きます。

特に、ドローン空撮、GoPro、ビデオカメラ、スマホなどで撮った高画質・大容量映像の変換・圧縮・リサイズに得意です。

＜動画圧縮にはVideoProcでできること＞

• �@.圧縮率の一番高いコーデック「H.265(HEVC)」、「H.264」、「VP9」等で動画を再エンコードすることで動画サイズを圧縮できます。
• �A.ビデオビットレート、解像度、フレームレート、アスペクト比及びオーディオビットレート、サンプルレート、チャンネルなど色々なパラメーターを調整することで、動画をリサイズできます。
• �B.カット・トリミングといった編集機能を活用して、動画の不要な部分を削除して、容量圧縮が行えます。
• �C.高品質エンジンを搭載するため、画質・音質の劣化が殆ど感じられない動画圧縮ができます。
• �D.ハードウェア・アクセラレーション技術をサポートするため、従来のツールより、圧縮処理の速度は3〜5倍向上します。

NO.2「AviUtl」

【開発元】：KENくん
【対応OS】: Windows 95以降
【使いやすさ】：★★★

AviUtlとは、KENくんによって開発されている無料な動画編集ソフトウェアです。 AviUtlで出来た動画を圧縮して保存するのが珍しくないです。

基本的に、 AviUtlに拡張プラグインを導入することで、動画を高画質・低容量でエンコードすることができます。

＜動画圧縮にはAviUtlでできること＞

• �@. AVIファイルを編集したり、各種コーデックで圧縮することができます。
• �A.外部のエンコーダー（パソコンにインストールされていない）を使用して、高圧縮・高画質で動画をエンコードします。
• �B.同じサイト内で公開されている拡張編集プラグインを利用すれば高度な編集が行えます。
• �C. AviUtl単体で不要なシーンのカット・結合したり、動画自体のリサイズをしたりすることができます。

もっと読む：【Aviutl】「ファイルの出力に失敗しました」とエラーの対策9個！解決済み＞＞

NO.3「Freemake Video Converter」

【開発元】：Freemake.com
【対応OS】: Windows Vista以降（32bit / 64bit）
【使いやすさ】：★★★★

Freemake Video Converterは 手軽で多機能な動画変換ソフトとしてよく使われていますが、動画をファイルサイズを小さくするときにも便利なものです。

公式サイトではFreemake Video Converterは、動画ファイルを指定されたサイズに圧縮できる唯一のソフトウェアと主張しています。

＜動画圧縮にはFreemake Video Converterでできること＞

• �@.動画をAVCHDやMP4など、全20種類の形式に変換できます。
• �A.動画を圧縮するために、動画を結合とトリミングするなど簡単な編集が行えます。
• �B.ソース動画の解像度、ビットレート、アスペクト比を調整することができます。
• �C.圧縮した動画をYoutubeに直接アップロードすることができます。

（3）Macで使える無料動画圧縮アプリ3選

NO.1「macXvideo」

【開発元】：MacxDVD
【対応OS】: Mac OS X v10.6以降
【使いやすさ】：★★★★★

macXvideoとは、ハードウェアアクセラレーション技術をサポートする数少ないMac用無料動画変換＆編集アプリです。iPhoneとGoProの標準圧縮コーデックである HEVC（H.265）の双方向変換にも対応します。

動画ファイルは長時間のビデオを小さく圧縮できたり、ビデオ・オーディオの品質を保てたりすることができるので好物です。

＜動画圧縮にはmacXvideoでできること＞

• �@.8K、5K、4K、UHD、MKV、MP4、MOV、MP3、M4A、WMA、AACを含め、500+種類以上形式の間で動画変換できます。
• �A.カットと圧縮以外、フィルタ・エフェクト、色相・彩度・明度・ガンマ・色調補正を含め、豊富な編集機能を搭載しています。
• �B.素晴らしい圧縮エンジンを内蔵し、圧縮率が最大90％に達し、劣化なしで動画データの圧縮作業を実行できます。

NO.2「HandBrake」

【開発元】：HandBrake Community
【対応OS】: Mac OS X 10.7以降（64ビット）
【使いやすさ】：★★★★

HandBrake（ハンドブレーキ）とは、DVD / Blu-ray を含む各種動画ファイルを様々な動画形式に変換できる無料のプログラムです。

ところで、HandBrakeで動画を変換する時、リサイズ / クロッピング を行ったり、細かい圧縮設定を行ったりすることもできます。

＜動画圧縮にはHandBrakeでできること＞

• �@.各種動画ファイル（ libavcodec依存）をH.264、H.265、VP8、VP9圧縮のMP4、M4V、MKVに変換して出力することができます。
• �A.動画においてリサイズ、クロッピングを行ったり、細かい圧縮設定を行ったりすることができます。
• �B.プリセットを使った一発設定機能も付いているので、変換を手っ取り早く行うこともできたりします。

もっと読む：Handbrakeで動画をH.265で圧縮してエンコードするための設定とやり方を解説＞＞

NO.3「VLCメディアプレーヤー」

【開発元】：VideoLAN project
【対応OS】: macOS　
【使いやすさ】：★★★

VLCメディアプレーヤーとは、クロスプラットフォームで動作するメディアプレーヤーです。

ところで、VLC Media Playerには便利な動画変換機能も搭載されています。久々に検証してみたら、想像以上に使えるレベルになっているのです。それにより、変換作業で動画を圧縮することもできます。

＜動画圧縮にはVLCメディアプレーヤーでできること＞

• �@.ネットで拾ったFLV・WMV・AVIなどの動画をMP4（H264）に変換することができます。
• �A.専用動画「プレーヤーとして、リサイズ、圧縮、アスペクト比の変更を含め、かなり柔軟な変換設定が可能です。

（4）Android＆iPhone用無料動画圧縮アプリ3選

NO.1「iOSためのiMovie」

【開発元】：アップル
【対応OS】: iOS8以降
【使いやすさ】：★★★★

iOSのためのiMovieは、macOSのためのiMovieとお互いに連係するように設計されている無料な動画編集アプリです。編集機能はmacOS版ほど多いものではないが、圧縮、トリミングなどような基本的な機能ももれずに搭載されています。

＜動画圧縮にはiMovieでできること＞

• �@.動画圧縮するためのカット編集をはじめ、BGMの入れ方、テーマ、タイトルの挿入などと様々な編集機能が利用できます。
• �A. iMovie単体で編集された動画を直接にYouTube、FaceBook、Vimeoなどへアップロードすることができます。

NO.2「動画変換 - 動画やビデオをMP4に変換して保存できる」

【開発元】：chen wang
【対応OS】: iOS 8.0以降
【使いやすさ】：★★★★

＜動画圧縮にはこのアプリでできること＞

• �@.複数の動画や音声ファイルを一括で容量が小さい形式へ変換することができます。
• �A. 各種の動画や音楽ファイルを気軽にカットやトリミングすることができます。
• �B.動画再生プレーヤーとしても機能し、様々な動画形式と互換性があるので、自在に再生可能。
　

NO.3「動画変換 と 動画圧縮, MP3 Converter」

【開発元】：VideoShow
【対応OS】: Android4.0.3
【使いやすさ】：★★★★

＜動画圧縮にはこのアプリでできること＞

• �@.AVI、MKV、FLV、RMVB、3GP、MPEG、WMV、MOV等様々なファイルを読み込み、サイズが小さい形式へ変換可能。
• �A.画質が劣化せずに、動画トリミング、動画切り取り、動画圧縮など複数の機能を搭載しています。
• �B.アプリから動画を圧縮して直接にInstagram、Facebook、Twitter、Youtubeなどで友達に動画をシェアすることができます。

（5）Windows 10で動画圧縮には簡単な操作方法を解説

以上は各プラットフォーム向けフリーな動画編集アプリを紹介したが、次は「VideoProc」を利用してWindows 10で動画圧縮に簡単な操作方法を説明しましょう。

• �@.再エンコード（動画形式とコーデックの変換）
• �A.動画の画質に関わるパラメーターを調整
• �B.動画から要らない部分をカット（動画の再生時間を短縮）

（1）再エンコードで動画を圧縮する方法

step1：ホームページの「ビデオ」ボタンをクリックしてから、圧縮したい動画をソフトの指定領域へドラッグ＆ドロップして読み込ませます。

step2： ソフトの下側に色んな出力プロファイルがあるが、圧縮率の高い「HEVC」や「H264」を選択したほうがおすすめします。

step3：「RUN」ボタンをクリックして、動画再エンコードが始まります。後は待つだけです。

（2）動画の画質に関わるパラメーターを調整することで動画を圧縮する方法

step1：メイン画面で「ビデオ」をタップしてから、画面上部に表示されたメニューバーにある「ビデオ」をクリックして、対象の動画ファイルをソフトに追加します。

step2：「Codec」歯車アイコンをクリックすると、動画のパラメータを調整する画面が出てきます。

step3：「画質/速度」、「ビットレート」等の数値をやや小さく調整します。

step4：以上の設定が終わると、「すべてに適用」ボタンをクリックすると、これまでの設定が保存されます。

step5：「RUN」ボタンを押して、動画圧縮のプロセスが開始します。進捗状況は画面の中央に現れるプログレスバーで表示されるので確認できます。　

ご注意：「動画形式」「解像度」「フレームレート」「ビットレート」を変更したら、「オプション」では圧縮した動画のサイズについてプレビュー（予想ファイルサイズ）表示されます。自分のニーズ(画質・用途など)に応じて、圧縮設定を調整してください。

（3）動画から要らない部分をカットすることで動画を圧縮する方法

step1：インターフェースで表示された「ビデオ」から新画面で「ビデオ」を押して、圧縮したい動画をソフトに取り込ませます。

step2：動画の下側にある「トリミング」アイコンをタップする。そうすると、動画をカット・トリミング専用画面になります。

step3：動画のトリミング範囲を選択します。スライドバー上に、緑の四角形が２か所と、白い矢印の再生インジケーターがあります。この緑の四角形で挟まれた範囲が「残す場所」、その外側が「削除する場所」になります。

step4：選択しおえたら、「完了」をクリックします。

step5：「RUN」ボタンを押して、動画をトリミングして出力する作業がスタート。

これで、Windows 10で簡単に動画を圧縮する方法の紹介が終わります。

最強な動画圧縮ソフトオススメ：VideoProc

「VideoProc」は形式変換やカット編集、解像度とビットレート・フレームレートの調整で動画を簡単にリサイズできます。

画質・音質の劣化なしに動画サイズを高圧縮できるだけではなく、速度・安定性、操作性、機能性のいずれも優れています。Windows10で動画圧縮を行い人なら、ぜひ試してください。

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この記事を書いた人：小林ほたる

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