【Aviutl Mac版】動画編集ソフト「Aviutl」をMacで使えるようにする解決策を分かりやすく解説!
Windows PCで使える動画編集フリーソフトといえば、Aviutlは定番中の定番です。
完全無料でありながら、プラグインを導入するだけでプロレベルの高度な編集ができるので大人気です。
そのため、WindowsからMacへ機種変更してMacでAviutlを利用し続けたい方はいるようです。
ところで、AviutlはMacで使えますか?どうやってAviutlをMacに入れるのでしょうか。
さて、今回の記事では、AviutlをMacで使う方法を詳しく紹介しましょう。
目次
1. AviutlをMacで使えるようにするための解決策
そもそもAviUtlはWindows用のソフトで、Mac版が用意されません。
もちろん、このWindows版はmacOSと互換性がないので、直接にMacで利用できません。
だが、無理やりMacでAviUtlを動かすことが面倒くさいけどできます。
簡単に言えば、MacでAviUtlを使うために、対策方法はただ1つです。
すなわち、MacでWindows用アプリを実行できる仮想環境を構築します。
仮想環境とは、Macに備わっている性能の一部をWindowsを使うために分離させた部分のことです。
もっと読む:【対処法】AviUtlで動画や音声のエンコードに失敗した問題を簡単に解決しましょう>>
基本的には、いま現在「Boot Camp」もしくは「Wine」を利用して仮想環境を構築することが多いです。
「Boot Camp」とは、Intel CPUを搭載したMacにWindowsをインストールすることができる便利なApple純正のアプリ機能です。
「Wine」は、単なるエミュレーターではなく、DLLなどに代替品を提供する互換レイヤーです。WindowsXPのWin98互換モードやWindows 64bit版のWOW64などと同じような方法で Windows アプリケーションを動かす事ができます。
はっきり言って、「Boot Camp」に比べて、「Wine」のほうが、環境を構築するのが面倒です。手間を省けるために、以下の内容は「Boot Camp」を使って具体的な操作方法を説明します。
- * Boot CampはMacの標準搭載機能で無料で使えるが、Windows OSを購入しないといけません。
- * パッケージ版のWindows 10 Homeは大体1万8千円くらいです。
- * それはBoot CampにはWindowsを動かす機能があってもWindows自体が入っているわけではないからです。
ご注意:
もっと読む:AviUtlで動画が読み込めない!原因究明及び対策について。一発解決できるか>>
Boot Camp経由でMacでAviUtlを使える仮想環境を構築する方法
STEP1:Amazonか楽天市場からMicrosoft 製Windows OSを購入します。任意のバージョンもいいけど、Windows 10 (DSP版)が広く使われているのでおすすめします。
STEP2:Windows OSの ISOイメージファイルをUSBメモリにダウンロードしておきます。
STEP3:USBメモリを対象のMacに接続してから、Mac 側で「Finder」→「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Boot Campアシスタント」をタップします。
STEP4:ここから先は画面の指示どおりに操作します。基本的には「はじめに」→「作業を選択」→「Windowsインストール用の起動可能なUSBドライブを作成」という流れで、画面の内容を確認したあと「続ける」を押せば普通は問題ないです。
STEP5:選択したUSBドライブのフォーマットが自動的にはじまります。完了すると、ISOイメージファイルからWindowsファイルのコピーが自動的に行われます。これが1時間くらいかかります。
STEP6:以上のタスクが終わると、「Boot Camp アシスタントが新しいヘルパーツールを追加しようとしています。」というポップアップが表示されるので、「パスワード」を入力し「ヘルパーを追加」をタップします。
STEP7:Windows OSとmacOS用のパーティションのサイズを決めて「インストール」をタップします。そして、パーティションのインストールが開始。
STEP8:パーティションのインストールが終わるとPCが再起動し、Windowsのインストールがはじまります。
STEP9:Windowsのインストールを続行します。Windowsのインストールが完了すると、AviUtlをこのMacパソコンで使えるようになります。
- ヒント:Windowsをインストール中で、「ライセンス登録」の画面が出てくるはずです。ライセンス認証しないで使い続けることもできます。
もっと読む:Windows 10でAviUtlをダウンロードする方法:AviUtl本体ダウンロードから入力/出力プラグインまで>>
2. MacでAviutlを利用するメリットとデメリット
メリット:
@.Aviutlの使い勝手の良さと高度な編集機能を無料で利用し続けられます。
A.Aviutlをすでに使い慣れる方にとって、他社のソフトへ乗り換えする手間が省けて便利です。
デメリット:
@.AviutlをMacで使えるように仮想環境を構築しなければならないので相当的に時間と手間が必須なります。
A. Mac環境でAviutlを使う時、不具合やドライブがとても発生しやすいです。
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例えば、「出力ファイルが保存できない」、「×264出力プラグインの導入がとても難しい」、「Aviutlが起動しない」、「ファイルが応答しない」、「新規プロジェクトを1920×1080に設定できない」、「プラグインが反映されない」などです。
B.Windows OSを購入するには1万8千円出すなら、有料の動画編集ソフトを購入したほうがいいではないでしょか。
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▼ 有料の動画編集ソフトは、なんと言っても価格に見合ったさまざまな高機能が搭載されていることが大きな魅力。 例えば、AppleのFinal Cut Pro Xか、AdobeのPremiereProがいいと思います。 Final Cut Pro Xは税込34,800です。PremiereProは、2180円/月(+税)です。
▼ もちろん、そんな高価なものが納得できない場合、すこし安価で使いやすいものを考えてもいいです。 さらに、Macで使えるAviutlみたいに色んなことができるフリーの編集ソフトを利用してもOKです。
もっと読む:【Aviutl】「ファイルの出力に失敗しました」とエラーの対策9個!解決済み!>>
3. Macで使えるAviutlみたいな無料動画編集ソフトをおすすめ
大変苦労してAviutlをMacに入れることより、Aviutlと大体同様な働きをするMac用動画編集フリーソフトを利用するのが一番手っ取り早いです。
次は、Macで使えるAviutlみたいな無料動画編集ソフト3選をピックアップして紹介しましょう。
Macで使えるAviutlみたいなソフト:VideoProc
VideoProc Converterとは、超初心者でも操作しやすい動画編集ソフトウェアです。手持ちのスマートフォンから、一眼レフ、ミラーレス、コンデジ、アクションカム、ビデオカメラ、ドローンまで様々な端末で撮影した映像を簡単に読み込んで、YouTubeやTwitterといったSNSサイトへ投稿できるレベルに仕上げられます。
- @.ビデオ編集が初めてというビギナー向けの動画編集ソフトで、使いやすさは編集画面を見れば一目瞭然。
- A.8K/4K動画、ドローンの空撮映像、iPhoneやGoProで撮影した大容量ファイルもらくらく編集・圧縮可能。
- B.最新ハードウェアアクセラレーション技術を支援するため、従来のツールより超爆速な編集処理を実現。
- C.オリジナル動画を高画質で残せることと、多少編集してもほとんど画質が落ちないので便利です。
- D.無料版では、出力動画の長さは5分間のみという制限があるけど嫌なロゴが出てきません。有料版は3680円で入手可能。
VideoProcの特徴
Macで使えるAviutlみたいなソフト:iMovie
アップル自社製の動画編集ソフトは、「iMovie」と「Final Cut Pro」シリーズがあります。
中上級者向けの「Final Cut Pro」はビデオ編集の初心者にはちょっと敷居が高いです。初心者〜中級者なら、「iMovie」一択です。
iMovieは不正に入手した動画ファイルを前提としたアレコレの機能はありません。
自分が撮影した自分に権利のある映像をブラッシュアップするためのソフトです。
2005年に登場して以来もう14年経って、最初は有料な編集ソフトとして提供されていたが、現在は完全無料なものへ変身しました。
- @.Apple純正の動画編集アプリで、Macに標準搭載されて誰でも無料に使い放題です。
- A.初心者〜中級者向け、使い方は簡単で、基本的な編集機能が一通り搭載。
- B.ちょっとした操作で地味な素材からプロ級の立派な動画を作られます。
- C.編集後の動画に嫌なロゴが出ません。
- D.本格な動画を作成するには機能が少し物足りない。
iMovieの特徴
Macを買えばiMovieが無料で購入できます。AviUtlよりはるかにきめ細かい高画質の編集が可能です。Macで複数の動画を切り貼りしたり、テロップやBGMを挿入したり、結婚式の余興ムービー的ビデオを簡単に作れるぐらいのビデオ編集なら、iMovieは十分だと思います。
4.まとめ
要するに、どうしても本格なAviUtlソフトをMacにインストールして使いたいならば、あまりにも苦労してMacでWindowsアプリが実行できる仮想環境を構築するしかないです。
また、AviUtlに拘りなく、他のほぼ同じ機能と性能を持つ動画編集ソフトもいいと思う方には、「VideoProc」と「iMovie」をおすすめします。
さらに言えば、操作の簡単さを求める超初心者の方にとって、「VideoProc」はベストな選択肢だと言えます。
一方、Mac純正なアプリが一番と思うの方にとって、「iMovie」を見逃さないでください。