【AviUtl】トランジション(シーンチェンジ)を使用する方法・注意点等!
場面と場面を切り替えるトランジション効果を追加することで、動画をかっこよくに作れます。
完全無料な動画編集ソフト「AviUtl」では場面切替用のトランジション効果が様々用意されています。
今回は、AviUtlで使えるトランジションの種類やAviUtlでトランジションを使用する方法、よく使われるトランジション効果、注意点等を詳しく紹介していきます。AviUtlでトランジションを挿入したいですが、やり方がよく分からない人はぜひ本文を参考にしてください。
目次
(1)AviUtlのトランジション機能
(2)AviUtlのトランジション種類
(3)AviUtlでトランジションを使用する方法
(4)AviUtlでよく使われるトランジション効果
(5)AviUtlでトランジションを使用する注意点
(6)まとめ:AviUtlでトランジションを使用しよう
(1)AviUtlのトランジション機能
動画編集の際に、クリップとクリップを繋ぐ時の切り替え効果を挿入するのは「トランジション」という機能と呼ばれています。
トランジションを合成することで、クリップ間の繋ぎ目をより自然に見せることができます。
- AviUtlではクリップとクリップ間にランジション効果を追加する機能も搭載されています。でも、「ランジション」ではなく、「シーンチェンジ」と表示されています。
(2)AviUtlのトランジション種類
AviUtlのトランジション種類は非常に多いです。初期設定だけで32種類のトランジション効果が用意されています。
また、トランジション効果として使えるPNG素材やスクリプトを導入することで、トランジション効果の種類を増やすことも可能です。やり方は以下のようです。
【AviUtlでトランジションの種類を追加する方法@〜PNG素材の導入】
step1 AviUtl用のPNG素材が配布されているサイトからトランジション効果としてのPNG素材をパソコンにダウンロードします。
- ※ 例えば、MORGUE(http://nega.client.jp/)
step2 パソコンにある「AviUtl」というフォルダに「transition」というフォルダを新作します。
step3 トランジション素材として使用するPNG素材を「transition」フォルダに入れます。
【AviUtlでトランジションの種類を追加する方法A〜スクリプトの導入】
step1 ステップ1、以下のサイトから欲しいスクリプトをダウンロードします。
- ※ https://purinka.work/download/hksy.html
- ※ http://niconicotetu.web.fc2.com/download_page.html
- ※ http://niconicotetu.web.fc2.com/download_page.htm
- 他にもAviUtl用のシーンチェンジのスクリプトが配布されているので、必要に応じて検索をしてみてください
step2 ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
step3 パソコン内の「AviUtl」フォルダを選び、「script」フォルダを開きます。
step4 先ほど解凍してできたファルダを「script」へ移動します。すると、スクリプトの導入が完了します。
(3)AviUtlでトランジションを使用する方法
ここから、AviUtlでトランジションを使用する方法について詳しく説明していきます。
step1 前提として、「AviUtlのお部屋」からAviUtl本体と拡張編集プラグインをダウンロードとインストールします。
step2 AviUtlの拡張編集プラグインでトランジション効果をかけたい動画素材を読み込みます。
step3 動画オブジェクトより下位のレイヤー上で右クリックし、「フィルタオブジェクトの追加」→「シーンチェンジ」を選択します。
step4 「シーンチェンジ」の設定ダイアログが表示されるので、「クロスフェード」をクリックし、使用したいトランジション効果を選択します。
- ※「反転」をチェックに入れる場合、かけたトランジションの演出の動きが逆になります。
- ※ 初期設定では、「クロスフェード」になっています。それをクリックしたら、使用可能なトランジション効果がすべて表示されます(予め導入するPNG素材やスクリプトも含む)。動画オブジェクトにかけたいトランジション効果を自由に変えます。
step5 拡張編集プラグイン画面を戻って、オブジェクトを左右にドラッグすることで「シーンチェンジ」のタイミングと位置を調整し、必要に応じて長さを変えます。
step6 「ファイル」→「出力プラグイン」→「拡張 x264 出力(GUI) Ex」と進み、ファイル名を入力し、「保存」を押します。すると、トランジションを追加した動画が保存されます。
(4)AviUtlでよく使われるトランジション効果
上述のとおり、AviUtlを使用して、トランジション効果の挿入はとても簡単にできます。しかし、素材に合わないトランジションを応用したら、動画がダサくなって、効果的な演出効果が得られないかもしれません。
かっこいいトランジション効果を使用しようとしがちですが、動画制作を始めたばかりの人なら最初に一般的なトランジションを応用したほうがよいです。
では、使いやすいトランジション効果はなんですか?
場面によりますが、次はAviUtlで一般的に良く使われるトランジション効果をいくつピックアップします。
- ✔ クロスフェード
- 透明度を利用してクリップ間でゆったりと切り替わる効果(最もよく利用される)
- ✔ フェードアウトイン
- 場面転換前のオブジェクトがフェードアウトしていき、場面転換後のオブジェクトがフェードインしてくる効果
- ✔ ワイプ(円・四角・時計・横・縦)
- 拭き取られるように場面と場面を切り替わるる効果
- ✔ 押し出し(横・縦)
- 場面転換前のオブジェクトが横(縦)に押し出され、場面転換後のオブジェクトが登場する効果
- ✔ 回転(横・縦・縮小・キューブ)
- 場面転換前のオブジェクトは「Y軸」「X軸」「立方体の1つの面」を中心に回転し、場面転換後のオブジェクトが登場する効果
(5)AviUtlでトランジションを使用する注意点
高機能な動画編集ソフト「AviUtl」の初期設定では、あらかじめ何種類かのトランジション効果が搭載されています。動画制作時にトランジショを簡単に合成することができます。
でも、AviUtlでトランジションを使用する場合、いくつか注意点したいことがあります。
- 1トランジション効果の適用箇所を考慮する
トランジション効果はどこでも使っていいものではありません。一般の場合、トランジション効果は以下の2つの場所に設置されています。
- ◎ トランジション効果を場面転換後のオブジェクトの冒頭に置く
- ◎ トランジション効果を2つのオブジェクトの中央に置く
- 2トランジション効果の長さが重要
AviUtlで設置したトランジションの長さは短い場合、場面転換が一瞬で完成させます。突然ですから、何か起こっているのかわかりません。
AviUtlで設置したトランジションの長さは長すぎると、本編のシーンが表示される時間が短くなっています。
どちらも演出効果はよく得られないから、AviUtlでトランジション効果を設定する時、長さを考慮する必要があります。
- 3トランジション効果は多用しすぎない
トランジション効果は多用しすぎると、画面がカクカクし、PCの動作が重くなる場合があります。最後のエンコードも時間がかかります。
だから、トランジション効果は多用しすぎないように注意してください。
(6)まとめ:AviUtlでトランジションを使用しよう
以上はAviUtlのトランジション種類や使用方法、注意等を詳しく紹介しました。
動画編集時、AviUtlの「シーンチェンジ」を利用して、様々な場面転換のトランジション効果を加えることができます。それに、AviUtlのトランジションは全て無料で使えます。
早速AviUtlではシーンチェンジという機能を用いて場面転換のトランジション効果を使用してみましょう。