録音に雑音が入る?録音した音声からノイズを除去する方法を解説!
ボイスレコーダー、Audacity、OBS、ZOOMなど録音や録画ができるフリーソフトを使って、PCの音または外付けマイクの音を収録する時にノイズ(雑音)が入れて聞き取り難いことがあります。
せっかく収録した音声データに「サーっ」「ブーン」「ジー」というノイズが入ってしまうと正直困りますよね。
本記事ではPCで録音した音声からノイズを除去する方法について解説します。「画面録画・録音の時にノイズ(雑音)が入ってしまう!」とお悩みの方はこの記事を参考に、録音の雑音を消してみましょう。
1.録音した音声にノイズが入る時の対策は?
録音した音声にノイズや雑音が入っている場合は、お使いの録音ソフトやPC、マイクなど様々な原因が考えられます。
ノイズ源を究明して直せば、綺麗な音で録音できるようになります。これが画面録画・録音の時にノイズが入ってしまった時の一般的な対策です。ただ、ちょっと面倒に加えて、録音中のノイズをどうしても低減できないケースもあります。
その代わりに、録音後の音声ファイルから雑音を消すのは意外と簡単です。例えば、
- 🌸 カット編集によって、録音した音声データからホワイトノイズなどを消すことができます。
- 🌸 イコライザーを調整することで音声内の色んなノイズを低減できます。
- 🌸 「ノイズ除去」機能を含むツールを使用して、PCで収録した音声や映像内のノイズを簡単に消して、クリアに聞こえます。
上記の通り、録音後の音声ファイルから雑音を消す方法は、基本的に「カット編集」や「イコライザー調整」「ノイズ除去」といった3つの方法があります。
さらに簡単に言えば、オーディオの「カット」や「イコライザー調整」「ノイズ除去」といった機能を搭載するツールさえあれば、簡単に録音した音声ファイルからノイズを除去することができます。
2.録音した音声からノイズを除去する時に使うツール
現在、録音後の音声ファイルからノイズや雑音を直接に消すことが出来るツールが色々登場しました。今回は「VideoProc Vlogger」という無料で使える雑音消すソフトを紹介したいと思います。
雑音・ノイズ除去フリーソフト〜「VideoProc Vlogger」
【料金】 |
無料 |
【動作環境】 |
Windows/Mac |
【日本語】 |
対応 |
【公式サイト】 |
VideoProc VloggerはDigiarty社から開発された軽くて使いやすい動画編集フリーソフトであり、トリミング、結合、クロップ、再生速度変更、回転/反転、テキスト追加、BGM挿入、クロマキー、カラー補正、レンズ補正、トランジション・エフェクト効果、書出しなど動画編集機能が充実しています。
動画編集以外、カット、音量調整、音声分離、イコライザー、エコーなどのオーディオエフェクト、ノイズ除去、ボイスチェンジ、音声抽出、フェードイン・フェードアウト、ビート検出、録音などプロ仕様の「オーディオ編集」機能もしっかり搭載しています。
VideoProc Vloggerでの「カット」「イコライザー調整」「ノイズ除去」機能を活用すれば、録音した際に入ってしまった各種のノイズを消したり、低減したりすることができます。
また、動画ファイルから音声を分離することができるので、録音した音声データのノイズだけでなく、撮影した動画内の雑音を消すことも可能となります。
PCで画面録画・録音した場合に混入するノイズや雑音が気になる場合はVideoProc Vloggerを使ってみましょう。
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3.録音した音声からノイズを除去する3つの方法
ここから、「VideoProc Vlogger」を使って、PCで録音した音声ファイルからノイズを除去する3つの方法を詳しく説明します。
準備
step1. 「VideoProc Vlogger」を立ち上げ、[ +新規プロジェクト ] → [ + ]をクリックすることで雑音を消したい録音ファイルをインポートします。
step2. [ メディア ]ライブラリーから先ほど追加した録音ファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップします。
- メモ:
- なお、PCで画面録画した動画ファイル内の雑音を消すには、予めツールバーの[ オーディオ分離 ]を選択して、動画から音声を分離してください。
方法@.「カット編集」で録音の雑音を消す
step1. タイムライン上の音声ファイルを選択した状態で、ツールバーの「オーディオ」をクリックします。
step2. [ オーディオエディター ]画面で音声を再生しながらノイズなどが入る部分を確定してから、マウスの左ボタンを押したままカーソルを移動させることでノイズだらけの部分を選択します。
※選択ツール[ {} ]を左右にスライドして、選択範囲を調整することができます。
step3. 「削除」を選択します。
step4. 右下の[ 適用 ]アイコンをクリックしたら、録音データからノイズが除去されます
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- 適応範囲:
- 録音ファイルにはノイズ(「ザーッ」というホワイトノイズなど)だけが入っている部分がある;
方法A. 「イコライザー調整」で録音の雑音を消す
step1. ツールバーの[ オーディオ ]をクリックすることで[ オーディオエディター ]画面を開き、[ イコライザー ]を選択します。
step2. イコライザの設定値を調整します。以下の二つの方法があります。
- ❶ 「個人化」を選択した状態で音域の周波数毎に細かく設定します。
- ❷ 編集したい音声の種類に応じてプリセットされたイコライザフィルターを応用します。
step3. 設定が完了後、[ × ]アイコンを押すことでイコライザ画面を閉じます。
step4. 右下の[ 適用 ]アイコンをクリックすればOKです。
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- 適応範囲
- 「サーーー」とか、「ブゥーーーン」というノイズが録音の音と重なっている;
方法B. 「ノイズ除去」機能で録音の雑音を消す
step1. タイムライン上の音声ファイルを選択した状態で、ツールバーの「オーディオ」アイコンをクリックします。
step2. [ オーディオエディター ]画面上部の「エフェクト」を選びます。
step3. 「音声効果」画面から「ノイズ除去」を選択し、ニーズに応じて「ノイズの除去(dB)」を上下に調整し、「適応」を押します。
- 一般、dBの数値を大きくすると音声のノイズが大きく除去されます。
step4. [ オーディオエディター ]画面に戻ったら、右下の「適用」アイコンを押します。
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- 適応範囲
- 混入してしまうノイズが残したい音と重なっている;
4.録音した音声からノイズを除去する時の注意点
ノイズ除去を含むオーディオ編集機能を兼ね備えているVideoProc Vloggerを活用すれば、録音後の音声ファイルからノイズを簡単に除去することができます。
さらに、録音した音声ファイルからノイズを除去する時の注意点は二つあります。
@ ノイズ除去をやりすぎない
「ノイズ除去」処理をやりすぎると、残したい音が不自然になることがあります。なので、録音の雑音を消す場合はやり過ぎに注意しましょう。
A ノイズの種類によってノイズ除去のやり方や具体的な設定値が異なる
ノイズにはホワイトノイズやハムノイズ、ポップノイズ、ヒスノイズ、音割れなどいくつかの種類があります。ノイズの種類によってノイズ除去の方法が異なるので注意が必要です。
上記では、「VideoProc Vlogger」を使って録音のノイズを除去する三つの方法を紹介しましたが、適応範囲が違うんです。自分のニーズに応じて選択してください。