【音声付き&高画質】動画をスローモーションにする方法! Windows10・iPhone・Android
スローモーション(Slow motion)とは、映像における効果で現実よりも遅い速度で再生することです。通常は「スロー」と省略されています。
私たちの目で見られないような一瞬の出来事を細部まで描かれるのはその最大な特徴です。
今回の記事では、Windows10、iPhone、Androidの各プラットフォームで、音声付き且つ高画質で、動画をスローに再生できるように編集する方法を解説しましょう。動画全体も、特定の場面だけをスローにするのもOKです。
目次
(一)Windows10で動画をスローに編集する方法:「VideoProc」
(二)iPhoneで動画をスローに編集する方法:「iMovie」
(三)Androidで動画をスローに編集する方法:「InShot」
(一)Windows10で動画をスローに編集する方法:「VideoProc」
VideoProc Converterは、動画をスローモーション・低速度にすることができる初心者向け動画編集ソフトです。
動画の始まりから終わりにまでスローに編集するだけではなく、動画の途中から一部だけスローにすることもできます。
また、VideoProcは、動画音声ファイル変換機能、様々な動画編集機能、PC画面録画機能も搭載されています。
さて、VideoProcを利用してWindows10で動画をスローにしましょう。
事前準備:
まず、下記の「無料ダウンロード」ボタンをクリックして「VideoProc」最新版をダウンロードしてください。
(1)動画全体の再生をスローにする方法
STEP1:ソフト起動後に表示される4つのカテゴリーから「ビデオ」をタップします。
STEP2:素材となる動画ファイルをソフトに読み込ませるため、上タブからさらに「ビデオ」をクリックします。尚、ソフトにドラッグ&ドロップでも読み込み可能です。
STEP3:下のツールバーがデフォルトの「出力」となっていて、出力形式(H.264など)のアイコンが選択されていることを確認します。
STEP4:読み込まれた動画の下のメニュー部分から「効果」→「ビデオ&オーディオ」をクリックします。
STEP5:「ビデオ&オーディオ」の画面で、左下に「再生速度の変更」が表示されますので、ここでスピードを決定します。スピードの選択範囲は1/10倍〜16倍です。
- スライドバーの一部は緑となっています。緑の範囲内(0.5倍〜1.9倍速度)でスライドバーを動かす限り、音声と画面が同期することができます。その逆に、無音となる仕様です。
STEP6:画面右下の「完了」をクリックして、戻った画面の右下にある「RUN」をクリックします。
これで、動画全体の再生をスローにする操作が完了します。
(2)動画の一部だけをスローにする方法
まず動画を分割して、再生スピードを遅くしたい部分だけの速度を遅くに調整すればいいです。
後は、分割された動画、及びスローモーションの動画を繋げると操作が完了します。
それは少し面倒くさいでしょう。実に、Windows10標準のアプリ「フォト」を利用したほうが手っ取り早いです。
Windows 10の「フォト」には、動画内の特定場面にスローモーション効果を付加する機能が付いています。
下記はこのMicrosoft製「フォト」を使って動画の一部だけをスローにする方法を解説します。
STEP1:対象の動画を右クリックして、表示されるメニューから「プログラムから開く」→「フォト」の順にクリックします。
STEP2:動画が「フォト」アプリで開かれたら、画面右上の「編集と作成」→「スローモーションの追加」をタップします。
STEP3:動画の下部にシークバーが出ます。シークバーのの下にある白い中抜きの「〇」をドラッグして、編集したいシーンを表示させます。
STEP4:シークバー上にある青い中抜きの「〇」をドラッグし、スローモーション効果をかけたい場面を指定します。
STEP5:画面上部の「人と亀の絵があるスライダー」があります。このスライダーを亀マーク(右)に移動すると、スローモーションの速度は遅くになります。また、人マーク(左)へドラッグすると速くになります。デフォルトでは、“スーパースロー”となっています。
STEP6:スローモーションのスビートを決めたら、もう1つの青い中抜きの「〇」が出て、この2つの青い中抜きの「〇」をドラッグして、スローモーション効果を適用する場面を指定します。
STEP7:「コピーを保存」をタップして、スローモーション効果が付く新しい動画は作成されます。元の動画ファイルと同じ場所に保存されます。
- スローモーションエフェクトがかけられた場面は、音声もそれっぽく歪みます。スーパースローをかけた場面は、ほぼ無音になります。音声の点は「VideoProc」と大抵同様働きをします。
ご注意
(3)動画画面だけをスローにして、音声をスローにしない方法
「VideoProc」も、Windows 10の「フォト」も、動画の一部をスローモーションにする時音声もスローになってしまいます。
画面だけをスローにして音声をがスローせずに通常状態に流れるように編集したい場合、高度な動画編集ソフト「Final Cut Pro」、「Adobe After Effects」、「Adobe Premiere」、「Edius」、「Power Director」、「Davinci Resolve」などだけは使い物になれます。いずれも初心者にとって、難しすぎると思います。
ところが、「VideoProc」+ Windows 10の「フォト」を連携すれば問題を解消できます。
- 基本的な流れ:
- @. VideoProcでソース動画から音源を抽出しておきます。(やり方のページ>>)
- A. VideoProcでソース動画から音源を削除します。(やり方のページ>>)
- B. VideoProcとフォトのどっちで、音源なしのソース動画からスローモーション動画を作成します。
- C. Windows 10の「フォト」で抽出した音源をスローの動画に追加します。(やり方のページ>>)
(4)<スローモーション後の画質についての豆知識>
素材が普通の1080の60pの動画をスロー編集すると滑らかなのだが、4Kの30pの動画をなめらかなスローに編集するのはイマイチです。
60pは1秒に60コマで、30pは1秒に30コマで、両方を同じスピードでスローにすると、30pのほうが残ったコマ数がさらに少ないです。
通常に、30pだったら、動画編集でスロー変化させる場合にスローは速度30%程度までが限界で、それより遅くするとカクつきが目立ってきます。
どうしてもスロー速度を30%より遅くにしたい場合、画質を確保するためフレームとフレームの間をAIが補完できる高度な編集ソフトを利用して下さい。
(二)iPhoneで動画をスローに編集する方法:「iMovie」
iPhoneでスローモーション動画自体は撮影できるカメラアプリが多いだが、不便なところがあります。
例えば、 動画撮影中に、どこからどこまでスローモーション効果を付けるかと把握しにくいでしょう。
動画を撮影後、スローモーション効果を付けたい場面を選択するのは一般的なやり方です。
それなら、iPhoneで使えるスローモーション編集可能なアプリが必要です。
ここでは、iPhoneためのiMovieを利用してやり方を説明しましょう。
STEP1:iPhoneからiMovieを開いて、「+」マークをタップして新規プロジェクトを作成します。
STEP2:画面の上部の「ムービー」を押して、任意のテーマの選択をして、一番下の「ムービーの作成を押す」をタップします。
STEP3:iPhoneのカメラロールから使いたい動画を選んで、出てくる「↓」マーククリックするとプロジェクトに読み込まれます。
STEP4:対象の「プロジェクト」→「編集」をタップしてから、タイムライン上の動画をタップして選択した状態で、画面下メニューの速度計マークをタップします。
STEP5:スライダーを亀マークの方へスライドさせると映像がスローになります。最大1/8倍速までスローにすることできます。
STEP6:画面左上「完了」をタップして、スローモーション動画を保存します。
- 動画全体ではなく、特定の場面だけをスローにする場合、タイムラインで動画を分割してから、スローモーションしたいだけの部分をタイムラインに残してから次の操作を進みます。後は、分割された動画のクリップを繋げばOKです。
ヒント
(三)Androidで動画をスローに編集する方法:「InShot」
Android端末でスローモーション動画を作成するには、サードパーティ製編集アプリ「InShot」をおすすめしたいです。
InShotを使うと、スローモーション以外、トリミング、トランジションの設定、BGM追加、フィルター適応、テキスト追加、キャンバスの変更も対応可能です。
STEP1:InShotの起動画面で「ビデオ」をクリックして、カメラロールからソース動画を選択します。
STEP2:動画がアプリに読み込まれると、下側に表示される編集ツールのメニューバーを右側に移動して「速度」を見つけます。
STEP3:画面の下部にある丸を横にスライドして速度(0.1倍〜4倍までの間で)を調整できます。
STEP4:右下のチェックをタップして、編集を保存します。
STEP5:画面右上の「保存」ボタンをタップしてスロー後の動画を保存しておきましょう。
ちなみに、InShotはiPhoneでも使えます。iPhoneためのiMovieより、InShotのほうがかなり使いやすいと思います。