VideoProc Converter AI
動画の「切り抜き」と「仕上げ」を一括で実現できるオールインワンソフト
  • 動画クロップをはじめ、 動画のトリミング、圧縮、音声変換、GIF作成など細かな編集機能を多数搭載するだけではなく、 動作も軽く、高性能なPCでなくてもサクサクと行えます。
動画KNOWLEDGE

動画クロップフリーソフトおすすめ5選!Windows・Macで画面の一部を切り取る方法を解説

動画クロップフリーソフトおすすめ

こんにちは、【動画編集】特集ライターのアキと申します。 今回は、動画編集において意外と重要な「画面の一部を切り取る」作業に焦点を当てます。

「動画の周りにある黒い帯を消したい」「余計な背景をカットして被写体を大きく見せたい」。そんな時に役立つのが、強力な動画クロップ機能を備えたフリー動画編集ソフトです。 筆者が実際に使用して検証した、2025年最新のおすすめソフトと具体的なやり方をご紹介します。

動画クロップ(切り取り)の基礎知識

ソフトを紹介する前に、混同しやすい「クロップ」について簡単に解説します。

動画クロップとは:動画クロップとは、動画の画面(画角)から不要な上下左右の領域を削除し、特定の部分だけを切り抜く機能のことです。

  • 動画クロップのメリット
  • » 映画のような上下の黒帯(レターボックス)を削除してフル画面で再生できる。
  • » 画面の端に映り込んだ不要なロゴやウォーターマーク、通行人などをカットできる。
  • » 特定の被写体をズームアップ(拡大)して強調できる。

「トリミング」と「クロップ」の違い:動画編集において、この2つは明確に意味が異なります。

  • 「トリミング」と「クロップ」の違い
  • 動画トリミング(カット):「時間軸」の編集。動画の「冒頭の5秒」や「不要なシーン」をカットして再生時間を短くすること。
  • 動画クロップ(切り抜き):「空間(画角)」の編集。画面内の不要な「余白」や「背景」を削除して画角を変えること。
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動画クロップおすすめフリーソフト@: VideoProc Converter AI

VideoProc Converter

● 対応OS:Windows 7またはそれ以降、Mac OS 10.6またはそれ以降
● CPU:IntelRまたはAMDR、1GHzまたはそれ以上
● メモリ:1 GBまたはそれ以上
● グラフィックボード:256MB RAM (512MB以上推奨)

VideoProc Converter AIは、クロップ、トリミング、結合、エフェクト、フォーマット変換など、動画編集に必要な機能を網羅したオールインワン動画処理ソフトです。

「初心者でも迷わず使える」ように設計されており、専門知識がなくても直感的に操作できるUIが特徴です。クロップ範囲をドラッグ操作だけで指定できるため、最も手軽に画面切り抜きが行えます。

  • 【動画クロップ以外の主な機能】
  • 動画変換・圧縮(4K対応)
  • PC/Mac/iPhone画面録画
  • 動画・音楽ダウンロード
  • AI高画質化・手ぶれ補正(有料版機能含む)
  • ………
  • おすすめポイント
  • 動作が軽い:「Level-3ハードウェアアクセラレーション技術」により、低スペックPCでも動画がサクサク動きます。
  • 直感的操作:難しい用語が少なく、マウス操作だけで編集が完結します。
  • 多機能:編集だけでなく、変換や録画もこれ1本で対応可能。

VideoProc Converter AIでの動画クロップ方法

それでは、VideoProc Converter AIを使って、PCで動画画面を切り取って編集する方法を画像付きご紹介します。

  • ❶ VideoProc Converter AIを起動して、「動画」ボタンをクリックして編集画面を開きます。
  • VideoProc Converter AIのメイン画面
    VideoProc Converter AIのメイン画面
  • ❷ 上部メニューの「+動画」/「+動画フォルダ」から動画を読み込み、リストに表示された動画の下にある「クロップ」ボタンをクリックします。
  • VideoProc Converter AIで動画クロップ
    VideoProc Converter AIで動画クロップ
  • ❸ 「クロップを有効にする」にチェックを入れます。
    プレビュー画面上の枠(点線)をマウスでドラッグし、残したい範囲(切り抜きたい部分)を調整します。
    範囲が決まったら「OK」をクリックします。
  • VideoProc Converter AIで動画切り抜きの設定
    VideoProc Converter AIで動画クロップの範囲を調整
  • ❹ メイン画面に戻り、右下の「RUN」ボタンを押すと、クロップされた動画が出力(保存)されます。
  • VideoProc Converter AIで動画トリミング設定
    VideoProc Converter AIで動画クロップを実行
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動画クロップおすすめフリーソフトA:Shotcut

動画クロップおすすめフリーソフト:Shotcut

● 対応OS:Windows 7&Mac OS 10.10またはそれ以降、Linux glibc 2.19以上
● CPU:x86-64 Intel 2Ghz以上のCPU
● メモリ:SD画質なら4GB、HDなら8GB、4Kなら16GB以上
● グラフィックボード:OpenGL 2.0に互換性のあるGPU

Shotcutは多機能で便利な動画編集フリーソフトです。ほぼ全ての動画編集機能を搭載しています。無料ですが、プロ向けに近い画面構成と機能なので、大勢の動画編集中級者に愛用されています。

対応しているフォーマットの範囲も広く、ほぼ全ての拡張子を扱うことができ、お持ちの動画を自由に編集することができます。OSもMacに加えて、WindowsやLinuxに対応している点もメリットです。

直感的なインターフェースでストレス少なくカット、結合、BGM音楽挿入、フェードイン&フェードアウト、フィルタ追加、テロップ挿入、トランジション合成などのように動画を編集することができます。

  • 【動画クロップ以外の主な機能】
  • マルチトラック編集
  • 高度なフィルタ・エフェクト
  • キーフレームアニメーション
  • 色調補正
  • おすすめポイント
  • 完全無料:ロゴ(ウォーターマーク)の強制挿入や機能制限が一切ありません。
  • プロ級の編集:慣れれば有料ソフト並みの凝った動画が作れます。

Shotcutでの動画クロップ方法

  • ❶ Shotcutを起動し、動画ファイルを中央のプレイリストへドラッグ&ドロップし、さらに下部のタイムラインへ追加します。
  • ❷ タイムライン上の動画クリップを選択した状態で、上部メニューの「フィルタ」をクリックし、「+」ボタンを押します。
  • Shotcutで動画クロップ
    Shotcutで動画クロップ
  • ❸ 映像タブから「サイズ、位置、回転」または「クロップ:矩形(くけい)」を選択します。
  • Shotcutで動画クロップ
    Shotcutで動画クロップ
  • ❹ プレビュー画面に表示される枠線をドラッグするか、左側の数値パラメータを調整して画面を切り抜きます。
  • ❺ 編集が終わったら上部の「書き出し」から動画を保存します。
  • Shotcutで動画クロップ
    Shotcutで動画クロップ
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動画クロップおすすめフリーソフトB:AviUtl

動画クロップおすすめフリーソフトB:AviUtl

● 対応OS:Windows XP以降
● 編集機能:カット、分割、結合、クロップ、モザイク / トランジション効果、回転&反転、エフェクト、透かし、逆再生、画質補正、色調補正
● その他:プラグインによって、もっと多くの機能が追加可能,他ソフトとの連携

AviUtlは日本では定番の動画編集フリーソフトとしてよく知らていています。無料でありながら、動画編集プラグインによって、様々な編集作業が行われます。

プロ並みのかっこいい動画も作成することができます。勿論、動画クロップという動画編集ソフトの基本的な機能は備えています。

UIがシンプルすぎて、あまり直感ではないが、有志が開発したプラグインを導入することで、有料ソフトに負けないほどの編集機能が追加され、凝った動画を作ることができます。

  • おすすめポイント
  • 圧倒的な拡張性:プラグイン次第で機能が無限に広がります。
  • 軽量:非常に動作が軽く、古いPCでも動作しやすいです。

AviUtlでの動画クロップ方法

  • ❶ AviUtl(拡張編集プラグイン導入済み)を起動し、動画をタイムラインにドラッグ&ドロップします。
  • AviUtlで動画クロップ
    AviUtlで動画クロップ
  • ❷ 設定ダイアログの右上にある「+」マークをクリックし、「クリッピング」を選択します。
  • ❸ 「上」「下」「左」「右」の数値をドラッグまたは入力して、削りたい範囲を指定します。
  • ❹ メニューの「ファイル」→「プラグイン出力」から動画を保存します。
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動画クロップおすすめフリーソフトC:iMovie

動画クロップおすすめフリーソフトC:iMovie

● 対応OS:macOS 10.15.6以降、iOS
● サイズ:2.2GB
● 他の要件:4Kで書き出すには、4GB以上のRAMを搭載した2011以降のMacが必要です。

iMovieはMacのパソコンに標準搭載されている無料な動画編集ソフトです。Macユーザーなら殆ど起動したことがあるでしょう。

動画編集の基本機能では、動画カット、複数動画結合、動画画面クロップの他、クロマキー合成機能も持っています。ブルー/グリーンスクリーンの動画の背景を他の画像に塗りつぶしして変更することもできます。

Apple製なので、ソフトの安全性に心配する必要もありません。わざわざ第三者ソフトをインストールする必要もありません。

  • 【動画クロップ以外の動画編集機能】
  • 動画のトリミング
  • 字幕やタイトルなど文字の挿入
  • BGMなど音楽の挿入
  • トランジョン効果など演出の追加
  • 画像素材の追加
  • 動画背景変更(クロマキー合成)
  • おすすめポイント
  • 安全性と手軽さ:純正アプリなので安心。追加インストール不要。
  • Apple製品連携:iPhoneで撮った動画をMacで編集するなどの連携がスムーズ。

iMovieでの動画クロップ方法

  • ❶ iMovieを起動し、「マイメディア」から動画を読み込み、下部のタイムラインに配置します。
  • ❷ プレビュー画面の上にあるツールバーから「クロップ(切り取り)動画クロップのアイコン」アイコンをクリックします。
  • iMovieで動画クロップ
    iMovieで動画クロップ
  • ❸ 「クロップ」ボタンを選択し、画面上の枠を調整して切り抜きたい範囲を決定します。
  • ❹ 右上のチェックマーク(適用)をクリックし、右上の「共有」ボタン(↑アイコン)から「ファイルを書き出す」で保存します。
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動画クロップおすすめソフトD:Apowersoftオンライン動画エディター

動画クロップおすすめフリーソフトD:apowersoft

● 対応OS:Windows&Mac
● 必要なもの:ネット環境
● 他の機能:オーディオの抽出、結合、トリム、回転、スクリーンショット

Apowersoftオンライン動画エディターなど、ブラウザ上で動作するオンラインツールは、ソフトのインストールが不要な点が最大のメリットです。

ただし、アップロード時間が必要なため、長時間の動画や高画質な動画(大容量ファイル)には不向きな場合があります。

  • おすすめポイント
  • インストール不要: 会社のPCや共有PCなど、ソフトを入れられない環境で便利です。

apowersoftオンライン動画クロップフリーソフトでの動画クロップ方法

  • ❶ サイトにアクセスし、クロップしたい動画をアップロードします。
  • オンラインで動画クロップ
    オンラインサイトで動画クロップ
  • ❷ 画面上のクロップ枠を調整するか、アスペクト比(16:9, 4:3など)を選択します。
  • ❸ 「処理開始」や「クロップ」ボタンを押し、処理完了後に動画をダウンロードします。
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まとめ

動画の画面切り抜き(クロップ)は、視聴者の注目を集めたり、不要な情報を隠したりするのに非常に有効なテクニックです。 ご自身の環境やスキルに合わせて、最適なソフトを選んでください。

  • ✅ 初心者の方・低スペックPCをお使いの方:動作が軽く、最も操作が簡単な「VideoProc Converter AI」が最適です。
  • ✅ Macユーザーの方:まずは標準搭載の「iMovie」を試してみましょう。
  • ✅ こだわりたい中〜上級者の方:完全無料で高機能な「Shotcut」や「AviUtl」がおすすめです。

まずは無料版で、使用感を試してみてはいかがでしょうか。

VideoProc Converter AI
多機能な動画処理ソフト | 動画クロップ・高画質化

VideoProc Converter AIは、単純なクロップだけでなく、その後の品質維持・向上まで視野に入れた動画編集を行いたいユーザーにとって、非常に強力なツールであると言えます。

編集者:アキ
この記事を書いた人:アキ

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