商品紹介動画の作り方〜商品紹介動画を作る流れや必要なツール、ポイント!
商品紹介動画を制作することで、商品の仕様や性能、使い方、特徴、使用感などを魅力的に伝えることができます。現在、商品紹介動画を制作する会社が多いですが、「コストを削減するため、自分で商品紹介動画をしてみたい」という人もいますよね。
では、商品紹介動画をどうやって作ったら良いでしょうか?
本文では、商品紹介動画を作る基本的な流れや、必要な動画編集ソフト、ポイント等を含む、商品紹介動画の作り方について詳しく紹介します。自分で商品紹介動画を制作したい方はぜひ参考にしてみてください。
・多種形式の動画・写真・音楽の読み込み・編集に対応している
・豊富なタイトル、トランジション、モーション、カラー&フィルターが搭載する
・トリム、クロップ、BGM追加など多様な編集機能を備える
・無料のエフェクトで個性的な商品紹介動画を作成できる
1. 商品紹介動画の作り方(基本的な流れ)
商品紹介動画はその名の通り、商品を紹介するために作成された動画です。
文字や静止画に比較して、動画はよりも強いインパクトを与え、人の記憶に残りやすいです。さらに、短時間で多くの情報を伝えるので、自社の商品の魅力が伝わりやすく、認知度をアップしやすく、購入を促進することができます。
商品紹介動画は目的によっていくつかの種類に分けていますが、制作する基本的な流れは以下の通りです。
a. 動画の構成を決め、脚本を作る
商品紹介動画を制作する時、まずは「6W1H」を考えなければならないです。
- 「6W1H」とは
- WHAT →何を紹介したいの?
- WHY →動画を作る目的は?(商品の知名度アップ、購買意欲促進)
- WHO →誰が伝えるのか?(会社、スタッフ、ユーザー)
- WHERE →どこに配布?(企業の公式サイト、YouTube、SNS)
- WHEN →視聴者は動画を視聴する時間帯はいつ?
- WHOM →誰に伝えるのか?(視聴者の職別・性別・年齢別・地域別)
- HOW →どうやって動画を作る?(方向)
6W1Hをよく考えたら、次は動画の構成を決めて、詳細な脚本を作ります。
b. 撮影準備と撮影
商品紹介動画を撮影する時に、「商品と道具」、「カメラ」「照明」が必須の機材です。三脚や、ジンバル、レフ板はあった方が良い機材です。インタビュー動画や商品の使い方を説明する動画を撮る場合、「マイク」も不可欠です。
また、撮影を実際に始める前に背景や光の度合い、彩度、マイクの調子、風量、雑音の有無などの撮影環境をチェックすることも大切です。
準備を万全にしたら、脚本に従い、商品紹介動画の撮影がスタートしましょう。
c. 編集作業
撮影が終わったら、いよいよ動画の編集に移ります。
商品紹介動画の編集は主に「素材の整理と結合」「タイトル・テロップ・ナレーション挿入」「BGM音楽・効果音」「トランジション・エフェクト追加」「書出し」等の五つのパーツに分けられます。
- 【素材の整理と結合】
- 通常、撮影した動画素材はすべて使用しない場合が多いでしょう。また、撮影した動画内のある部分だけ残りたい場合もあります。
- そういう場合、どの素材を使用するか、作業前に決める必要があります。要らない部分はカット・トリミング・クロップなどの編集で削除してください。
- 素材の準備が完了したら、予め決めた構成に従って、動画素材を順番に繋いでいきます。
- 【タイトル・テロップ・ナレーション挿入】
- 適切なタイトルを挿入し、強調したい所にテロップを入れ、視聴者が分かりやすくなります。
- タイトルやテロップを入れる時、フォント、大きさ、位置、色などの調整が必要です。例えば、背景や入力した文字の色味やフォントに統一感を持たせるのは最高です。視聴者が無理なく読めるようタイトルやテロップの文字数も注意すべきです。
- 音声で説明したほうが理解しやすいので、商品紹介動画には、ナレーションを入れることが多いです。
- 【BGM・効果音追加】
- 商品紹介動画を制作する時、BGM音楽・効果音は不可欠の要素です。
- 動画の雰囲気に合わせて適切なBGM音楽・効果音を選択すると、動画を見る人の気持ちや共感を呼び起こしやすいです。現在、 著作権フリー、商用利用可能な無料のBGM・音楽素材を配布しているサイトはたくさんあるので、それらのサイトから自分の動画にあったBGM音楽・効果音を探すのはおすすめです。
- また、BGM音楽を動画に挿入する時、動画のシーンに合わせてBGMの長さ、音量、フェードイン・フェードアウトなどの調整も行う必要があります。
- 【トランジション・エフェクト追加】
- トランジションを差し込むと、場面転換を自然にすることができます。エフェクトを追加することで、雰囲気を変えたり、よりかっこいい動画を作ったりすることができます。
- 殆どの動画編集ソフトには様々なトランジションやエフェクトを内蔵しています。商用紹介動画を作る際、トランジションやエフェクトを簡単にかけることができます。
- 【書出し】
- すべての編集作業が終了後、動画の書出しです。
- 動画の書出し作業は非常に簡単ですが、書出しを行う時にも動画ファイル形式に注意が必要です。
- 一般的に、どの形式で書き出すかは目的により人それぞれ異なります。作成した商品紹介動画を、パソコンやスマホなどに再生するためには、mp4やmovといったフォーマットで出力してください。動画サイトやSNSに投稿の際利用される時、各投稿サイトやSNSに適したフォーマットで設定をおこなってください。
d. 公開
最後にやるべきことは商品紹介動画を広告配信プラットフォームへの公開です。
現在利用できる広告配信プラットフォームはたくさんあります。
- 企業の公式サイト
- 動画共有プラットフォーム(YouTubeなど)
- SNS(Twitter、Facebook、Instagram)
- ブログ
- 通販サイト等々…
配信プラットフォームによって動画の長さ、画面サイズなども異なるので、注意しましょう。
2. 商品紹介動画を作る時におすすめの動画編集ソフト
初心者でもクオリティの高い商品紹介動画を作成する時には、適切な動画編集ソフトを使うのは大事です。
数多くの動画編集ソフトを試してみましたが、次はおすすめの動画編集ソフトを三つ紹介していきます。
VideoProc Vlogger
【価格】無料
【対象】初心者向け
【対応OS】 Windows/Mac
【公式サイト】https://jp.videoproc.com/business-video-maker/index.htm
【特徴】
- 🌸 動画・音楽・画像など多種類の素材入力・編集に対応;
- 🌸 豊富なトランジション・エフェクトを備え、すべて無料で使える;
- 🌸 非常に柔軟な速度変更機能を持っており、動画の任意の部分を任意の速度に調整できる;
- 🌸 モーション機能を活用して、エレメントに多様な動きを簡単に付けることができる
- 🌸 細かな色調整やタイトル・テロップ編集、オーディオ編集ができる;
- 🌸 フルHDや4Kの高画質な動画の編集に対応;
VideoProc Vloggerはトリミングや合成・特殊効果、色補正、音声追加・編集、テロップ挿入、トランジション、フィルター、書出しなどの編集ができる無料の動画編集ソフトです。他の動画編集ソフトに比べて、使いやすくて編集の自由度が高いのがVideoProc Vloggerの魅力です。無料で商品紹介動画の編集を効率的に進めたいなら、これがおすすめです。
Filmora
【価格】有料
【対象】初心者向け
【対応OS】 Windows/Mac
【公式サイト】https://filmora.wondershare.jp/video-editor-business.html
【特徴】
- 🌸 編集の知識がない初心者でも簡単に使える;
- 🌸 4K動画の入出力に対応;
- 🌸 豊富なオープニング・テロップテンプレートや効果音・BGM、エフェクト素材を提供する;
- 🌸 動画を直接YouTube、Vimeoなど好きなプラットフォームにアップロードできる;
「Filmora」は初心者向けの動画編集ソフトであり、動画編集に必要な機能を殆どすべて揃っています。シンプルな操作画面や豊富なテンプレート・エフェクトを持つのが最大のメリットです。「Filmora」内蔵のテンプレートやエフェクト素材を活用すれば、編集知識や経験のない人もでも商品紹介動画を効率よく制作できます。
ただ、プロとしては機能には物足りなくて、編集の自由度もやや低いと思うかもしれません。
Adobe Premiere Pro
【価格】有料
【対象】プロ向け
【対応OS】 Windows/Mac
【公式サイト】https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
【特徴】
- 🌸 細かなカラーグレーディング・色調補正やができる;
- 🌸 4K・8K素材・360度の映像編集ができる;
- 🌸 多様なBGM・効果音、フォント、トランジョン及びエフェクトを内蔵している;
- 🌸 Adobe製品(After Effects等)と連携すると高度な映像表現ができる
「Adobe Premiere Pro」はAdobe社がリリースしているプロ向けの動画編集ソフトです。高度な編集機能を持つので、YouTuberや動画編集を仕事にする人に愛用されています。でも、高価格の上、パソコンのスペック要求も高いので、商品紹介動画のクオリティ向上を求める経験者におすすめです。
3. 商品紹介動画を作る時のポイント
目的を果たせるため、商品紹介動画を制作する際の主なポイント(コツ)をまとめてみました。
- ➀ 商品を撮影する時の照明と焦点を注意する;
- ➁ 一般的に、製品紹介に「ストーリー性」を持たせたほうがよい(技術解説に走るのはNG);
- ➂ 人のインタビューを挿入することが効果的;
- ➃ 見てもらいやすい長さの動画を作る(2 分内におさめる);
- ➄ 配信先や用途に合わせた商品紹介動画にする;
- ➅ テロップ、ナレーションを効果的に使う;
- ➆ BGMの音量を大きくしない(30〜50%ぐらいに設定);
- ➇ 音源や画像を使う際には、著作権の侵害に注意しなければならない;
- ➈ 虚偽の情報を流さない;
- ➉ 類似の商品紹介動画の事例を参考にする
4. 最後に
ここまで、商品紹介動画の作り方を始め、必要なツール、主なポイントについて解説しました。
「高いクオリティの動画を作ろう」と思ったら、それなりの時間を要しますが、総合的に言えば撮影機材と動画編集ソフトがあれば、簡単な商品紹介動画を自分で作れます。
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