iMovieで手ぶれを補正する方法|iMovieの手ぶれ補正はiPhoneで利用可能か?
「iMovie」はMacで標準搭載されている無料の動画編集ソフトです。「手ぶれ補正(スタビライズ)」機能を備えているので、撮影した動画の手ぶれを後から補正する時にとても役立ちます。
今回はMac標準の動画編集ソフトiMovieで手ぶれを補正する方法を紹介していきます。
iMovieはiOSデバイス(iPhone/iPad)でも使えるアプリです。しかし、iMovieを利用して、動画の手ぶれをiPhone/iPadで補正しようと思ったのですが、できないのはどうしてですか。というわけで、iMovieの手ぶれ補正はiPhone/iPadでできなくて困っている人のために解決方法を一緒に紹介します。
基本的な動画編集・変換機能に加えて、AIを活用した手ブレ補正機能、高画質化機能、フレーム補間機能が搭載されています。 揺れや手ブレのある動画を効果的に安定化させたり、画質の荒い動画や低解像度の古い動画を高画質化させたりすることができます。AI知識や複雑な設定は一切要りません。
iMovieで手ぶれを補正する方法〜Mac編
Gopro、ビデオカメラやスマホなどでせっかくの名シーンを撮影したのに、手ぶれで見にくくなってしまってはもったいないでしょう。そういう時、「手ぶれ補正(スタビライズ)」機能を搭載されている動画編集ソフトを利用して、ガタガタの動画をなめらかなムービーへと変わることができます。
Macのパソコンであれば、最初から標準搭載されている動画編集ソフトiMovieがオススメです。
それでは、iMovieを利用して、Macで手ぶれを補正する手順を紹介します。
Step1. iMovieはMacに最初からインストールされているので、直接起動すればよいです。
Step2. 手ぶれを補正したい動画をMacからiMovieの「マイメディア」下のところにドラッグアンドドロップします。または、「ファイル」>「メディアを読み込む」から動画を追加します。
Step3. 下方のタイムラインにドラッグアンドドロップしてから、手ぶれ補正をしたいクリップを選択します。
Step4. 右上の「手ぶれ補正」アイコンをクリックすると、下に「ビデオの手ぶれを補正」が表示されます。それをチェックすると「ドミナントモーションを解析中…」となります。
※注意:動画の時間が長ければ長いほど解析に時間がかかります。
Step5. 解析が完了した後、「%」をスライダーで調整することで補正の強度を変わることができます。
Step6. 手ぶれ補正をかけた動画を保存するには、右上の「共有」アイコン>「file」>「次」の順を選択、「名前」と「場所」を設定、「保存」をクリックすればよいです。
iMovieで手ぶれを補正する時の注意点
上述の手順に従って操作すれば、撮影後の動画内の手ぶれを補正することができます。補正前と補正後の動画を同時に再生すると、手ぶれ補正前のガタガタとした揺れがなくなるとわかります。
ただ、iMovieで手ぶれを補正する時、注意すべきなところはいくつあります。
- 1手ぶれ補正の強度について
補正の強度について、iMovieのデフォルト状態だと33%に設定します。動画内の大きな手ぶれを補正する場合は問題ないかもしれません。しかし、あまり大きくない手ぶれであれば、補正の強度は5%〜20%ぐらいでも十分です。20%以上に設定すると、逆に不自然と感じます。
つまり、iMovieで手ぶれを補正する時、必ず動画内の揺れを合わせて補正の強度を設定してください。
- 2動画内の大きな手ぶれは補正可能か
確かに「iMovie」等の動画編集ソフトを利用すれば、撮影後の動画の手ぶれを補正することができます。
しかし、補正した動画が決して完璧ではないです。特に動画の手ぶれが大きい場合、手ぶれの補正を掛けても完全に除去することができません。
しかも、動画の解像度が高い場合、PC環境やソフトの性能は高く要求されています。だから、動画撮影の時、不要な揺れを少なくしたほうが良いです。
- 3補正後の画質は劣化しないか
iMovieで手ぶれを補正した動画の画質は劣化しないかと気になる人はいるでしょう?
実は、手ぶれ補正は画質を向上させる手段の一つと言われます。現在のカメラやスマホなどに手ぶれ補正が殆ど装備されています。
手ぶれ補正の方法はいくつありますが、よく使われているのは光学式手ぶれ補正と電子式手ぶれ補正です。
- 光学式手ぶれ補正:写真や動画を撮影する際、レンズやイメージセンサを移動させることで手ぶれを除去します。
- 電子式手ぶれ補正:写真や動画の手ぶれを検知した後、レンズや撮像素子 (センサー) を移動させることで手ぶれを施します。
- ※光学式手ぶれ補正に比べ、電子式では原理上は画質劣化します。
iMovieのような動画編集ソフトでの手ぶれ補正は電子式手ぶれ補正を採用しています。
簡単に言うと、動画編集ソフトで手ぶれ補正を行った動画の画質は劣化することではなく、逆に上げます。でも、動画の手ぶれを補正する際、同時にクロッ
iMovieの手ぶれ補正はiPhoneで利用可能か
iMovieはMacパソコンだけではなく、iPhone/iPad等のデバイスでも使えます。では、iMovieの手ぶれ補正はiPhone/iPadで利用可能ですか?
残念ですが、iOSバージョンのiMovieは手ぶれ補正機能を搭載されていません。
実は、Macバージョンに比べると、iOSバージョンのiMovieは機能が少ないです。手ぶれ補正だけではなく、動画反転やローリングシャッター補正、背景ノイズの低減等の作業もできません。だから、iPhone/iPadで動画の手ぶれ補正をするには、他の方法を検討するしかないです。
次は手ぶれ補正はiPhone/iPadでできなくて困っている人のために2つの解決方法を紹介します。ご参考ください。
解決方法@、手ぶれを補正できるアプリを利用する
- 価格:有料(360円)
- iPhone/iPad利用可能!
- Emulsioの動画編集機能で手ぶれ有りの動画を見やすいように補正することができます。細かい設定が不要で、使い勝手がとてもいいです。他に、縦横補正、歪み補正、ローリングシャッター補正等の機能も揃っています。
◆「Emulsio」
- 価格:有料(360円)
- iPhone/iPad利用可能!
- Deshakeは「手ぶれ補正機能」に特化するアプリです。有料のものですが、iOSデバイスだけで撮影した動画の手ぶれを簡単に補正し、滑らかに再生したり保存することが出来るのでありがたいです。
◆「Deshake」
今まで、iPhone/iPadで手ぶれを補正できる無料のアプリはあまりないです。どうしてもiPhone/iPadで動画の手ぶれを補正したいなら、上述のものを試してください。
解決方法A、iPhone/iPad内の動画をパソコンに取り込んでから、手ぶれ補正を行う
手ぶれを補正できるアプリを利用することで、撮影した動画内の手ぶれをある程度補正することができます。しかし、iPhone/iPadで使える無料の手ぶれ補正アプリはあまりないのが現状です。
無料で動画の手ぶれを補正する時、やはりiPhone/iPad内の動画をパソコンに取り込んでから、手ぶれを補正したほうがいいと思います。
- Step1. iPhone/iPad内の動画をパソコンに取り込む
- Step2. Mac、或いはWindowsパソコンで手ぶれを補正する
Macユーザーは上述のとおり、iMovieで手ぶれを補正することができます。
Windowsユーザーなら、AI技術を活用して、動画の手ブレを自動で補正できる「VideoProc Converter AI」を利用してください。
VideoProc Converter AIは「AI手ぶれ補正」機能を搭載する高性能のAI動画処理ソフトです。
「AI手ぶれ補正」機能は先端のAI技術を駆使して、スマホやカメラで撮ったビデオの手ブレを自動で検出し、補正することができます。
AI知識や複雑な設定なども一切不要です。誰でもストレスなく、動画の手ブレ補正を効果的に実現できます。
さらに、AI手ぶれ補正の他、AI高画質化・高解像度化、AIフレーム補間、インターレース解除、ノイズ除去、動画変換・圧縮など便利な機能が満載です。
なので、既存動画の手ブレを気軽に軽減し、高画質化にしたいときに、VideoProc Converter AIがオススメです。
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VideoProc Converter AIで動画の手ぶれを補正する方法
➀、ソフトのダウンロードとインストールを行った後、すぐ起動し、ホーム画面にある「AI手ブレ補正」を選びます。
➁、下の「動画追加」をクリックすることで、手ブレを補正したいビデオを読み込みます。
➂、右側の「AI手ぶれ補正」パネルに「モード」「プリセット」を設定し、「分析」を押します。
➃、プレビュー画面で補正効果を確認できます。結果に満足できない場合、モード、プリセット、ボーダー色、クロップタイプ、クロップ比などをさらに調整して、適当に設定してください。
➄、「RUN」ボタンをクリックすると、手ぶれ補正された動画がパソコンにエクスポートされます。