【MP4画質落とす】MP4動画の画質を下げる方法・圧縮する方法

MP4は現在、世界中で最も広く使われている動画フォーマットです。しかし、高画質な動画はファイルサイズが大きくなりやすく、「メールで送れない」「スマホの容量がいっぱい」といった悩みにつながることもあります。
そこで今回は、MP4の画質をあえて落とすことでファイルサイズを圧縮(軽量化)する方法をご紹介します。パソコンやスマートフォンを使って、誰でも簡単に設定できる方法を厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
MP4の画質を落とす(圧縮する)メリット
「画質を落とす」と聞くとデメリットのように感じますが、目的によっては大きなメリットがあります。
- MP4の画質を落とす(圧縮する)メリット
- ✔ 再生がスムーズになる
- 4KやフルHDなどの高画質動画はデータ量が膨大です。スペックの低いPCや古いスマホでは、処理が追いつかず動画がカクついたり、再生が止まったりすることがあります。 画質(解像度やビットレート)を適度に下げることで、デバイスへの負荷が減り、スムーズに視聴できるようになります。
- ✔ アップロードや送信が快適になる
- LINE、メール、Slack、Discordなどの共有サービスには、送信できるファイルサイズに上限(例:25MBまでなど)があります。 動画を圧縮してファイルサイズを小さくすれば、これらの制限に引っかかることなく、スムーズに友人に送ったりSNSへ投稿したりできるようになります。
- ✔ デバイスの空き容量を確保できる
- 高画質な動画はストレージ(保存容量)を圧迫する最大の原因です。 特にスマホなどの限られた容量の中で多くの動画を保存したい場合、画質を調整してサイズを小さくすることで、より多くの思い出を端末に残すことができます。
MP4画質落とすには?画質・サイズが決まる4つの要素
MP4の画質を落としてサイズを小さくするには、主に以下の4つの要素を調整します。
- @、解像度を下げる
- A、ビットレートを小さくする
- B、フレームレートを下げる
- C、圧縮率の高いコーデックに変換
では、それぞれの要素を見ていきましょう。
@、解像度を下げる
解像度とは、映像のきめ細やかさを表す数値(例:1920×1080、1280×720など)です。 数値が高いほど鮮明ですが、データ量は大きくなります。
- 例:4K → 1080p(フルHD) → 720p(HD)へと下げることで、ファイルサイズを劇的に減らすことができます。スマホでの視聴なら720pでも十分綺麗です。
A、ビットレートを小さくする
「ビットレート」とは、音声や映像のデータ圧縮時に使用される、1秒あたりに転送されるデータの量を表す指標です。
。一般的に、ビットレートが高いほど、より高品質な音声や映像が得られますが、同時に、ファイルサイズも大きくなります。逆に、ビットレートが低い場合、音声や映像の品質は低下しますが、ファイルサイズは小さくなります。
ビットレートを小さくすると、MP4動画の圧縮が増え、ファイルサイズが小さくなりますが、同時に画質も低下します。
B、フレームレートを下げる
「フレームレート」とは、映像の再生速度を表す指標で、1秒間に表示される静止画の枚数を示します。
フレームレートを低くする場合は、画質も同時に下げることができます。
- 60fps:滑らか(ゲームやスポーツ向け)
- 30fps:一般的なテレビや動画(通常はこれで十分)
- 24fps:映画のような質感 60fpsの動画を30fpsに変換するだけで、データ量を抑えることができます。
C、圧縮率の高いコーデックに変換
「コーデック」とは、動画のデータ規格のことです。例えば「H.265」「H.264」「MPEG-4」などと表記され、規格が違えば圧縮率も異なり、送信時の負荷の大小を左右します。
圧縮率の高いコーデックに変換することでMP4を低画質化にすることができ、動画容量も小さくなります。
- H.264:最も一般的で互換性が高い。
- H.265 (HEVC):H.264より圧縮効率が高く、「画質を保ったまま容量を約半分にする」ことが可能です。 ただし、再生するデバイスが古いとH.265に対応していない場合があるため注意が必要です。
パソコンでMP4の画質を落とす方法(PCソフト・オンラインサイト)
PCでは、専用ソフトを使う方法と、ブラウザ上のサイトを使う方法があります。
MP4画質落とすソフト:VideoProc Converter AI
- 【開発元】:Digiarty Software, Inc.
- 【対応OS】:Windows;macOS
- 【言語】:日本語
- 【特徴】:初心者でもUIが分かりやすく、GPU加速による高速処理が可能。
- 【MP4画質上げる方法】:解像度を下げる、ビットレートを小さくする、フレームレートを下げる、圧縮率の高いコーデックに変換…
VideoProc Converter AIとは、動画の品質を素早く落とすできる動画処理ソフトです。
動画画質を下げるには四つのモードを搭載しており、MP4動画の解像度、ビットレート、フレームレート、コーデックなどを変更することができ、パソコンで画質を落とすことができます。MP4だけでなく、AVI、WMV、ASF、MPEGなどほとんどの形式の入力に対応できます。
UI デザインもわかりやすく操作しやすくなっていて、初心者にも優しい印象です。
では、VideoProc Converter AIを活用して、MP4の画質を落とす手順を見ていきましょう。
- ステップ1、VideoProc Converterを起動します。メインメニューが表示されたら「圧縮」をクリックします。
- ステップ2、 「+動画」または「+動画フォルダ」をクリックして、MP4動画ファイルを追加します。
- ステップ3、MP4の画質を調整します。
- @ 追加したMP4ファイルの画質を一括で変更する場合は、次の手順に従ってください。
- 圧縮率: 右側の「一括圧縮率」スライダーを左に動かすと、ファイルサイズが小さくなり、画質が低下します。
- 解像度:「元と同じ」ではなく、元の動画より低い解像度(例:640p、480p、320p、240pなど)に設定します。
- エンコーディングパラメータ:動画や音声のコーデックを設定できます。圧縮効率の高いコーデック(例:HEVC)を選択してください。
- A 追加したMP4ファイルの画質を個別に調整する場合は、次の手順に従ってください。
- 各動画の詳細にある「オプション」アイコンをクリックすると、圧縮率、サイズ、解像度、エンコーディングパラメータを個別に設定できます。
- 設定後、「OK」をクリックします。
- ステップ4、 すべての設定が完了したら、「書き出しフォルダ」で保存先を選択し、右下の「RUN」をクリックします。これでMP4の画質を下げる処理が開始されます。
MP4動画の画質を下げる前後の効果比較は以下の通りです
【期間限定】VideoProcの大感謝セール開催中! - 最大67%OFF
VideoProc Converter AIが1本あれば、動画圧縮、編集、録画、ファイル変換、動画ダウンロード、AI高画質化(画像・動画)…これからのPC作業に必要なすべてが揃います。今回の【最大67%OFF】の大感謝セールは、あなたのPC作業の「タイパ(タイムパフォーマンス)」を劇的に向上させる、今年一番のチャンスです。
MP4画質落とすサイト:Online Video Cutter
「Online Video Cutter」は、オンラインでビデオサイズを変更するサイトで、ソフトをインストール必要がないです。
このサイトを使って、オンラインで動画の解像度を下げることができます。さらに、動画の解像度だけでなく、動画クロップ、フォーマットやサイズなども変更可能です。面倒な設定がなく、動画をアップロードするだけで超簡単に使えるところが最大の特徴で、初心者の方にもうまく操作できます。
アップロード速度は、ご利用中のインターネット接続速度によって異なります。
※注意:動画をサーバーにアップロードするため、プライベートな動画や機密情報の取り扱いには注意してください。
「Online Video Cutter」でMP4画質落とす方法
- ステップ1、 「Online Video Cutter」の公式サイトにアクセスし、「ファイルを開く」をクリックして低画質化したい動画を追加します。
- ステップ2、 240p/360p/480p/720Pなどがあり、元動画の解像度より低い解像度を選択します。
- ステップ3、 「保存」ボタンをクリックすると、動画の変更が始まります。
- ステップ4、 動画の変換が完了した後、表示された画面で「保存 」をクリックすると、変更された動画をパソコンに保存できます。
スマホでMP4の画質を落とす方法
MP4の画質を下げるには、動画変換アプリを使う必要があります。次はスマホでMP4画質落とす時の使うアプリを紹介していきます。
MP4画質落とすアプリ:CapCut
CapCutとは、TikTok の開発元 ByteDance 社によって開発された無料動画編集アプリです。
このアプリを使用して、無料で動画の解像度を自由に設定して出力できます。そのほかには、基本的な編集機能にしっかり対応しており、動画にBGMや効果音を入れたり、文字を入れたり、静止画だけを並べて動画にすることができます。
そのほか、ロゴの透かしや機能制限などがなく、高機能で豊富な種類のエフェクトやスタンプが無料で使えてしまうのです。
CapCutでMP4画質落とす方法:
- ステップ1、 CapCutアプリを起動し、「新しいプロジェクト」をタップし、低画質化したいMP4動画を選択して「追加」をタップします。
- ステップ2、 動画を追加した後編集画面が開かれ、画面右上に表示されている「1080P」をタップします。
- ステップ3、 解像度を上げると、「解像度」や「フレームレート」の丸マークをタップして左にスライドします。
- ステップ4、 画面右上のエクスポートボタンをタップして動画を保存します。
まとめ
MP4動画の画質を落とす(圧縮する)ことで、スマホの容量不足を解消したり、SNSへの投稿をスムーズに行ったりすることができます。
- ✅ PCでがっつり作業したい方: 「VideoProc Converter AI」などの専用ソフト
- ✅ 手軽に済ませたい方: 「Online Video Cutter」などのオンラインサイト
- ✅ スマホで完結させたい方: 「CapCut」などの編集アプリ
用途や環境に合わせて最適な方法を選び、動画ファイルを扱いやすいサイズに調整してみてください。