LINEに4K動画/5分以上の動画を圧縮して画質落とさずに送る方法
「スマホで撮った4K動画や、5分を超える長い動画をLINEで送りたいけれど、画質がガサガサになってしまう……」 「容量が大きすぎて送れないと言われた……」
こんな経験はありませんか? 通常、LINEのトークで動画を送ると、サーバーの負担を減らすために自動的に画質が圧縮(劣化)されてしまいます。また、一定の容量を超える動画は送信自体ができません。
しかし、適切な手順を踏めば、綺麗な画質のまま友だちに動画を共有することが可能です。 今回は、最新の情報をもとに、LINEで4K動画や長尺動画を「高画質のまま」「容量を抑えて」送るための具体的な方法を解説します。
<この記事の目次>[非表示表示]
LINEで動画を送る際に画質が落ちる・送れない原因
画質を維持してLINEで送る2つのアプローチ
LINEに4K動画/5分以上の動画を圧縮して画質落とさずに送る方法
まとめ
LINEで動画を送る際に画質が落ちる・送れない原因
そもそも、なぜLINEで動画を送ると画質が悪くなったり、送信エラーが起きたりするのでしょうか。主な原因は以下の3つです。
- @、LINEによる「自動圧縮」と「画質劣化」
- A、動画の「ファイルサイズ」制限
- B、対応していない動画形式
それぞれの原因をご紹介します。
@、LINEによる「自動圧縮」と「画質劣化」
LINEの通常の手順(写真アイコンから選択)で動画を送ると、強制的に解像度やビットレートが下げられます。
例えば、せっかくiPhoneの「4K/60fps」で撮影した美しい動画も、LINEを通すと「720p」や「1080p」程度の画質まで劣化し、ブロックノイズ(映像の乱れ)が発生することがあります。
A、動画の「ファイルサイズ」制限
以前は「5分まで」という時間制限が厳格でしたが、現在は「時間」よりも「ファイルサイズ」が送信可否の基準になっています。
一般的に、LINEでオリジナルの画質を維持して送ろうとする場合、ファイルサイズが大きすぎると(目安として1GB以上など)、送信に失敗したり、時間がかかりすぎてタイムアウトしたりします。
B、対応していない動画形式
LINE(特にスマホ版)は、MP4やMOVといった一般的な形式には強いですが、AVI、MKV、FLVなどの形式は再生できない、または送信できない場合があります。
この場合、LINEが対応している形式(MP4/H.264など)に変換・圧縮する必要があります。
画質を維持してLINEで送る2つのアプローチ
高画質な動画をLINEで送るには、以下の2段階のアプローチが有効です。
- ✔ LINEの「オリジナル画質」機能を使う(短めの動画向け)
- ✔ 専用ソフトで「高画質圧縮」をしてから送る(4K・長尺動画向け)
動画が短く、容量がそれほど大きくない場合は、LINEの送信画面で「ORIGINAL(オリジナル)」ボタンをタップして送るだけで解決する場合もあります。
しかし、5分を超える4K動画などは容量が巨大になるため、そのままでは送れないことがほとんどです。そこで、画質劣化を最小限に抑えつつ、ファイルサイズだけを小さくする「動画圧縮ソフト」が必要になります。
LINEに4K動画/5分以上の動画を圧縮して画質落とさずに送る方法
「5分以上の動画をカット」「容量の大きい4K動画を圧縮」「動画エンコーディング処理(圧縮)を行う」三つの方法によって各種類の動画をLINEで画質落とさずに送れます。
以下では、動画圧縮に特化されるソフト「VideoProc Converter AI」を活用して、画質落とさずに動画を圧縮してLINEに送信していきましょう。
- 対応OS: Windows 11/10/8.1/7 & macOS
- 提供元:Digiarty Software, Inc
- サイズ:171MB
- 日本語:対応
- 価格: 無料体験版あり(機能制限あり)
- 特徴: 最新のAI技術とハードウェアアクセラレーションを搭載し、4K動画でも高速に処理が可能。画質の見た目を損なわずにファイルサイズを大きく削減できます。
VideoProc Converter AIは高い圧縮率を誇る動画圧縮ソフトで、5種類の圧縮方法(カット・トリミング編集/動画エンコーディング処理/パラメーター調整/GOP設定変更/音声削除)をサポートしています。動画圧縮の経験があまりない人にとって、VideoProc Converter AIは高度過ぎるかもしれません。
直感的に操作しやすく、専門知識がなくても動画(4K動画/5分以上)を圧縮してLINEに画質落とさずに送れるのが魅力です。無料体験版でも十分使えますが、5分しか圧縮した動画を出力できません。あくまで登録版(有料版)のお試しという位置付けかもしれません。
ハードウェアアクセラレーション技術、高品質エンジンなどといったテクノロジーを内蔵していて、高速・高品質でファイルサイズを縮小しできます。多機能を持つ動画圧縮ソフトを求めている人にぴったりのツールです。
VideoProc Converter AIで動画を圧縮する手順
無料で使える動画圧縮ソフト「VideoProc Converter AI」が以上で把握できたと思います。
以下では、VideoProc Converter AIを使って動画を圧縮して画質落とさずにLINEに送る手順を解説していきましょう。
- 1VideoProc Converter AIをダウンロードし、インストールして起動します。メイン画面の「圧縮」をクリックします。
- 2表示された画面で「+動画」または「+動画フォルダ」をクリックし、圧縮したい動画ファイルを追加します。
- 3 「一括圧縮率」のスライダーで圧縮率(1〜100%)を調整します。左に動かすほどファイルサイズは小さくなりますが、画質は低下するので注意してください。画質を維持したい場合は、出力解像度を「元と同じ」に設定することをおすすめします。
- 4 「コーディングパラメーター」では、動画コーデックや出力形式を選択できます(LINE送信用であれば、初期設定のMP4形式のままで通常は問題ありません)。
- 5ファイルごとに個別設定が必要な場合は、各動画横の歯車アイコン(「オプション」)から詳細を調整できます。
- カット・トリミング編集:5分以上の動画の要らない部分をカット・トリミングできます。
- 6画面下部で保存先(書き出しフォルダ)を指定し、「RUN」ボタンをクリックすると圧縮処理が開始されます。
圧縮した動画をLINEで送る方法(PC版/スマホ版)
圧縮して軽くなった高画質動画をLINEで送りましょう。
PC版LINEから送る場合(おすすめ)
- 1PC版LINEを起動し、送信したい相手のトークを開きます。
- 2トーク画面へのドラッグ&ドロップ、またはクリップマーク(添付)から圧縮した動画ファイルを選択して送信します。
- ポイント:圧縮済みなので、アップロード時間が大幅に短縮されます。
スマホ版LINEから送る場合
- 1圧縮した動画をPCからスマホへ転送します(AirDrop、USBケーブル、Googleドライブ経由など)。
- 2LINEアプリを開き、トークルームの「+」>「ファイル」を選択し、動画を選んで送信します。
- 注意:ここで「写真/動画」から送ると再度LINEによる自動圧縮がかかる可能性があります。最高画質を維持したい場合は「ファイル」として送信するのが確実です。
まとめ
LINEで4K動画や5分以上の動画をきれいに送るポイントは以下の通りです。
- そのまま送らない:LINEの自動圧縮で画質が崩れる、または容量オーバーになる。
- 適切な圧縮を行う:「VideoProc Converter AI」を使い、画質の美しさを保ったまま容量だけを軽量化する。
- 形式を整える:LINEで再生しやすいMP4形式に変換しておく。
「動画の容量が大きすぎて送れない」「送ると画質が悪くなる」とお悩みの方は、ぜひ動画圧縮ソフトを活用して、スムーズな動画共有を試してみてください。
-
VideoProc Converter AI ― LINEで送信可能なサイズに調整できるVideoProc Converter AIは、特に「一括処理」と「高効率コーデック」のサポートにより、LINEで動画を共有する前の効率的な前処理ツールとして強力です。その便利さを実感できるでしょう。
