【初心者向け】フリー音声編集ソフト「Audacity」の使い方最新版!カット・音量調整・ノイズ除去・録音等!
本格的な音楽編集ソフトと言えば、有料ソフトでは「Adobe Audition」が有名ですが、無料ソフトなら「Audacity」が代表的な存在です。
Audacityは完全無料で利用できるにもかかわらず、高度な音声編集機能を数多く搭載しており、多くのユーザーから高い人気を集めています。
今回の記事では、初心者の方に向けて、Audacityのダウンロードとインストール方法、Audacityを日本語化する手順、さらに基本的な使い方(カット・分割・音量調整・ノイズ除去・録音など)をわかりやすく解説します。
<この記事の目次>[非表示表示]
1.Audacityの使い方|基本情報と機能
- 1-1.Audacityの概要と主な機能
- 1-2.対応環境とサポートファイル形式
2.Audacityの使い方|ダウンロードとインストール
3.Audacityの使い方|日本語化する方法
4.Audacityの使い方|基本操作
5.Audacityの使い方|音声を編集する方法
6.Audacityの使い方|録音する方法
7.まとめ
Audacityの使い方|基本情報と機能
Audacityは、無料で利用できるオープンソースの音声編集ソフトです。Windows・Mac・Linuxに対応しており、音声の録音や編集、加工など幅広い用途で利用されています。
ここでは、Audacityの主な機能や対応環境について詳しく解説します。
Audacityの概要と主な機能
Audacityは、無料ソフトでありながら本格的な音声編集機能を多数搭載している点が特徴です。初心者向けの基本的な編集作業から、音質調整やエフェクト追加などの高度な編集まで幅広く対応しています。
Audacityでは、以下のような音声編集が可能です。
- 音声ファイルのカット・トリミング・結合
- 音量調整や音量の正規化
- ノイズ除去による音質改善
- エコーやフェードなどのエフェクト追加
- マイクやPC音声の録音
- 複数音声トラックのミックス
対応環境とサポートファイル形式
Audacityは、基本的な音声編集であれば一般的なパソコンでも快適に利用できます。ただし複数の音声トラックを重ねた編集や高音質ファイルの処理を行う場合は、CPUやメモリに余裕のあるPCがおすすめです。
Audacityがサポートしている主な音声ファイル形式は、次のとおりです。
- WAV、AIFF、MP3、OGG、FLAC
なお、Audacityで編集したプロジェクトは「.aup3」形式で保存できます。これはAudacity専用の編集データであり、完成した音声ファイルとして保存する場合は、MP3やWAVなどの形式へ書き出します。
Audacityの使い方|ダウンロードとインストール
Audacityを使って音声編集を行うには、まず公式サイトからソフトをダウンロードしてインストールする必要があります。
- 【公式のダウンロード先】:https://www.audacityteam.org/download/
上記の公式サイトにアクセスすると、Audacityのダウンロードページが表示されます。お使いのパソコン環境に合わせて、対応するバージョンを選択してダウンロードしましょう。
- 本記事ではWindows版を使って解説しますが、macOSやLinuxでも基本的な流れは同じです。
Windows版を選択すると、インストーラーのダウンロード画面が表示されます。パソコンの環境に合ったインストーラーを選択してください。
今回は「64 bit installer」を選択します。
クリックすると、インストーラーのダウンロードが開始され、完了するとパソコン内のダウンロードフォルダに保存されます。
1. ダウンロードした「audacity-win-x.x.x-64bit.exe」を実行します。
2. 日本語を選択した状態で、「OK」をクリックします。
3. セットアップウィザードのプロンプトが表示されて、「次へ」をクリックします。
4. 「次へ」を押します。
4. 必要に応じて、「参照」をクリックしてインストール先を変更できます。後は「次へ」を押して進みます。
5. デフォルトでは、デスクトップ上にアイコンを作成するにチェックが入っているが、要らない場合、チェックを外して、「次へ」をクリックします。
6. 「インストール」をクリックします。するとインストールが開始されます。その後インストールが終わるのを待ったら完了です。
7. Audacityを起動すると、以下のような画面が表示されるので、次回以降表示させたくない場合は、左下の「次回からは起動時に表示しない」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックして閉じます。
Audacityの使い方|日本語化する方法
Audacityは、基本的には手動で日本語化の設定を行う必要はありません。
初回インストール時や起動時に、パソコンの言語環境に合わせて表示言語が設定されます。そのため、日本語環境のPCでインストールした場合は、自動的に日本語表示になるケースが一般的です。
もしAudacityが英語表示になっている場合は、設定画面から日本語へ変更できます。
Audacityを起動し、「Edit」→「Preferences」→「Interface」の順に進みます。「Language」項目から「日本語」を選択し、「OK」をクリックすると表示言語を切り替えることができます。
それでも日本語表示に変更できない場合は、Audacityを最新版へ更新するか、一度アンインストールしてから再インストールしてみてください。
Audacityの使い方|基本操作
続いて、Audacityの基本的な操作方法について解説します。
※ Audacityのバージョンによって、操作画面やメニュー名が一部異なる場合があります。その場合は、表示内容に合わせて操作を進めてください。
Audacityの使い方|音声ファイルを読み込む方法
まずは、編集したい音声ファイルをAudacityに読み込みます。
画面上部のメニューバーから「ファイル」→「開く」をクリックし、パソコン内の音声ファイルを選択します。また、エクスプローラーから対象ファイルをAudacityの編集画面へドラッグ&ドロップして追加することも可能です。
読み込みが完了すると、画面中央に音声の波形が表示され、編集できる状態になります。
Audacityの使い方|音声を再生・停止する方法
読み込んだ音声は、画面上部の再生ボタンから確認できます。
- ⏸ 一時停止:現在の位置で一時停止する
- ▶ 再生:音声を再生する
- ⏹ 停止:再生を停止する
- ▶⎸ ホーム:再生位置を音声の先頭へ移動する
- ⎹◀ エンド:再生位置を音声の末尾へ移動する
編集した部分を確認しながら、カットやエフェクト追加などの作業を進めることができます。
Audacityの使い方|音声を書き出して保存する方法
編集作業が完了したら、作成した音声ファイルを書き出して保存します。
画面上部の「ファイル」→「オーディオをエクスポート」から、保存形式や保存先を指定できます。
MP3やWAVなど、用途に合わせたファイル形式を選択して保存しましょう。
※「ファイル」→「保存」をクリックした場合は、編集途中のプロジェクトファイル(.aup3)として保存されます。後から編集を再開したい場合に利用します。
Audacityの使い方|音声を編集する方法
次に、Audacityを使った音声編集方法として、音声のカット・トリミング・結合、音量調整、ノイズ除去、エフェクト適用、音楽ミックスなどについて詳しく解説します。
Audacityの使い方|音声をカット・トリミング・結合する
Audacityでは、不要な部分を削除したり、必要な部分だけを切り出したり、複数の音声ファイルを結合したりすることができます。
1. 波形上でマウスをドラッグして、編集したい範囲を選択します。
- 選択範囲は、以下のショートカットキーで細かく調整することも可能です。
- Shift + 選択ツール:選択範囲を少しずつ広げたり、 狭めたりする
- Shift + K:現在のカーソル位置から末尾までを選択
- Shift + J:現在のカーソル位置から先頭までを選択
2. 不要な部分を削除する場合は、Deleteキーを押します。
切り取る場合は、選択範囲を右クリックして「切り取り」を選択するか、Ctrl + Xを押します。
3. 複数の音声ファイルを同じトラック、または別のトラックに配置し、必要に応じて位置を調整します。不要な部分をカットした後、前後のクリップを並べることで、自然につなげることができます。
Audacityの使い方|音量を調整する
Audacityでは、トラック全体の音量を調整したり、一部の音声だけを大きく・小さくしたり、音量を均一化したりすることができます。
トラック全体の音量を調整する
トラック左側にある音量スライダーを左右に動かすことで、トラック全体の音量を調整できます。
- 左へ動かす:音量を下げる
- 右へ動かす:音量を上げる
音声の一部だけ音量を調整する
音声の一部分だけ音量を変更したい場合は、「増幅」エフェクトを利用します。
1.音量を変更したい範囲をマウスでドラッグして選択します。
2.上部メニューの 「エフェクト」→「音量と圧縮」→「増幅」 をクリックします。
3.増幅量を設定し、「適用」をクリックします。
通常は、初期設定のままでも適切な増幅量が自動的に設定されるため、特別な理由がなければそのまま適用して問題ありません。
音量を均一化する
録音した音声に「音量が大きすぎる部分」と「小さすぎる部分」が混在している場合は、ノーマライズ機能を使うことで、全体の音量バランスを整えられます。
上部メニューの 「エフェクト」→「音量と圧縮」→「ノーマライズ」 を選択し、「適用」をクリックすると、音量が自動的に調整されます。
Audacityの使い方|ノイズの除去
Audacityには「ノイズの低減」機能が搭載されており、録音時に入ってしまったホワイトノイズ(「サー」「ザー」といった一定の雑音)や、弱い環境音・風切り音などを軽減できます。
ただし、強い風切り音や人の話し声など、音声と重なっているノイズは完全に除去できない場合があります。
1. タイムライン上で、ノイズだけが入っている箇所をドラッグして選択します。
2. 上部メニューの 「エフェクト」→「ノイズ除去と修復」→「ノイズの低減」 をクリックし、「ノイズプロファイルを取得」を選択します。
これにより、選択した部分の音をノイズとして認識させます。
4. ノイズを除去したい範囲を選択します。通常は Ctrl + A を押して音声全体を選択すれば問題ありません。
5. 再度 「エフェクト」→「ノイズ除去と修復」→「ノイズの低減」 を開き、「ノイズ低減(dB)」「感度」「周波数平滑化(バンド)」を設定します。
初心者の場合は、まず初期設定のまま試し、必要に応じて各項目を調整するのがおすすめです。
6.「プレビュー」をクリックすると、ノイズ除去後の音声を事前に確認できます。問題がなければ「OK」をクリックすると、ノイズ除去が実行されます。
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Audacityの使い方|音声にエフェクトを追加する
Audacityには、エコーやリバーブ、フェードイン・フェードアウト、ピッチ変更など、さまざまなエフェクトが用意されています。これらを活用することで、音声の雰囲気を手軽に変えることができます。
ここでは、代表的な「エコー」エフェクトを例に、音声へエフェクトを追加する方法を紹介します。
1. トラック全体、またはエコーをかけたい部分だけをドラッグして選択します。
2. 上部メニューの「エフェクト」→「ディレイとリバーブ」→「エコー」 をクリックします。
3. 表示された設定画面で、ディレイ時間や減衰倍数を調整します。
- 録音した音声に自然なエコーを加えたい場合は、以下の設定が目安です。
- ディレイ時間:0.1
- 減衰倍数:0.5
用途に応じて数値を変更すると、エコーの強さや余韻を調整できます。
4. 「プレビュー」をクリックすると、エフェクト適用後の音声を事前に確認できます。
5. 問題がなければ「適用」をクリックすると、選択した範囲にエコーが追加されます。
Audacityの使い方|複数の音楽をミックスする
Audacityでは、複数の音声・音楽ファイルを同じプロジェクトに読み込み、1つの音声としてミックスできます。BGMとナレーションを重ねたり、複数の楽器やボーカルトラックを組み合わせたりする際によく使われる機能です。
1.上部メニューの 「ファイル」→「インポート」→「オーディオ」 をクリックし、ミックスしたい音声ファイルを追加します。
2.読み込んだ音声は、それぞれ別のトラックとして表示されます。
必要に応じてタイムシフトツール(またはクリップをドラッグ)を使い、開始位置や再生タイミングを調整します。
3.各トラックのゲインスライダーで音量を調整し、必要に応じてパンスライダーで左右のバランスを設定します。
BGMとナレーションをミックスする場合は、ナレーションが聞き取りやすいようにBGMの音量を少し下げるのがおすすめです。
4.各トラックに対して、ノイズ除去やイコライザー、リバーブなどのエフェクトを適用すると、より自然で聞きやすい音声に仕上がります。
5.編集が終わったら、「ファイル」→「オーディオをエクスポート」 をクリックし、MP3やWAVなど任意の形式で保存します。
Audacityの使い方|録音する方法
Audacityでは、パソコンから流れる音声(システム音) と マイク音声 のどちらも録音できます。
PC音声を録音する
1.画面上部の「オーディオ設定」で、以下のように設定します。
- ホスト:Windows WASAPI
- 録音デバイス:スピーカー名(Loopback)を選択
※ 「Loopback」が付いたデバイスを選択すると、パソコンで再生している音声を録音できます。
2.録音したい動画や音楽、ゲームなどを再生します。
3.Audacityの録音ボタン(●)をクリックすると録音が開始されます。録音を終了する場合は、停止ボタン(⏹)をクリックしてください。
マイク音声を録音する
マイク音声を録音する場合は、「オーディオ設定」で以下のように設定します。
- ホスト:MME(推奨)
- 録音デバイス:使用するマイク(USBマイクや内蔵マイクなど)
設定後、録音ボタンをクリックすると、マイクから入力された音声を録音できます。
まとめ
本記事では、Audacityの使い方について、ダウンロード・インストールから基本操作、カット・トリミング、音量調整、ノイズ除去、エフェクト追加、音楽のミックス、録音まで詳しく紹介しました。
基本的な編集であれば初心者でも十分使いこなせますが、高度なエフェクトや複数トラックのミックスなどは、慣れるまで少し時間がかかることもあります。
まずは基本操作から試しながら、少しずつ機能を活用していくのがおすすめです。
なお、音声だけでなく、動画の編集も行いたい初心者には、VideoProc Vloggerを強くおすすめします!
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- Audacityは音声編集に特化したソフトですが、動画と音声をまとめて編集したい方には、無料動画編集ソフトVideoProc Vloggerもおすすめです。
- 音声編集:カット・結合・音量調整・ノイズ除去・録音・フェードイン/フェードアウト・イコライザー・ボイスチェンジャーなどに対応。
- 動画編集:動画の分割・字幕追加・トランジション・エフェクト・色補正・速度変更・クロマキー合成など、動画編集に必要な機能を幅広く搭載。
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この記事を書いたライター:柳瀬
動画編集・画像加工・AIツール関連の記事を中心に執筆。実際にソフトを使いながら、使い方やトラブル対処をわかりやすく紹介しています。
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