【AV1変換】FFmpegでAV1を再生できるファイルに高品質変換する方法
広報!新バージョンFFmpegはAV1入力に対応可能!
フリーでオーペンソースの動画変換ソフトのFFmpegは4.0バージョンにアップされました。libaomへの対応によるAV1エンコードはFFmpeg新バージョンに一番注目の機能とされています。
ネットからダウンロードした動画は見たこともないAV1ファイルでした。いまの環境ではAV1が再生できません。この時にFFmpegを使ってAV1を変換すれば解決できます。
ではこれからFFmpegでAV1を再生できるファイルに変換する方法をご紹介します。
豆知識:AV1とは?
AV1非営利団体のAlliance for Open Mediaが開発したオープンかつロイヤリティフリーな動画圧縮コーデックです。ネット動画配信のために開発され、前代のVP9を置き換えてMPEGのH.265との競合を目指しています。
ライセンスにより広範な利用を可能とするため競合企業の特許を侵害しないという特徴と、より小さなファイルに高品質動画が転送できるメリットのおかげで、いま多くのネット動画配信サイトに用いされています。
AV1エンコードをFFmpegのlibaomで完成できる方法
パソコンもiPhoneもスマホも、AV1が再生できないことが多いです。そもそもオンライン再生するために作られたコーデックなので、最新版のFFmpegでAV1を変換してから普通の動画プレイヤーで再生できます。
FFmpegはほかの動画変換ソフトと違って、クリックではなくコードの入力で操作します。故にFFmpegでAV1を変換する方法は初心者にとって少々難しいです。これから初心者の方々もわかるようにAV1変換方法をご説明します。
- 1FFmpegをインストールして、起動します
FFmpegをダウンロードして、インストールします。WindowsとmacOS両方も対応していますので、ぜひ自分の環境に対応するバージョンをダウンロードしてください。また、AV1エンコードはFFmpeg 4.0で追加された新機能なので、4.0またそれ以降のバージョンを選んでください。
インストールしたら正しく設定するようにしてください。
FFmpegダウンロード、インストール、設定についてもっと詳しく知りたいお方は
FFmpegダウンロード、動画圧縮方法へAV1ファイルが保存されるフォルダを見つけて開けます。アドレスバーに「cmd」を入力して「Enter」キーを押します。そうすれば黒いウィンドウが見えます。
- 2コードを入力します
新たな黒いウィンドウでコードが入力できます。FFmpegでAV1を專門のlibaomエンコーダで変換するには、二つのモードが選択できます。モードを問わずにコードを入力しますが、コードが違います。ではこれからモード別でAV1変換コードを説明します。
Tips入力ミスなどをしないために、コードをコピペしたほうが強くすすめます。
高品質モード
- ffmpeg -i ○○.mp4 -c:v libaom-av1 -crf 30 -b:v 0 -strict experimental ××.mkv
説明:コードの意味と使い方
-i ○○.mp4:ファイル名は「〇〇」のMP4ファイルを入力します。〇〇と拡張子は、AV1コーデックを納める動画のファイル名とその拡張子です。ファイル名は英字、日本語、数字など対応でき、スペースと「”(英字二重引用符)」は対応できません。
-c:v libaom-av1:デコーダーはlibaomを使います。FFmpegでAV1コーデックを変換するにはこのコードをぜひ正しく入力してください。
-crf 30:品質は30に設定します。設定できる範囲は0-63で、数字が小さくなるほど出力品質が高くなり、作業時間が長くなります。ごニーズに応じて設定してください。
-b:v 0:ビットレートを設定するコードですが、高品質モードを利用するには0に設定しなければなりません。
-strict experimental ××.mkv:ファイル名は「××」のMKVファイルとして出力します。MKV以外にも様々は出力形式が対応しています。
コードの間に英字半角文字のスペースで区切りします。
実用例:
- ffmpeg -i wedding.mp4 -c:v libaom-av1 -crf 30 -b:v 0 -strict experimental wedding.mkv
このコードで、AV1コーデックを納める「wedding.mp4」を同名MKV動画に変換して、同じフォルダに出力できます。
圧縮モード
- ffmpeg -i ○○.mp4 -c:v libaom-av1 -minrate 500k -b:v 2000k -maxrate 2500k -strict experimental ××.mp4
説明:コードの意味と使い方
-i ○○.mp4:ファイル名は「〇〇」のMP4ファイルを入力します。〇〇と拡張子は、AV1コーデックを納める動画のファイル名とその拡張子です。ファイル名は英字、日本語、数字など対応でき、スペースと「”(英字二重引用符)」は対応できません。
-c:v libaom-av1:デコーダーはlibaomを使います。FFmpegでAV1コーデックを変換するにはこのコードをぜひ正しく入力してください。
-minrate 500k:最小ビットレートを500k/sに設定します。可変ビットレートを設定するコードで、可変ビットレートに設定したくない場合に削除します。
-b:v 2000k:ビットレートを2000k/sに設定します。可変ビットレートの場合に平均ビットレートを2000k/sに設定します。ビットレートによって出力ファイルサイズが決めます。
-maxrate 2500k:最大ビットレートを2500k/sに設定します。可変ビットレートを設定するコードで、可変ビットレートに設定したくない場合に削除します。
-strict experimental ××.mkv:ファイル名は「××」のMKVファイルとして出力します。MKV以外にも様々は出力形式が対応しています。
コードの間に英字半角文字のスペースで区切りします。
実用例:
- ffmpeg -i wedding.mp4 -c:v libaom-av1 -b:v 2000k -strict experimental wedding.mp4
このコードで、AV1コーデックを納める「wedding.mp4」を、ビットレートは2000k/sに設定して、同名MP4動画に変換して、同じフォルダに出力できます。
- 2ステップ3:作業開始
コードを入力したら「Enter」キーを押します。そうすれば作業が始めます。コードが自動的に現れて、完成までしばらく待ってください。
【初心者講座】FFmpeg動画エンコード・編集・圧縮方法をもっと詳しく知りたいお方は
FFmpegの使い方へ初心者向け!簡単かつ直感的にAV1変換できる方法はコレ!
FFmpegでAV1コーデックをエンコードする時に、デコーダーを指定するのでコードがほかの作業より複雑になります。コードが間違った時には手を挙げるしかありません。そもそもFFmpegのインストールと設定がわかりにくいです。
初心者、またより便利にAV1変換したいお方はVideoProc Converterを使ってみてください!このソフトならFFmpegよりずっと簡単かつ直感に操作できます。AV1を再生できるファイルに変換するにはクリック数回だけで完成できます。もちろんビットレート設定による動画圧縮をはじめとするFFmpegの機能も提供しています。
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VideoProc Converter
動画変換・編集・保存・録画をソフト一枚で実現!最新のAV1コーデックも対応でき、再生できるプロファイルに変換できます。一番簡単な方法で、一番高い品質、初心者でも気軽にAV1を変換できます。
ではこれからてAV1エンコードをFFmpegの代わりにVideoProcで完成する方法をご説明します。
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STEP.1
動画変換機能を起動します
まずはVideoProcをダウンロードして、インストールします。VideoProcを起動して、ご覧のように見えます。標記された「ビデオ」と書かれたボタンをクリックして、動画変換機能を起動します。
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STEP.2
動画を入力します
標記された「ビデオ」と書かれたボタンをクリックして、AV1コーデックの動画を入力します。
フォルダからドラッグ&ドロップして動画を追加することが可能です。複数作業に対応でき、この時に複数の動画を追加することも可能です。
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STEP.3
出力プロファイルを確認して、作業開始
標記されたところに出力プロファイルを指定します。「出力」と書かれたボタンをクリックすれば出力プロファイルがすべて表示されます。
「Run」という丸いボタンをクリックして、作業を始めます。