簡単!FFmpegで動画を結合する方法を詳しく解説〜初めての方でも大丈夫!

スマホやカメラで撮影した動画、録画した配信動画、保存したクリップ動画など、複数の動画ファイルを1本につなげたい場面は多いでしょう。
そんなときに便利なのが、無料で使える高機能ツール「FFmpeg」です。
FFmpegを使えば、MP4・TS・MOV・MKVなど様々な形式の動画ファイルをコマンド操作だけで結合できます。
本記事では、FFmpegで動画を結合する方法を初心者にも分かりやすく解説します。
さらに、動画と音声を結合する方法や、FFmpegが難しい人向けの簡単な代替方法についても紹介していきます。
FFmpegで動画を結合する方法
ここでは、FFmpegを使って動画を結合する方法を2つ紹介します。
まずは、結合したいすべての動画ファイルを同じフォルダに保存し、再生順に合わせてファイル名を整理しておきましょう。
今回は、以下の3つの動画ファイルを結合する例で解説します。
1. FFmpegで複数の動画ファイルを連結する基本手順(concatプロトコル)
まずは、昔からよく使われているconcat方式を紹介します。
ステップ1.動画ファイルを保存したフォルダを開き、アドレスバーに cmd と入力して「Enter」キーを押します。
ステップ2.以下のコマンドを入力します。
ffmpeg -i "concat:01.mp4|02.mp4|03.mp4" -c copy output.mp4
- 📝コマンドの意味
- -i入力ファイル(input)を指定するオプションです。
- concat複数の動画を連結(concatenate)する指定です。
- -c copy再エンコードせず、そのまま結合するという意味です。
- output.mp4出力後の動画ファイル名です。
- 好きな名前に変更できます。例えば、「out.mp4」「outvideo.mp4」「makevideo.mp4」などでもいいです。
ステップ3.処理が開始され、完了するとフォルダ内に「output.mp4」が作成されます。
- FFmpegのconcatで結合できない場合は?
- この方法は古いFFmpegでよく使われていましたが、最近のFFmpeg環境では正常に動作しないケースがあります。
- 特に、
- ❌ 結合に失敗する
❌ 音ズレする
❌ 一部だけ再生されない - といった問題が起こることがあります。
- そのため、現在は次に紹介するconcat demuxer方式が推奨されています。
2. FFmpeg concat demuxerを使った動画を結合する手順(推奨)
こちらは、現在のFFmpegで複数の動画ファイルを連結する最も一般的な方法です。成功率が高く、安定して動画を結合できます。
ステップ1.動画ファイルが入っているフォルダで、右クリック → 「新規作成」→「テキスト ドキュメント」を選択します。
ステップ2.テキストに動画名を記載します。
- 以下のように入力
- file '01.mp4'
- file '02.mp4'
- file '03.mp4'
ステップ3.作成したテキストファイルを保存します。
- ファイル名を以下のように変更
- filelist.txt
※ 拡張子.txtを忘れないように注意してください。
ステップ4.フォルダを開いた状態で、アドレスバーにcmdと入力してEnterを押します。
ステップ5.以下のコマンドを入力します。
ffmpeg -f concat -i filelist.txt -c copy output.mp4
- 📝コマンドの意味
- -f concatconcat demuxerを利用する指定です。
- -c copy再エンコードせず高速で結合します。
ステップ6.「Enter」キーを押すと、FFmpegで動画結合が開始されます。処理完了後、フォルダ内に「output」という動画ファイルが生成されます。
- 注意点
- この方法では、結合する動画の仕様を揃える必要があります。
- 例えば、解像度、フレームレート(fps)、コーデックなどが異なる場合、正常に結合できないことがあります。
FFmpegで動画と音声を結合する方法
FFmpegを使えば、動画ファイルに別の音声ファイル(BGM・ナレーション・録音音声など)を追加して、1つの動画として保存できます。
例えば、 「動画にBGMを付けたい」 「ナレーションを後付けしたい」といった場合に便利です。
ステップ1.まず、動画ファイルと音声ファイルを同じフォルダに入れます。
ステップ2.フォルダを開いた状態で、アドレスバーに「cmd」と入力し、「Enter」キーを押します。
ステップ3.以下のコマンドを入力します。
ffmpeg -i video.mp4 -i audio.mp3 -c:v copy -c:a aac output.mp4
- 📝コマンドの意味
- -i video.mp4入力する動画ファイルです。
- -i audio.mp3追加する音声ファイルです。
- -c:v copy映像を再エンコードせず、そのまま保持します。
- -c:a aac音声をAAC形式に変換します。
- output.mp4出力後の動画ファイル名です。
ステップ4.処理が開始され、完了するとフォルダ内に「output.mp4」が作成されます。
これで、動画と音声が結合された動画ファイルの完成です。
- 動画と音声の長さが違う場合の注意点
- 動画と音声の再生時間が大きく異なる場合、「音声だけ途中で終わる」「動画だけ長く続く」「音ズレする」といった問題が起こることがあります。
- そのため、
✅ 音声を事前に編集する
✅ -shortestを使う
✅ 動画の長さを合わせる
などの調整がおすすめです。
【初心者向け】FFmpegなしでもできる簡単な動画結合方法
FFmpegは非常に高機能な動画処理ツールですが、基本的に開発者向けのソフトです。
慣れている人には便利ですが、
- ❌ コマンド入力が必要
- ❌ エラーが分かりにくい
- ❌ 初心者には操作難易度が高い
というデメリットもあります。
特に、複数の動画を簡単につなげたいだけという場合は、GUI付きの動画結合ソフトを使ったほうが、圧倒的に簡単です。
そこでここでは、初心者でもすぐ使える動画結合ソフトとして、「VideoProc Converter AI」を紹介します。
- VideoProc Converter AIの特徴
- ✅ 複数の動画をワンクリックで簡単結合
- ✅ MP4 / MOV / AVI / MKV / FLV / TS など幅広い形式に対応
- ✅ 解像度や形式が異なる動画や音声でも結合可能
- ✅ GPUアクセラレーション対応で高速処理
- ✅ 動画のトリミング・字幕追加・ノイズ除去・AI高画質化にも対応
FFmpegの代わりに、VideoProc Converter AIで動画を結合する方法は、
ステップ1.VideoProc Converter AIを起動し、メイン画面の「動画」→「+動画」ボタンをクリックし、結合したい動画をすべて追加します。
ステップ2.動画リスト右側の「△▽」ボタンを使って、再生順を変更できます。
ステップ3.画面下の「ビデオ」タブから保存形式を選択します。
ステップ4.右下の「結合」にチェックを入れて、「RUN」ボタンを押すと、動画結合が開始されます。
処理完了後、自動的に1本の動画ファイルとして保存されます。
FFmpegを利用するときとの比較
| 項目 | FFmpeg | VideoProc Converter AI |
|---|---|---|
| 操作方法 | コマンド入力 | マウス操作 |
| 初心者向け | △ | ◎ |
| 結合速度 | 高速 | 高速 |
| 異なる形式の結合 | やや面倒 | 簡単 |
| エラー対応 | 難しい | 分かりやすい |
FFmpegは非常に高機能で、細かい動画処理まで行える強力なツールです。ただし、コマンド入力が必要になるため、初心者には少しハードルが高いと感じることもあります。
特に、
❌ コマンドの入力ミス
❌ 動画形式の違いによるエラー
❌ パス設定の問題
などでつまずきやすい点には注意が必要です。
一方、VideoProc Converter AIのようなGUIソフトなら、動画をドラッグ&ドロップするだけで簡単に結合できます。
また、異なる形式の動画結合や音声・字幕の追加、AI高画質化なども直感的に操作できるため、「難しい設定なしで動画を結合したい」という初心者にも使いやすいのが特徴です。
「とにかく簡単に動画をつなげたい」という場合は、FFmpegだけでなく、初心者向けの動画結合ソフトも活用してみるとよいでしょう。