Zoomで録画した動画を編集する方法(ローカル&クラウドレコーディングに全対応)
コロナの影響により、Zoomを活用して、オンライン会議やセミナーを行う人が増えています。
一方、インターネット接続が悪いため、通話が切断される場合があります。 また、色々な原因で、会議に参加できない人もいます。
なので、Zoomのオンライン会議やセミナーを録画する必要があります。
Zoomなら、レコーディング(録画)機能が標準搭載しています。
Zoomプリセットされたの録画機能によって、会議やセミナーをローカルに保存したり、クラウドストレージに保存したりすることができます。
しかし、Zoomで録画するだけでは十分ではないと思います。 不要な部分があって、余計な容量を食ったり、ノイズがあって、はっきり声を聞き取れなかったり、色々とZoomで録画した動画を編集する必要があります。
なので、この記事では、Zoomで録画した動画を編集する方法を紹介します。ローカルレコーディングとクラウドレコーディング機能によって録画した動画をトリミング・カットしたり、字幕追加したり、ノイズ除去したりすることが簡単にできます。
Zoomのレコーディング(録画)機能について
Zoomで録画した動画を編集するには、Zoomのレコーディング機能によって記録した動画データの保存先を知る必要があります。
これからはZoomのレコーディング機能と保存先を詳しく紹介します。Zoomにはローカルレコーディングとクラウドレコーディングという2つの種類があります。それぞれの保存先が異なるので、Zoomレコーディング機能で録画した動画を編集する方法も異なっています。
@ ローカルレコーディング(無料)
Zoomのローカルレコーディングはミーティングやセミナーを動画データで記録して、動画データをパソコンのハードディスクやUSBメモリなどのローカルに保存するという仕組みです。 Zoomも無料プランでも利用できます。
Zoomローカルレコーディングによって録画した動画の保存先をチェック&変更する方法↓↓↓
起動画面の右上の「歯車マーク」をクリック→「設定」の「レコーディング」を選択
→録画の保存先の横にある「変更」によって保存場所をカスタマイズすることができる。
Zoomのローカルレコーディング機能で録画した動画の保存先(デフォルト):
🍄 Windows:C:\Users\[Username]\Documents\Zoom
🍄 Mac:/Users/[Username]/Documents/Zoom
🍄 Linux:home/[Username]/Documents/Zoom
A クラウドレコーディング(有料)
ZoomのクラウドレコーディングはパソコンやUSBメモリなどのローカルではなく、インターネット上のスペースに録画データを保存する仕組みです。Zoomの有料ライセンスを契約しているユーザーのみ扱える機能になっていますので、Zoom無料ライセンスでは利用できません。
Zoomのクラウドレコーディング機能で録画した動画の保存先(デフォルト):
🍄 クラウド/インターネット(データセンター)
Zoomのローカルレコーディングで録画した動画を編集する方法
Zoomのローカルレコーディング機能を利用している人のために、サードパーティー製無料動画編集ソフトによって、Zoomで録画した動画を編集する方法を説明します。
おすすめのWindows 11対応無料動画編集ソフト
ここで利用する無料動画編集ソフトはVideoProc Vloggerです。VideoProc Vloggerトリミング機能によって、Zoom会議動画の不要な部分を簡単に削除することができます。また、字幕とテロップの追加もできて、テキストのフォント、サイズ、色、位置なども自由に設定できます。Zoomで録画した動画に雑音があって、話がはっきり聞き取れない場合、ノイズ除去機能を利用すれば、クリアにすることができます。
- 📰 VideoProc Vlogger の概要
- 【開発元】:Digiarty Software, Inc.
- 【対応OS】:Windows 7/8/8.1/10/11(64bit)またはそれ以降; Mac OS X 10.11またはそれ以降
- 【価格】:無料
- 【制限】:なし(ロゴ・透かし・ウォーターマークなし、時間制限なし、利用回数制限なし)
- 【動画編集機能】:トリミング、クロップ、結合、ズームイン&ズームアウト、エフェクト追加、PIP、画面分割、逆再生、再生速度変更(スロー・倍速)、色調補正、モーション、字幕&テロップ…
- 【音声編集機能】:カット、結合、フェードイン&フェードアウト、エフェクト追加、ボイチェン、イコライザー調整、音声分析(オンセット&ビート&無音検出)、録音…
VideoProc VloggerによってZoomで録画した動画を編集する方法
- ステップ@ 動画追加
- 無料動画編集ソフトVideoProc Vloggerを起動して、「新規プロジェクト」を作成します。Zoomで録画した動画を「メディア」にドラッグ&ドロップします。そして「メディアライブラリ」から動画・音声ファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップします。
- ステップA Zoom動画編集
- Zoomで録画した動画を編集するなら、まずタイムラインで、編集したいクリップをクリックして選択します。
- トリミング・カット
- 余計な部分を削除するには、VideoProc Vloggerのトリミング機能によってできます。トリミングの方法は2つあります。ここでは、「分割」タブによっての操作手順を紹介します。
- ❶ ビデオクリップのタイムラインでカットしたい部分の開始時刻をクリックして、「分割」をクリックします。そして、終了時刻を選択して、「分割」をクリックします。
- ❷ ビデオクリップが3つのパートになったら、カットしたい部分をクリックして、キーボードで「Delete」キーを押したら、その部分が削除されます。そして、後ろのビデオクリップが自動的に前に移動して、残りのビデオクリップが繋ぎます。
- 速度変更(スロー&倍速)
- Zoomで録画した動画の速度を調整したいこともよくあります。VideoProc Vloggerで動画の速度を変更する方法は3つあります。ここでは、右上のインスペクタで動画の速度変更を変更する方法を説明します。
- ❶ 速度変更したい動画クリップを選択して、右上のインスペクタで「再生速度」に移動します。
- ❷ 「普通変更」で平均速度1/8、1/4、1/2を選択て、動画をスローに編集できます。2、4、8、16にすれば、動画の速度を倍速にすることができます。「OK」ボタンのクリックをお忘れなく!
- テキスト追加(字幕・テロップ)
- Zoomで録画した動画に字幕を追加したり、強調したい所にテロップを追加したりしたいなら、VideoProc Vloggerのテキスト追加機能をご利用ください。
- ❶ 編集画面の左上の「メディア」の後ろにある「タイトル」をクリックして、テキスト追加機能を表示させます。
- ❷ 好きな字幕やタイトルスタイルをタイムラインにドラッグ&ドロップします。VideoProc Vloggerは自動的に「字幕トラック」を生成します。
- 🍄 Zoom動画の字幕のフォントやサイズ、位置などを設定することもできます。詳しい方法はこちらをご覧下さい。動画に字幕とテロップを追加する方法>>
- ノイズ除去
- Zoomで録画した動画に雑音があるなら、VideoProc Vloggerのノイズ除去機能を使いましょう。
- ❶ まず音声トラックを動画から分離します。ツールバーにある「オーディオ分離」をクリックします。
- ❷ 分離されたオーディオクリップを選択して、ツールバーにある「オーディオ」タブをクリックします。
- ❸ 声にエコー効果をかけたい部分を選択します。選択された部分が緑になります。デフォルトでは、そのオーディオクリップがまるごと選択されています。そして「エフェクト」をクリップします。
- ❹ 「ノイズ除去」という音声効果をクリックして、「ノイズの除去(dB) 」を調整します。6〜30dB の値をおすすめします。そして、「適用」をクリックします。「オーディオエディター」画面でも「適用」をクリックします。
- ステップB 書き出し
- 最後には、編集されたZoom動画を書き出します。ツールバーにある「書き出し」ボタンをクリックして、保存先やファイル名などを設定したら終了します。
Zoomのクラウドレコーディングで録画した動画を編集する方法
Zoomの有料ライセンスを持っていて、クラウドレコーディング機能によって、Zoomのオンラインミーティングやセミナーをクラウドに保存している場合、Zoomのオンライン機能で、Zoomで録画した動画をトリミングしたり、字幕追加したり、再生速度を変更したりすることができます。
- Zoomクラウド録画動画を編集する方法
- 事前に編集したいZoomクラウド録画動画を開きます。
- ❶ ZoomのWebポータルにログインします。
- ❷ ナビゲーションメニューで「記録」をクリックして、編集したいZoomクラウドレコーディングのミーティングトピックをクリックして、動画のサムネイル或いは「スピーカービューとの共有画面」をクリックします。
- トリミング・カット
- ❶ 再生コントロールバーで、ハサミのアイコンをクリックしたら、「再生範囲をセットする」というダイヤロッグが表示されます。「分かりました」を押してください。
- ❷ スライドバーで両端を移動して、開始時刻と終了時刻を設定して、「保存」ボタンをクリックすれば、Zoom録画動画の不要な部分を削除することができます。
- 速度変更(倍速)
- Zoomでクラウド録画した動画の速度を調整したいこともよくあります。
- ❶ 再生コントロールバーで、ハサミアイコンの左にある「速度」をクリックすれば、Zoom録画動画の速度を1.5/2倍速にすることができます。
- テキスト追加(字幕・テロップ)
- Zoom動画に字幕を追加したいなら、Zoomの文字起こし(自動字幕生成)機能を使いましょう。
- 🍄 ご注意:Zoom有料版の文字起こし機能は英語対応のみで、日本語にはまだ対応していません。2022年4月時点では、日本語対応はまだ開発中とされています。
- 🍄 また、Zoomで録画した動画に字幕を追加することはできません。Zoomのクラウドレコーディングを行う前に設定する必要があります。詳しくは下記の手順をご覧下さいください。
- ❶ ZoomのWebポータルにログイン → 「設定」 → 「録画」タブの「クラウド録画」オプションで設定を有効に → 「高度クラウド録画設定」で「オーディオ文字起こし」を有効にして、「保存」
- ❷ Zoomクラウド録画の文字起こしをオンにしたら、クラウドレコーディングを行うと、録画の保存先と同じ場所に、文字起こしのVTTファイルが生成されます。
- ❸ ナビゲーションメニューで「記録」をクリックして、該当のクラウド録画動画を表示します。画面右下の「CC」アイコンをクリックして字幕を設定することができます。
最後に
Zoomで録画した動画を編集する方法は以上です。字幕追加、トリミング、ノイズ除去など、Zoomのローカルレコーディングとクラウドレコーディングの動画を編集して、ミーティングやセミナーの重要なところをより深く理解することができます。
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