画質の劣化なし!Windows11で動画の解像度を簡単に変更できる方法・おすすめソフト
Windows11で動画の解像度を変更するにあたって、「動画の解像度を変更したのに、なぜ画質が落ちてしまったの?」「画質を落とさずに動画の解像度を変更したいけど、どの方法がおすすめ?」といった不安や疑問を持つ人は多いでしょう。
そこで今回は、画質を落とさずにWindows11で動画の解像度を変更する方法、おすすめの簡単に動画の解像度変更できるソフトを詳しく紹介します。
Windows11で動画の解像度を画質落とさずに上げたり、下げたりしたい方は必見です。
目次
1.動画の解像度変更で画質が落ちるのはなぜ?
2.Windows11で動画の解像度を変更しても画質が劣化しない方法
3.方法1:AIソフトを使ってWindows11で動画の解像度を変更する
4.方法2:プレーヤーを使ってWindows11で動画の解像度を変更する
動画の解像度変更で画質が落ちるのはなぜ?
Windows11で動画の画面サイズを変更する際に、解像度を確実に上げたのになぜか元のファイルと比較して画質が低下してしまったことがあります。
実は、動画の解像度は横のピクセル数(画素)X縦のピクセル数(画素)で表現されます。一般的には、縦横のピクセル数が多ければ、解像度が高く、画質が良くなります。
Windows11で動画の解像度を下げると、動画の縦横のピクセル数を減らして同じ内容のまま縮小するので、画質が落ちてしまいます。
Windows11で動画の解像度を上げると、各ピクセルを引き伸ばすことで縦横のピクセル数を増やすので、動画を拡大するとぼやけて見えたり、画質が粗くなってきます。
そのため、画質を落とさずにWindows11で動画の解像度を変更したい場合は、一般的な方法はできません。
Windows11で動画の解像度を変更しても画質が劣化しない方法
オリジナル画質のまま、Windows11で動画の解像度を変更する方法は2つあります。
1つ目は、AIで動画の解像度変更できるソフトを利用する方法です。
AIの技術によって動画の解像度を上げたり、下げたりしても画質が劣化しません。それに、一般的には使い方もわかりやすいので、初心者の方におすすめです。
2つ目は、外部のビデオレンダラかシェーダを導入し、メディアプレイヤーで再生しながら動画の解像度をリアルタイムに変更する方法です。
メディアプレイヤーで動画の解像度をリアルタイムに変更するのはちょっと手間のかかる方法なので、PC操作や設定に詳しい方に適しています。それに、画質を落とさずにWindows11で動画の解像度を無料で変更する点が最大のメリットです。
ここからは、それぞれのやり方と無劣化で動画の解像度変更できるツールについて解説していきます。
方法1:AIソフトを使ってWindows11で動画の解像度を変更する
素早く手軽に画質を落とさずにWindows11で動画の解像度を上げたり、下げたりするには、AIで動画の解像度変更できるソフトが必要です。
以下のAIによる動画の解像度変更ソフトを使うのが良いでしょう。
- ▶ VideoProc Converter AI
- ▶ DVDFab 動画加工 AI
- ▶ AVCLabs Video Enhancer AI
各ソフトの特徴を詳しく紹介します。
AIで動画の解像度変更ソフト@:VideoProc Converter AI
提供会社:Digiarty Software |
AI超解像技術で低解像度の動画を自動で高画質にできる! 最安価格:3,780円 先進的なAI超解像技術により、オリジナルの画質を保ちつつ、動画・画像の解像度を最大4K(8K)まで拡大できます。 |
VideoProc Converter AIを使って、Windows11で動画の解像度を変更する方法は以下の通りです。
- 1 VideoProc Converter AIを立ち上げて、トップ画面の「AI動画高画質化」をクリックします。
- 2 解像度変更する動画ファイルはVideoProc Converter AI にドロップで追加します。
- 3 プレビューが表示されると、読み込んだ動画のジャンルによって、画面の右側にある「タイプ」で「実写」か「アニメ」を選択します。
- 4 「モデル設定」の「スケール」 で解像度の倍率を設定して、「画質レベル」を「最高」、「高」、「中」、「低」、「最低」の中から必要に応じて選択します。
- 640x360 の動画を 2倍にすると1920x1080になり、ファイルサイズも増大するのでご注意ください。
- 5 最後は、書き出しフォルダを指定し、「RUN」をクリックすれば、画質を落とさずにWindows11で動画の解像度を変更が始まります。
AIで動画の解像度変更ソフト:AVCLabs Video Enhancer AI
提供会社:AVCLabs Inc
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低解像度動画や古い映像の修復がAIで一瞬で行える AIアルゴリズムを用いた超解像により、迅速に低解像度動画を高解像度に変換しながら、画質が元よりきれいに加工できます。また顔の鮮明化やモノクロ動画のカラー化などのAI機能も多数揃っています。 |
AIで動画の解像度変更ソフト:DVDFab 動画加工 AI
提供会社:DVDFab.org
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簡単な操作で、解像度の低い動画をよりきれいに加工できる! 最安価格:7,500円 ニューラルネットワークと超解像技術によるAIモデルを活用し、ドラッグ&ドロップだけの簡単ステップで、低解像度の動画を4Kまで拡大しても画質を落としません。 |
方法2:プレーヤーを使ってWindows11で動画の解像度を変更する
画質を保ちつつ、Windows11で動画の解像度を変更するには、メディアプレイヤーを経由してリアルタイムに動画の解像度変更を行う方法もあります。ただし、リアルタイムで高解像度化可能なビデオレンダラかシェーダを導入して、メディアプレイヤーと組み合わせる必要があります。
今回は、シェーダの「Anime4K」とメディアプレイヤーの「MPC‐HC」を組み合わせて使用する場合を例にしていきます。
- Anime4Kとは
- 「Anime4K」は、動画再生と同時に、リアルタイムでアニメなどの映像の解像度を拡大して、最大約4K相当の画質になれるフリーシェーダです。
- 1 「bloc97/Anime4K · GitHub」のページにアクセスして、「Assets」の「Anime4K_v○○.zip」のリンクをクリックします。
- 2 ダウンロードした「Anime4K_HLSL.zip」を右クリックして「すべて展開」を選択してファイルを展開します。すると、展開したフォルダ内のすべての「.hlsl」ファイルをコピーします。
- 3 MPC‐HCのインストーラーフォルダ内の「Shaders」フォルダをエクスプローラで開き、空白の部分で右クリックして「貼り付け」を選択することで、「.hlsl」ファイルを「Shaders」フォルダ内にコピーします。
- 4 MPC‐HCを起動して、画面上部の「再生」→「シェーダ」→「シェーダを選択」をクリックします。
- 5 シェーダの選択欄に「Anime4K_Computelum」を選択して、右側の「サイズ変更後のシェーダに追加」をクリックしたら、「Anime4K_Computelum」が「アクティブなサイズ変更後のシェーダ」欄に表示されます。
- 後は、同じ手順で、
- • Anime4K_Push
• Anime4k_ComputeGradient
• Anime4K_PushGrad_weak - の順に「アクティブなサイズ変更後のシェーダ」欄に追加します。
- 6 追加が完了したら、「シェーダ プリセット」の入力欄に「Anime4K-1080P以上」を入力して、「保存」→「適用」を押します。
- 7 そして、「アクティブなサイズ変更後のシェーダ」欄にある内容を全部削除して、「シェーダ プリセット」の入力欄にあるテキストも削除します。
- 8 次は、同じ手順で
- • Anime4K_Computelum
• Anime4K_Push
• Anime4k_ComputeGradient
• Anime4K_PushGrad - の順に「アクティブなサイズ変更後のシェーダ」欄に追加します。
- 9 追加したら、「シェーダ プリセット」の入力欄に「Anime4K-1080P以下」を入力して、「保存」→「適用」を押します。
- 10 続いて、「アクティブなサイズ変更後のシェーダ」欄にある内容を全部削除して、「シェーダ プリセット」の入力欄に「なし」を入力したら、「保存」→「適用」→「OK」を押します。
- 11 MPC‐HCのメイン画面に戻り、画面上部の「再生」→「シェーダ」をクリックしたら、「シェーダ デバッガ」の下側に「Anime4K-1080P以上」「Anime4K-1080P以下」「なし」と表示されています。
- • MPC‐HCで1080pを超える動画をリアルタイムに高解像度化する場合は、「Anime4K-1080P以上」を選択します。
• MPC‐HCで1080p以下の動画をリアルタイムに高解像度化する場合は、「Anime4K-1080P以下」を選択します。
• MPC‐HCで動画再生中にAnime4Kの機能を無効化したい場合は、「なし」を選択します。 - 12 最後は、Windows11で解像度変更をしたい動画をMPC‐HCにドラッグして再生します。