【音質&画質無劣化】MP4音量調整フリーソフトおすすめ5選|MP4動画音量調整(上げる&下げる)方法あり

MP4ファイルは、高品質なビデオやオーディオコンテンツの保存によく使用される人気のある動画フォーマットです。しかし、時々、MP4ファイルの音量が低すぎたり高すぎたりすることがあります。そんな場合に役立つのが、無料で利用できるMP4音量調整ソフトです。
この記事では、MP4ファイルの音量を簡単に調整できる優れたフリーソフトを5つご紹介します。また、ソフトを利用して、音質と画質を劣化せずに、MP4動画ファイルの音量を上げたり、下げたりする方法も画像付きで紹介します。
信頼性のあるソフトを選びましたので、ぜひ以下のおすすめのMP4音量調整フリーソフトをご覧ください。
T. 音質&画質を劣化せずに、MP4の音量を調整する裏ワザ
音量だけを調整して、MP4動画ファイルの音質と画質を劣化させたくないでしょう。 実は、ビデオとオーディオを再エンコードせずに、コーデックをコピーすれば、音質と画質が劣化しません。
この記事で紹介するMP4音量調整フリーソフトは全部コーデックを変換しないで、MP4ボリュームを調整することができます。ご安心ください。
また、エンコードしないで、音量だけを調整するので、必要な処理時間も短いです。
U. MP4音量調整の倍数とデシベル(dB)の関係性
ちなみに、MP4ボリュームを調整する時、デシベル(dB)と倍数という2つの方式があります。ここでは、常用のデシベル(dB)と倍数との関係性を挙げます。
- -20dB→1/10倍、 -10dB→1/3倍、 -6dB→1/2倍、 -3dB→1/1.4倍-2dB→1/1.25倍、 2dB→1.25倍、 3dB→1.4倍、 6dB→2倍、 10dB→3倍、 20dB→10倍
MP4音量調整フリーソフトおすすめNo.1〜VideoProc Converter
まずは、動画編集、変換、ダウンロード、録画など多機能を搭載しているVideoProc Converterというオールインワン動画処理ソフトをおすすめします。
- 【開発元】:Digiarty Software, Inc.
- 【対応OS】:Windows 7/8/8.1/10/11(32bit / 64bit); Mac OS 10.6またはそれ以降(Ventura(macOS 13)対応済み)
- 【入力形式】:MP4、MKV、AVI、FLV、MOV、3GP、WMV、MV4のすべての既知のビデオ形式
- 【音量調整範囲】:25%~400%
- 【主な機能】:音量調整、動画&音声変換、動画&音声ダウンロード、Windows/Mac/iPhone画面録画、動画編集(トリミング、結合、再生速度調整、色編集、回転&反転、字幕追加、クロップ…)、手ブレ補正、ノイズ除去、レンズ補正、字幕エクスポート、m3u8ファイル作成、音ズレ補正、動画圧縮…
VideoProc Converterは、豊富な機能セットと直感的なインターフェースを備えており、ビデオ変換や編集を容易に行うことができます。ビデオの変換、編集、ダウンロードなどのニーズに応じて、さまざまな機能を活用することができます。
勿論MP4動画の音量を調整する機能も搭載しています。スライダーを移動するだけで、MP4の音量を上げたり、下げたりすることができます。
プレビューウィンドウが搭載していて、MP4音量を調整したら、リアルタイムにプレビューウィンドウに反応されて、ボリュームが小さすぎたり、大きすぎたりしたら、すぐに調整できます。
VideoProc Converterはバッチ処理をサポートし、複数のMP4ファイルを追加して、音量の増減を設定したら、一括で複数のMP4の音量を調整することができます。
出力のビデオコーデックとオーディオコーデックが設定できて、「自動コピー」にチェックを入れたら、コーデックをコピーして、MP4動画の音量だけを上げたり、下げたりして、画質&音質を劣化せずに、MP4音量を調整することができます。
- 🔴 音量調整後のMP4動画がリアルタイムでプレビューできる
- 🔴 一括で複数のMP4の音量を調整することができる
- 🔴 実用的な動画&音声処理機能が豊富に搭載している
おすすめポイント
- 👇 VideoProc Converterを使って無料でMP4動画の音量を調整する方法
- 1VideoProc Converterを起動して、「ビデオ」をクリックしたら、動画変換&編集機能のウィンドウが表示されます。
- 2「ビデオ」或いは「動画フォルダ」によって、MP4ファイルをソフトに追加します。下部の出力形式設定で、出力動画の形式とビデオコーデックを選択します。入力動画のビデオとオーディオのコーデックは追加したファイルの項目欄で確認できます。設定したら、「オプション」という設定ボタンをクリックします。
- 3「フォーマット」設定画面で、「フレームレート」「解像度」「アスペクト比」を全て「元と同じ」に設定します。そして、「オーディオコーデック」の下にある「強制コピー」にチェックを入れてください。設定完了後、「全てに適用」或いは「完了」ボタンをクリックします。
- 4もう一度「オプション」をクリックして、上部の「ビデオ編集」タブを押します。「音量」のところにあるスライダーを移動したら、MP4動画の音量を調整することができます。プレビューウィンドウの下の再生ボタンをクリックしたら、リアルタイムで調整している音量が再生します。設定後、「完了」ボタンを忘れないで!
- 5ビデオ&オーディオをエンコードしないには、「自動コピー」にチェックを入れて、「RUN」ボタンを押してください。
MP4音量調整フリーソフトおすすめNo.2〜FFmpeg
- 【開発元】:FFmpegチーム
- 【対応OS】:Windows、macOS、Linux(その他各OS向けにコンパイル可能)
- 【入力形式】:mp4, avi, mkv, webm, vob, mp3, aac, ogg, ac3, wmaなど主流の動画&音声形式に全対応
- 【音量調整範囲】:不明
- 【主な機能】:ボリューム調整、動画&音声変換、ダウンロード、ストリーミング、画面録画…
FFmpegは、オープンソースのマルチメディアフレームワークであり、コマンドラインベースのソフトです。様々なプラットフォーム(Windows、Mac、Linuxなど)で利用することができます。
FFmpegは、マルチメディア処理の広範なニーズに対応するための強力なツールです。その柔軟性と豊富な機能セットにより、ビデオやオーディオの変換、編集、ストリーミング、エンコードなどのタスクを効率的に実行することができます。MP4動画ファイルの音量を調整することも容易にできます。
FFmpegでは、さまざまな高度な音量調整オプションも利用することができます。
- a. デシベル(dB単位)での音量調整: volume=10dBのように、dB単位で音量を指定できます。正の値で音量を増やし、負の値で音量を減らします。
- b. パーセンテージでの音量調整: volume=150%のように、パーセンテージで音量を指定できます。100%が元の音量に対応し、それ以上の値で音量を増やし、それ以下の値で音量を減らします。
- c. 特定の時間範囲内での音量調整: volume=5dB:enable='between(t,10,20)'のように、特定の時間範囲内での音量調整を行うこともできます。ここでは、10秒から20秒までの間で音量を5dB増やしています。
- 🔴 パーセンテージだけでなく、dB単位でMP4音量を調整することができる
- 🔴 特定の時間範囲内での音量調整ができる
おすすめポイント
ご注意コマンドラインツールの使用に慣れていない場合は、事前に十分な理解と注意を払って操作してください。
- 👇 FFmpegを使って無料でMP4動画の音量を調整する方法
- 1エクスプローラのアドレスバーに「cmd」と入力してEnterを押したら、コマンドプロンプトウィンドウが表示されます。
- 2ffmpeg -i input.mp4 -vcodec copy -af "volume=2.0" output.mp4
- そして、上記のコマンドをコピペして、「Endter」キーを押したら、MP4ファイルの音量が2倍になります。
- このコマンドでは、input.mp4は元のMP4ファイルの名前を指定し、output.mp4は変更を加えた後のファイルの名前を指定します。-vcodec copyはビデオコーデックをコピーすることを指定します。-af "volume=2.0"は音量を2倍に増やす例ですが、必要に応じて適切な音量の値に変更してください。また、上記で述べたように、デシベル(dB)で音量を設定することもできます。
MP4音量調整フリーソフトおすすめNo.3〜XMedia Recode
- 【開発元】:Sebastian Dorfler
- 【対応OS】:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11 ( 32 bit & 64 bit )
- 【入力形式】:mp4, avi, mkv, webm, vob, mp3, aac, ogg, ac3, wmaなど主流の動画&音声形式に全対応
- 【音量調整範囲】:1%〜500%或いは「-12.0dB(音量小)」〜「12.0 dB(音量大)」
- 【主な機能】:ボリューム調整、ビデオ&オーディオ変換、ビデオ&オーディオフィルタ追加、トリミング…
XMedia Recodeは、Windows用の無料のビデオおよびオーディオ変換ソフトです。XMedia Recodeは、使いやすいインターフェースと豊富な機能を提供し、ビデオとオーディオの変換やエンコードを簡単に行うことができます。柔軟な設定オプションを備えており、MP4ファイルの音量調整を簡単かつ効果的に行うことができます。
XMedia Recodeは元の音量に対するパーセンテージで音量を調整することもできるし、dB単位で音量を増減させることもできます。
MP4音量調整の効果を事前に確認するためのプレビュー機能があります。設定を行った後、ビデオプレビューを再生して調整結果を確認できます。
また、 XMedia Recodeは、複数のファイルを一度に処理するバッチ変換機能も提供しています。複数のMP4ファイルを追加し、複数のファイルを選択したままで、音量を調整すれば、一括で処理することができます。
- 🔴 複数のMP4動画ファイルを一括で追加し、音量を一度だけ設定したら、一括で処理可能
- 🔴 パーセンテージだけでなく、dB単位でMP4音量を調整することができる
おすすめポイント
- 👇 XMedia Recodeを使って無料でMP4動画の音量を調整する方法
- 1XMedia Recodeを起動して、「ファイルを開く」によって、MP4ファイルをソフトに追加します。そして、「形式」を「MP4」に、「ファイル拡張子」を「mp4」に設定してください。
- 2「映像」と「音声トラック」の「モード」を全部「コピー」に設定します。
- 3「クロップ/プレビュー」→「音声トラック」→「フィルター追加」→「音量補正」→「追加」の順でクリックしてください。
- 4「音量補正」をクリックして、左側で音量をパーセンテージで調整します。設定後、上部の「リストに追加」→「エンコード」の順でクリックしたら、MP4の音量を変更する作業が始まります。
MP4音量調整フリーソフトおすすめNo.4〜MP3Gain+AACGain
- 【開発元】:Glen Sawyer
- 【対応OS】:Windows( 32 bit & 64 bit )
- 【入力形式】:mp4, m4a, mp3
- 【音量調整範囲】:デシベル75~105 dB
- 【主な機能】:音量調整
MP3GainとAACGainを利用したら、MP4動画の音量を調整することもできます。
MP3Gainは、MP3ファイルの音量を調整するためのソフトです。AACGainは、AACフォーマットのオーディオファイルの音量を調整するためのソフトです。
この2つのソフトともMP4動画の音量を調整することができません。しかし、少し工夫したらできます。
「アルバム分析」によって、ソースファイルの音量を分析して表示することができます。他のファイルの音量と統一させることがより容易にできます。
フォルダによって、複数のMP4ファイルをソフトに追加して、音量を一度だけ設定したら、一括でMP4動画の音量を上げたり、下げたり、統一したりすることができます。
ご注意音量調整作業はソースのMP4ファイルで行っています。音量調整後のMP4ファイルとソースのMP4ファイル両方を保留したら、事前にソースのMP4ファイルを他のフォルダに複製して保存してください。
- 🔴 処理スピードは速い
- 🔴 複数のMP4動画ファイルを一括で追加し、音量を一度だけ設定したら、一括で処理可能
- 🔴 ソースファイルの音量を分析することができる
おすすめポイント
- 👇 MP3Gain+AACGainを使って無料でMP4動画の音量を調整する方法
- 1MP3Gainの公式サイトから、MP3Gainのインストーラをダウンロードしてください。ZIP版もあるが、日本語に未対応なので、英語苦手な方には、exeインストーラのダウンロードをおすすめします。安定のv1.2.5とbeta版のv1.3.4のインストーラファイルがあります。ここでは、v1.2.5をおすすめします。
- 2ダウンロードしたインストーラ「mp3gain-win-1_2_5.exe」をダブルクリックして、「Next>」→「Language files」の前にある「+」をクリックして、「Japanese」にチェックを入れる→「Next>」→「Browse」によってインストール先を指定→「Install」の順に操作したら、MP3Gainがインストールされます。
- 3AACGainの公式サイト(https://www.rarewares.org/aac-encoders.php)にアクセスして、AACGainのZIPファイルをパソコンに保存します。
- 4「aacgain_1_9.zip」ファイルを解凍して、「aacgain.exe」というファイルの名前を「mp3gain.exe」に変更してください。「Ctrl」+「C」によって、「mp3gain.exe」というファイルをコピーします。
- 5「MP3Gain」のインストール先フォルダを開きます。「mp3gain.exe」というファイルを削除します。そして、「Ctrl」+「V」によって、先コピーした「mp3gain.exe」ファイルをここに貼付けます。そうしたら、MP3GainがMP4の入力もサポートするにようになります。
- 6「MP3GainGUI.exe」をダブルクリックして、MP3Gainを起動します。「ファイルの追加」或いは「フォルダの追加」によって、MP4動画ファイルを追加します。「目標 " 標準 " 音量」のところで、デシベルの数字を入力して、「トラックゲイン」をクリックしたら、MP4動画ファイルの音量を上げたり、下げたりすることができます。
MP4音量調整フリーソフトおすすめNo.5〜Free Video Volume Booster
- 【開発元】:DVDAVITools
- 【対応OS】:Windows( 32 bit & 64 bit )
- 【入力形式】:MP4, AVI, DIVX, XVID, MPEG, MPG, MKV, RM, RMVB, FLV, MOV, ASF, WEBM…
- 【音量調整範囲】:デシベル1~255 dB
- 【主な機能】:動画音量調整
Free Video Volume Boosterは、簡単な操作と音量調整に特化した機能を提供するフリーソフトです。MP4を始め、AVI、MKV、WMV、MOVなど主流の動画形式に全部対応しています。
音量調整に特化したソフトなので、設定が少なくて、UIが簡潔で、初心者でも迷わずに ビデオファイルの音量を簡単に増加させることができます。Free Video Volume Boosterもデシベル(dB単位)で動画の音量を調整するのです。
複数のビデオファイルに対して一括で音量調整を行うことができます。複数のMP4ファイルを選択し、一度にMP4を音量調整することで効率的に作業を進めることができます。
ご注意Free Video Volume Boosterの公式サイトは今閉鎖されてしまい、Free Video Volume Boosterをダウンロードするしたいなら、「videohelp.com」などのようなサイトからダウンロードできます。安全性は保証できません。
また、デシベルの値を大きすぎるに設定したら、音声にノイズが入ってしまったり、音割れしたり、不安定だったりすることがあります。通常は、5 〜 15 くらいの間で十分と思われます。
- 🔴 一括で複数のMP4ファイルの音量を設定できる
- 🔴 処理速度が超速い
おすすめポイント
- 👇 Free Video Volume Boosterを使って無料でMP4動画の音量を調整する方法
- 1Free Video Volume Boosterを起動して、「Add」によって、MP4ファイルを追加します。「Settings」をクリックします。
- 2「Audio Volume」タブをクリックして、デシベルの値を入力して、「OK」ボタンを押します。
- 3最後には、「Optimize」をクリックしたら、MP4動画ファイルの音量を処理する作業が始まります。
まとめ
本記事では、MP4音量調整に役立つ信頼性の高いフリーソフトを5本ご紹介しました。また、これらのソフトを使って、音質&画質を劣化せずに、MP4動画の音声を調整する(上げる&下げる)方法も詳しく紹介しました。上記で紹介したMP4音量調整フリーソフトは、使いやすさや高度な編集機能、多くのファイル形式への対応など、さまざまな特徴を持っています。MP4ファイルの音量調整に困っている方は、ご自身のニーズや編集レベルに合ったソフトウェアを選んで、効率的に作業を行ってください。無料で利用できるこれらのソフトを活用すれば、素晴らしいオーディオ&ビデオ体験を実現することができます。