【動画編集】無料でテロップを作成する方法!PCソフトとスマホアプリを使う!

テロップは、動画内で映し出される文字やイラストを入れる重要な編集作業のことです。
テロップを効果的に入れることができれば内容の分かりやすさや面白さにつながり、動画の質もぐっと高まります。
そこで今回は、動画編集をする際に、無料でテロップを作成する方法について紹介します。
(1)テロップとは
動画やテレビ番組などで、映像の上に表示される文字や図形のことを「テロップ」と言います。
テロップは一般的に画面の上部や下部に短い文章をスクロールさせる形で配置され、視聴者に迅速に情報を伝える役割を果たします。その特徴的なスタイルと目立つデザインにより、情報を引き立たせ、重要な点を視覚的に強調する効果があります。
テロップの例としては以下のようなものが挙げられます。
- ✅ ニュース番組のキャスターの名前
- ✅ スポーツ中継のスコア
- ✅ ドラマの登場人物の名前
- ✅ YouTube動画のタイトルや説明
時代とともにテロップも変化し、その作成方法も進化しました。今やパソコンやスマホで無料で簡単に作ることが出来ます。
(2)「PC向け」無料でテロップを動画に入れる方法
ここからは、PCソフトを使って無料で動画にテロップを入れる方法をご説明します。
- 必要な条件
- ・WindowsやMacパソコン(性能が高いほど作業が快適に行える)
- ・VideoProc Vlogger(完全無料な動画編集ソフト)
VideoProc Vloggerとは、無料ながらも高度な編集機能を備えた動画編集ソフト。
それぞれの機能が直感的に使え、編集から加工、そして書き出しまでこれ一本で大丈夫という手軽さが魅力です。
VideoProc Vloggerには様々なタイトル(テキストテロップ)フォーマットが用意されています。またフォーマットのデザインは自分で好きなように編集もできるので挑戦してみましょう!
- VideoProc Vloggerを起動してから、「+新しいプロジェクト」で新規プロジェクトを作成し、「メディア」の「+」をクリックして動画素材をインポートしてから、タイムラインの「ビデオトラック」にドラッグ&ドロップします。
- 「タイトル」をクリックします。すると、下図のように利用できる字幕(テロップ)のスタイルが一覧になって表示されます。任意のスタイルをダブルクリックするか、右クリックして「再生」をタップするか、出力効果をプレビュウィンドウから確認できます。
- 使用したいスタイルを左クリックしながら、タイムラインの字幕トラックの上にある空白に持って行ってください。
- 字幕トラックの上でに、タイトルが表示されました。位置や長さは、動画ファイル同様に編集・調整しましょう。
- 右上にあるテキスト編集のパネルで、「テキストを編集」アイコンをクリックします。
- テキスト編集画面で、文字の変更、文字のフォント/サイズ/カラー、位置、輪郭線、縁取り、ドロップシャドウ、アニメーション、文字間隔、行間隔などを個別ににカスタマイズしながら適用することができます。
- 「適用」をクリックして、編集内容を適用します。
- 「書き出し」をクリックして動画を保存して完了です。





- ヒント
- PCソフトの他に、動画編集に特化したWebサービス(オンラインサイト)も利用できます。
- インストール不要で、すぐに使い始められるのが良いが、無料プランであれば、機能制限が厳しく設定されています。
- それに、インターネット環境にも依存するが、動作が不安定したり、作業効率が低下する可能性があります。
(3)「スマホ向け」無料でテロップを動画に挿入する手順
現在、パソコンソフト並みの編集ができるスマホ用アプリもあります。
動画にテロップを入れるというちょっとした編集は、スマホアプリは十分に使えると思います。
無料でテロップを作れるアプリと言えば、CapCut(キャップカット)は定番中の定番です。
CapCutのテキスト追加機能は、テキストの色やフォントが豊富にあるだけではなく、アニメーション処理を加えられたり、テキストの読み上げ機能も使用することができます。Pro版に加入しないと利用できないテンプレートもありますが、無料なものも豊富に揃っています。無料版でも素敵なテロップを作成することができます。
✅ プロジェクトの作成と動画の読み込み
- 1. アプリを起動する
- 2.「新しいプロジェクト」をタップする
- 3. メディアへのアクセス許可をする
- 4. 素材としたい動画を選択する
- 5.「追加」で編集画面に切り替わる

✅ テロップを作成する手順
- 1.「テキスト」をタップする
- 2.「A+テキストを追加」をタップする
- 3. テキストを入力する
- 4. フォント・スタイル・エフェクト・アニメーション・吹き出しなどを設定する
- 5. テロップをそのままドラッグして位置を調整する
- 6. テキストバーをスライドさせると、動画内にテキストを表示するタイミングを編集する
- 7. 右上「↑」アイコンをタップして動画を書き出す


- ヒント
- CapCutの他に、InShot、VivaVideo、VideoShow、VLLO、Magistoなどたくさんの動画編集アプリは、このようなテロップを作成する「テキスト」機能を備えています。異なるアプリでも基本の編集ツールや操作方法には共通する部分が多いので、他のアプリを使いたいという人でも参考になるかと思います。
(4)動画編集でテロップを入れる時の注意ポイント
動画編集におけるテロップ作成は、視聴者に情報を効果的に伝えるために非常に重要な要素です。
テロップを入れる際の注意ポイントをまとめると、以下の通りです。
- ✅ 視聴者に分かりやすく、邪魔にならないデザインにする
- ✅ 動画の内容とタイミングを合わせる
- ✅ 簡潔で正確な情報を伝える
- ✅ 動画全体の統一感を保つ
これらの点を意識することで、より魅力的な動画を作成することができます。
しかし、初心者の方にとっては少し難しく感じられることもあるかもしれません。そこで、次に初心者でも簡単に実践できる具体的なルールについて説明します。
- ✅ テロップの内容
- 簡潔かつ分かりやすくまとめましょう。不要な情報は省き、伝えたいことを的確に表現しましょう。
- ✅ フォントサイズと色
- 視聴者が読みやすいように、背景とコントラストのある色を選び、フォントサイズも適切に調整しましょう。
- ✅ 表示時間
- テロップが短すぎると視聴者が内容を理解できず、逆に長すぎると視聴者にストレスを与える可能性があります。
- ✅ 表示位置
- 重要な映像部分を隠さないようにしながら、視線の流れに沿った位置に配置しましょう。
- ✅ アニメーション
- アニメーションが派手すぎると、かえって邪魔になる場合もあるので注意しましょう。
- ✅ 一貫性
- テロップの内容が動画のトーンやメッセージと一致しているか確認してください。統一感のあるデザインにすることで、プロフェッショナルな印象を与えます。
(5)最後に
テロップ、動画制作や動画編集において重要なポイントです。
視聴者に伝えたいメッセージや情報を視覚的に補強することで、理解を助け、内容の印象を強めることができます。また、テロップは動画の雰囲気やトーンを設定する要素ともなり、効果的に使用することで、視聴者の注意を引きつけたり、感情を喚起したりすることができます。
本記事では、PCソフトとスマホアプリを別々に使って、動画に無料でテロップを入れる方法を紹介しました。
パソコンでの高度な編集を求める方から、スマホで手軽に編集したい方まで、それぞれのニーズに応じたツールを使い分けることで、より柔軟に動画編集を楽しむことができます。
ぜひ、早めに自分でテロップの作成を試してみてください。