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4K動画編集のPCスペック、高画質で4K動画を編集するパソコン・ソフトおすすめ
この記事では、4K動画編集におすすめのPCスペックと快適に高画質4K動画を編集する方法を分かりやすく解説します。
デジカメやスマホ・タブレット端末が進化し高画質の4K動画を簡単に撮影できるようになったのに加え、撮影した高画質4K動画を編集してSNSやYouTubeやVimeoにアップロード可能になったことから、4K動画編集は最も人気なものとなりました。
しかし、新たに4K動画編集を始めたいという方の中には、必要なパソコンのスペックは何か分からないという方も多いでしょう。
そこで今回は、4K動画編集におすすめのPCスペック、及び快適・高画質で4K動画を編集できるパソコン・ソフトを厳選してご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
4K動画編集におすすめのPCスペック
高画質の4K動画を編集する前、お使いのパソコンがスペックを満たしているかどうかご確認ください。
以下では、4K動画編集におすすめのPCスペックについて解説していきます。
パソコンのCPUスペック
CPUはパソコンの頭脳とも言われ、4K動画編集においても、パソコン全体の処理性能を決める重要な役割です。もっと詳しく言えば、高性能なCPUを搭載したパソコンを利用すれば、4K動画編集作業が更に快適に行えます。
CPUは主にインテル社のCore iシリーズとAMD社のRyzenシリーズに分けています。高画質の4K動画を快適に編集するには、インテル社のCore i7以上、またはAMD社のRyzen 7以上のスペックで良いです。
だから、スムーズに作業を行うために、CPUは性能が高ければ高いほど良いです。
以下では、最も有名な動画編集ソフトを使って4K動画を編集するためのCPUスペックについて紹介します。
- Adobe Premiere Pro：インテル社のCore i9以上、AMD社のRyzen 9以上
- DaVinci Resolve：インテル社のCore i7以上、AMD社のRyzen 7以上
- Final Cut Pro：インテル社のCore i7以上、新しいM1チップ以上
- VideoProc Vlogger：インテル社のCore i7以上、AMD社のRyzen 7以上
パソコンのGPUスペック
GPU（グラフィックボード）とは、プロセッサとも呼ばれて、コンピューターグラフィックを処理する装置のことです。
GPU（グラフィックボード）にはNVIDIAのGerforceとAMDのRadeonがあります。お使いのコンピューターにグラフィックボードを搭載することで、高性能の動画編集ソフトを利用できかったり、プレビューをスムーズにできかったり、レンダリング速度が向上したり、エンコードの速度が速くなり出力に掛かる時間を大幅に短縮することが可能です。だから、本格的に4K動画を編集したい方は、グラフィックボードの有無は非常に重要です。
以下では、最も有名な動画編集ソフトを使って4K動画を編集するためのGPUスペックについて紹介します。
- Adobe Premiere Pro：2GB以上のGPU VRAMがおすすめ
- DaVinci Resolve：2GB以上のGPU VRAMがおすすめ
- Final Cut Pro：Metal対応のグラフィックカードが必要です。1GB以上のGPU VRAMがおすすめ
- VideoProc Vlogger：2GB以上のGPU VRAMがおすすめ
パソコンのメモリスペック
パソコンのスペックのメモリは、RAM（ラム）とも呼ばれて、パソコンが動く時にメディアファイルを読み込んだり書き込んだりしているメモリです。メモリ容量が大きくなるほど一度に処理できるデータ量が多くなり、パソコン全体の動作も安定しています。
普通の画質の動画を処理する場合、8GB以上のメモリが良いですが、高画質の4K動画を編集するには、一般的には32GB以上のメモリが必要です。
以下では、最も有名な動画編集ソフトを使って4K動画を編集するためのメモリスペックについて紹介します。
- Adobe Premiere Pro：32GB以上
- DaVinci Resolve：Windowsは16GB以上、macOSは8GB以上、Linuxは32GB以上が必要
- Final Cut Pro：8GB以上
- VideoProc Vlogger：8GB以上
パソコンのストレージスペック
ストレージとは、パソコンのデータを保存するものです。容量が大きければ大きいほどデータ保存の余裕ができて、データの処理速度が速くなり、長時間快適に作業を行えます。
ストレージには「SSD」と「HDD」の二つがあります。SSDは動画編集ソフトなど処理を速くしたいものを保存するパーツで、HDDは動画データなどを保存するパーツです。
だから、高画質の4K動画をスムーズに編集するために、SSDとHDDの両方を搭載するのが最適です。一般的に、SSDは256GB以上、HDDは1TB以上はおすすめです。
以下では、最も有名な動画編集ソフトを使って4K動画を編集するためのストレージスペックについて紹介します。
- Adobe Premiere Pro：SSDは512GB以上、HDDは2TB以上
- DaVinci Resolve：SSDは500GB以上、HDDは2TB以上
- Final Cut Pro：SSDは512GB以上、HDDは2TB以上
- VideoProc Vlogger：SSDは512GB以上、HDDは2TB以上
モニター
高画質・快適に4K動画を編集するために、モニターの選択の重要なポイントです。
特に、4K動画を編集する際、28インチ以上のサイズ感で、4K解像度（3840*2160）のPCモニターがイチオシです。
だから、4K動画編集を行うなら、4Kモニターを準備しておきましょう。
以下では、最も有名な動画編集ソフトを使って4K動画を編集するためのモニターについて紹介します。
- EIZO 31.1型カラーマネージメント液晶モニター ColorEdge CG319X
- BenQ 31.5型デザイナー向けモニターPD3220U
- デル（Dell）42.5インチ 4K USB-Cモニタ− U4320Q
- LGエレクトロニクス（LG Electronics) 31.5インチ 4Kモニター 32UP550N-W
- アイ・オー・データ（I-O DATA） 55型ワイド液晶ディスプレイ LCD-M4K552XDB
- エイサー（Acer） 4Kモニター DM431Kbmiiipfx
- JAPANNEXT 4K液晶モニター JN-VT4300UHDR
- アイリスオーヤマ（IRIS OHYAMA）大型液晶ディスプレイ50インチ ILD-B50UHDS
4K動画編集におすすめのパソコン（ノートパソコン・デスクトップ）
4K動画編集に最適なPCスペックを分かった後、手元のパソコンは使えるかどうかご確認ください。
撮影していた4K動画をサクサクと編集するために、おすすめのパソコンを厳選して紹介していきます。
4K動画編集用ノートパソコン「G-Tune H6-I9G80BK-A」
- OS：Windows 11 Home 64ビット
- CPU：Core i9-13900HX
- GPU：GeForce RTX 4080
- メモリ：32GB
- ストレージ：1TB NVMe SSD
- 画面サイズ：16インチ（WQXGA液晶ゲーミングノートPC）
- 解像度：2560*1600
- 価格：439,800円
4K動画編集用デスクトップパソコン「DAIV FX-I9G90」
- OS：Windows 11 Home 64ビット
- CPU：Core i9-13900HX
- GPU：GeForce RTX 4090
- メモリ：64GB
- ストレージ：2TB NVMe SSD
- 画面サイズ：16インチ（液晶パネルノングレア/sRGB比100％）
- 解像度：7680*4320
- 価格：589,800円
4K動画編集用Macパソコン「MacBook Pro 16インチ」
- OS：macOS Ventura
- CPU：12コア
- GPU：19コア
- メモリ：16GBユニファイドメモリ
- ストレージ：1TB SSDストレージ
- 画面サイズ：16インチ（Liquid Retina XDRディスプレイ）
- 解像度：7680*4320
- 価格：348,800円以上
4K動画編集におすすめのPCソフト（無料で商用利用可能）
ここでは、4K動画編集を行う際にあったら使いやすくて高性能な編集ソフトを3つ紹介します。
すべてが無料で利用できて、より快適に4K編集作業を行いたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
VideoProc Vlogger
- 【価格】完全無料
- 【OS】Windows・macOS
- 【4Kに書き出し】可能
- 【商用利用】可能
- 【操作性・安全性】高い
VideoProc Vloggerは、4Kの読み込みや書き出しをサポートする動画編集フリーソフトです。殆どすべてのコーデック・フォーマットに対応していて、動画編集作業が非常に簡単になります。
ソフトウェア開発に専念しているDigiarty社から提供していて、安全性が高くて初心者でも安心して利用できます。完全無料ですが、編集した4K動画をウォーターマーク・ロゴなしで書き出します。
編集機能に関しては、カット・結合・クロップなどの基本的な編集機能から色補正・モーション編集・速度調整・クロマキー合成などといった高度な編集機能まで、すべて搭載しています。
- メリット
- ✱ 完全無料
- ✱ 実用的な機能、使いやすくて初心者に優しい
- ✱ 4Kは勿論、最大8K対応
- デメリット
- ✱ 素材やテンプレートが少ない
- ✱ 初心者に優しくても、プロの動画編集ソフトと比べて専門的な機能が少ない
DaVinci Resolve
- 【価格】完全無料
- 【OS】Windows・macOS、CentOS、iPadOS
- 【4Kに書き出し】可能
- 【商用利用】可能
- 【操作性・安全性】高い
DaVinci Resolveは、ブラックマジックデザインが開発・提供している動画編集フリーソフトです。
実用的な動画編集機能を持つ以外、高品質なカラーグレーディング機能を持ち、高画質な映像を作成できて、プロの動画編集者、ハリウッド映画の制作に愛用されています。完全無料ですが、殆どの編集機能を利用できて、4K編集作業が楽になります。
プロレベルの動画編集ソフトとして、機能が非常に多くて、動画編集、アニメーション、色補正、特殊効果、合成など、一括できます。しかも、透かしなしで動画を書き出せます。
- メリット
- ✱ 完全無料で、編集機能が豊富
- ✱ 透かし・ウォーターマークなしで編集した動画を書き出す
- ✱ カラーグレーディング機能が抜群で、本格的に質の高い動画編集をすることが可能
- デメリット
- ✱ プロ向けで、初心者にとってはやや難しい
- ✱ パソコンのスペックが低いと、実行できない
Adobe Premiere Pro
- 【価格】無料体験（登録完了から7日間）
- 【OS】Windows・macOS
- 【4Kに書き出し】可能
- 【商用利用】可能
- 【操作性・安全性】高い
Adobe Premiere Proは、Adobe社から提供している動画編集ソフトで、最も有名で多くの方々に愛用されています。
編集機能については、カット編集、トランジション効果、映像の補正、特殊効果の追加などといった機能を持つのはもちろん、AIによる自動化、アニメーションタイトル、ムービーとフィルムの編集、スピーチなどの先進的な機能も搭載しています。
本格的な動画編集機能があり、豊富なエフェクト効果やカラーグレーディング機能も備えて、Adobeシリーズ製品とも連携できて、4K動画編集作業を効率よく進められます。更に、自由度が高くて、思い通りに編集を行い、使いこなせればどんな動画表現も実現できます。
- メリット
- ✱ プロ向けの高機能な動画編集ソフト
- ✱ 4K動画編集、VR動画編集、音声編集も行える
- ✱ 自由度が高くて、動画を自由にカスタマイズできる
- デメリット
- ✱ 完全無料のソフトではない
- ✱ 機能が多くて初心者にとって操作がやや難しい
Final Cut Pro
- 【価格】無料体験（90日間）
- 【OS】macOS
- 【4Kに書き出し】可能
- 【商用利用】可能
- 【操作性・安全性】高い
Final Cut Proは、Appleの開発・提供している動画編集ソフトです。
動画編集機能に関しては、基本的なカット編集、トランジション効果、BGM音楽の挿入などの機能を持ちながら、4K HDRの編集、360度ビデオの編集、モーショングラフィックス、色補正などといった高度な編集機能も搭載しています。
最大な特徴は、Magnetic Timelineを採用する所です。編集素材の追加や編集が直感的に行えます。また、Apple製のソフトウェアなので、デザインや設計がシンプルで分かりやすくて、Appleユーザーに優しい動画編集ソフトだと思います。
- メリット
- ✱ 高画質の4K動画、360度動画などの編集が行える
- ✱ 提供元がApple社、Apple製品と連携できて、安心して利用できる
- ✱ レンダリングが非常に速い
- デメリット
- ✱ 完全無料ではなくて、価格が高い
- ✱ Macしか動作できない
まとめ
4K動画編集におすすめのPCスペックをはじめ、高画質で4K動画を編集するパソコン・ソフトTOP3まで、詳細に解説してきました。
快適に4K動画を編集するために、パソコンのスペックを重視するだけではなく、パソコンの性能、お使いの動画編集ソフトの機能もチェックすることが大切です。
だから、当記事を参考に、ぜひ4K動画編集をスムーズに行えるパソコン、ソフトを見つけてください。
