動画編集ソフト「Vrew」は無料でどこまでできる?その制限、有料版との違いについてご解説
Vrewとは、人口知能(AI)を活用した動画編集ソフトです。その最大の特徴は、音声をAIによる自動で分析しテキストに変換してくれるため、字幕付き動画を早く簡単に作成できます。また、分かりやすく直感的な操作で、動画編集の初心者でも簡単に始められます。
しかし、Vrewは今年5月初に有料サービスをスタートしました。
🔴 「今後、無料でVrewを使用できるようになりますか?」
🔴 「Vrewの無料版にはどのような制限がありますか?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、Vrewの無料版でできること、制限及び有料版との違いについて解説します。
Vrew無料版でできること
- Vrewの基本情報
- 【動作環境】:Windows、Mac、Ubuntu
- 【公式サイト】:https://vrew.voyagerx.com/ja/
- 【最新バージョン】:1. 3. 0
Vrewの機能としては、音声認識によるテロップの自動生成はもちろん、動画編集に便利な機能も充実していて、例えば、無音区間のカットや、画像・BGMの挿入などがあります。
ここでは、無料版のVrewができることをまとめました。
- 音声分析AI音声認識で動画から自動字幕を生成できる(サポートされる動画のフォーマットは、MP4、MOV、WAVなど);
- 字幕(テロップ)の修正自動で生成した字幕などに誤った部分を修正できる;
- 字幕(テロップ)の編集自動で生成した字幕のフォントや大きさ、色、文字の装飾(輪郭・影など)、透明度、位置を変更できる;
- AI音声の読み上げAI音声の言語や、性別、音声の種類、音量、速度、ピッチなど設定可能;
- 自動翻訳文字起こした字幕を翻訳することが可能(日本語や英語、韓国語、スペイン語、中国語(繁体)の5つの言語に対応);
- 簡単な動画編集クリップ分割・結合、画像・BGMの追加、無音カット、フィルター効果など編集を行える;
- 著作権の心配のない無料素材商用目的で利用できる画像、ビデオ、効果音、BGM、デザイン字幕など素材が提供されている;
- 動画のエクスポート動画だけでなく、字幕ファイルやテキストファイル、音声、画像などがエクスポートできる;
- 他の機能録画・録音、キャラクター、テキスト・PDFから動画作成など。
Vrewは基本的な機能は無料で利用できます。なら、有料版を購入する理由は何なのか?
では、以上のような問題を解答するため、Vrew無料版の制限、及び有料版との違いについて紹介します。
Vrew無料版の制限(有料版との違い)
Vrewは無料版でもほとんどの機能は利用可能ですが、一部の機能には制限があります。例えば、音声分析は月に120分に制限されています。
ここでは、その制限、有料プランとの違いを表にまとめて紹介します。
プラン | Free(無料版) | Lightプラン | Standardプラン | Businessプラン |
---|---|---|---|---|
月額費用(年払いの場合) |
0 |
900円/月 |
1,700円/月 |
4,500円/月 |
音声分析 |
120分/月 |
1200分/月 |
6000分/月 |
7200分/月 |
AI音声 |
1万字/月 |
10万字/月 |
50万字/月 |
60万字/月 |
翻訳 |
3万字/月 |
30万/月 |
150万字/月 |
180万字/月 |
上記のように、Vrewの無料版の制限として、「一ヶ月にどれだけの量の文字起こしをするのか」が挙げられます。また、一部のAI音声は無料で利用できないかもしれません。
あまり動画編集をしていない、または簡単な編集(例えばショート動画編集)を行いたい方であれば、無料版でも十分に使えるでしょう。もし、数多く動画を編集したい人や、たくさん文字起こしをしたい人は、有料プランの導入を検討してください。
まとめ
今回はVrew無料でできることや、無料版の制限〜有料版との違いについて解説しました。
Vrewは自動字幕起こし機能を備えた動画編集ソフトで、これまで非常に人気があります。高評価を得ているポイントは、音声認識・AI音声読み上げ、自動翻訳、色調補正など機能が簡単に使える点です。
Vrewは部分的な有料化が始まりましたが、あまり編集をしていない方は無料でも十分な機能が活用できます。
無料版は一部の機能が制限されているので、制限なく高度な機能を使えたい場合は、適切な有料プランを選択しましょう。