【3選】動く対象物にモザイクを追従させる動画編集アプリおすすめ、使い方も解説!
動画をアップロードする場合、自分の顔をそのまま公開したくない、または他人のプライバシーも守るために、人の顔や車のナンバー、部屋の一部などにモザイク加工をすることはよくあります。
最近では、スマホの動画編集アプリでもモザイクをかけることが簡単にできます。だが、「隠したい部分だけ追ってモザイクをかけられる?」という編集に悩んでいる方は結構多いです。
🔴 追従モザイクをかけることは、手動または自動で行うことができます。
一コマずつ手作業で追従モザイクをかけることは、精度が高くて対象物とのズレもあまり生じないのですが、その反面、かなりの時間がかかって非常に面倒な作業です。
一方、人物の顔などを認識しモザイクをかける際に、ターゲットの動きを自動的に追跡する「モザイクトラッキング」機能が搭載されているアプリもあります。これにより、自分でモザイクをかける手間が省けることができます。ただし、アプリによって精度が低かったりか高かったり、さまざまですね。
今回は、対象物の動きに合わせて、モザイクを追従させる動画編集アプリを3つ紹介したいです。それぞれの動画編集アプリの基本情報や特徴などを詳しく紹介しますので、iPhoneユーザーもAndroidユーザーもぜひ参考にしてみてください。
モザイクを追従させる動画編集アプリおすすめ@、VLLO
- 対応OS: iOS 12.1以降;Android6.0 以上
- 価格:有料(無料版あり)
- 編集機能:カット・結合編集、BGM音楽の挿入、テキストテロップ、トランジション、ピクチャインピクチャ、ナレーション録音、モザイク・スタンプの追加など
VLLOはiPhone&Android両方に対応している動画編集アプリです。モザイクの追跡機能で、追跡したいターゲットの領域を選択してから、自動的にその動きに合わせて追跡することができます。
また、ネット上にはVLLOの使い方に関する情報がたくさん載っていますので、追従モザイクをかける方法が分からない場合は、解決策を検索することができます。
ただし、VLLOでモザイク加工をするには有料版にする必要があります。
- VLLOのモザイク機能
- ❶ モザイクの位置や大きさ、強度を調整できる;
- ❷ 思った以上使い方は簡単で、手動でモザイクをかける手間を省く;
- ❸ モザイク以外、モーションステッカーを使って自動追尾してターゲットを隠す可能;
- ❹ 無料で十分使えますが、モザイク追跡機能は有料しか使えない;
VLLOで追従モザイクをかける方法
Step1、「新しいプロジェクト」を押して進んでください。モザイクを追加したい動画を選んで、「プロジェクト作成」をタップしてください。
Step2、編集画面に入ったら、右側のメニューを下にスワイプして、「モザイク」を選択します。モザイクを追加すると、モザイクの種類や位置、強度を調整できます。
Step3、そして、「追跡」を選択して、画面に表示されるピンク枠のロックオンを隠したい顔に合わせて、「作成」をタップします。これで、動画の移動中の人物や顔を完璧に追従モザイクをかけることができます。
モザイクを追従させる動画編集アプリおすすめA、CapCut
- 対応OS: iOS 11.0以降;Android5.0 以上
- 価格:無料
- 編集機能:動画のカット・分割・再生速度の変更、BGMの挿入・音声の調整、テキスト・スタンプ・モザイクの挿入、エフェクトやフィルター、動画フォーマットサイズの変更、色調の調整など
CapCutはPC用動画編集ソフトにも劣らぬ豊富な編集機能を搭載しており、ハイクオリティな動画編集をスマホ1つで完結できることから、多くのユーザーから人気を集めています。CapCutには、「モザイク処理」、「一部モザイク」、「モザイク追従」を使用することができます。
CapCutでモザイクをオブジェクトに合わせて追従させる方法として、手動(キーフレーム機能を使う)と自動(トラッキング機能を使う)の2種類があります。どの方法でも無料・無制限で利用できますのは大きなメリットです。ただし、手動で追従モザイクをかけるやり方は面倒で時間がかかります。
- CapCutのモザイク機能
- ❶ 「キーフレーム」と「トラッキング」機能でモザイクを簡単に対象物に追跡できる;
- ❷ モザイクの形やサイズを調整できて、外部からモザイク素材を導入して使用することも可能;
- ❸ 分割、フィルム片、サークル、長方形など、モザイクの形の種類が多く用意されている;
- ❹ モザイク以外、スタンプやテキストも特定な対象を自動追従することができる;
CapCutで追従モザイクをかける方法
CapCutでモザイクをオブジェクトに合わせて追従させる方法は、手動と自動の2種類があります。
✔ キーフレーム機能でモザイクを追従させる方法(手動)
Step1、CapCutを開き、「新しいプロジェクト」をクリックして、モザイクをかけたい動画を選択し「追加」をクリックします。
Step2、追加した動画をタップして選択し、ツールバーの「コピー」をタップします。「オーバーレイ」を押すと、コピーした素材が下に移動します。2つの動画を重なるようにコピーした素材を先頭までドラッグしましょう。
Step3、前の画面に戻って、「エフェクト」→「動画エフェクト」をクリックし、「基礎」からモザイクを選びます。モザイククリップの両端を指で移動し、動画クリップの長さに合わせます。
Step4、こうした状態では、プレビュー画面の映像にモザイクをかかっていませんが、「オブジェクト」>「オーバーレイ」の順にタップすると、画面全体にモザイクをかかっている状態になります。
Step5、動画の一部にモザイクをかけたい場合は、吹き出しのようなマークを押して、「マスク」をタップします。お好みの形を選択してから、モザイクを隠したい部分に移動します。調整したら、チェックボダンを押します。
Step6、クリップの先頭にキーフレームを一つ打ちます。それから、「マスク」をタップし、動画を右にスライドしながら、被写体の動きに合わせてモザイクを移動させます。最後はチェックを押します。
✔ トランキング機能でモザイクを追従させる方法(自動)
注意:この方法では、精度があまり高くありませんし、ターゲットから外れることがよくあります。
Step1、動画の編集画面を開き、「スタンプ」をタップします。アプリが用意したモザイク素材をタップします。追加したモザイクを選択して、モザイクで隠したい部分に合わせます。
Step2、位置やサイズ、表示時間が調整したら、「トランキング」を押します。追従させたい部分に合わせ、「トラッキング」をタップします。
これで、モザイクは自動的に対象物に追従することができます。
モザイクを追従させる動画編集アプリおすすめB、Inshot
- 対応OS: iOS 11.0以降;Android5.0 以上
- 価格:無料
- 編集機能:トリミング(動画の切り取り)、トランジションの設定、速度調整、音楽の追加、フィルター適応、テキスト追加、キャンバスの変更、ステッカーなど
Inshot では、動画全体にモザイクを追加することが簡単です。また、一部のみモザイクをかけたり、動く物に追従してモザイクをかけたりすることもできます。ただ、追従モザイクの設定と操作手順が少し複雑と感じる方も少なくないでしょう。
- Inshotのモザイク機能
- ❶ マスク機能により、一部のみモザイクをかけられる;
- ❷ PIPとキーフレーム機能の運用で特定の対象を追従してモザイクをかけられる;
- ❸ モザイクの大きさや位置、強度を調整できる;
- ❹ 顔の動きに合わせて動くスタンプも作れる;
Inshotで追従モザイクをかける方法
Step1、まず、Inshot を起動し、「新しい動画」からモザイクをかけたい動画を選択します。下部の編集メニューから「フィルタ」をタップします。続いて、エフェクトを選びます。
Step2、「スタイル」から「MOSAIC」を選択して、パラメータでモザイクの強度を調整できます。モザイクのクリップの両端にある矢印をスライドし、動画の長さに合わせます。「✔」をタップして完了です。そして、右上の保存マークをタップして、モザイク用素材として保存しておきましょう。
Step3、次は「新しい動画」を押して、元の動画を選びます。そして、「PIP」をタップして、先ほど書き出したモザイクをかけた動画を追加します。すると、表示された動画の画面の四角いマークをタップし、元の動画の上にモザイク動画がピッタリ重なった状態になります。
Step4、「マスク」をタップして、好きな形を選択しましょう。すると、画面に選んだ図形が現れるので、指でモザイクをかけたい部分に移動し、サイズを調整します。
Step5、モザイクを追従させるため、キーフレーム機能を利用する必要があります。PIP編集メニューを開き、被写体が動く直前に1つキーフレームを追加します。動画を再生しながらスワイプして、モザイクがずれてしまう位置でマスクをタップします。繰り返し操作し、最後は動画を再生して確認します。
まとめ
今回は動く対象物にモザイクを追従させる動画編集アプリを三つ紹介しました。その追従モザイクのやり方についても説明しました。自分が使い慣れたものを選ぶとよいでしょう。
正直に言えば、スマホでの動画編集アプリはショート動画の作成に向いていますが、長時間動画に追従モザイクをかけることには、精度が高くて細かい編集もできるPC用動画編集フリーソフトを選択するほうがいいと思います。
誰でもすぐに始められるシンプルなインターフェースに加えて、トリミング、結合、効果追加、速度調整、音声編集等編集に必要な機能がほとんど備わっています。さらに、高度的な編集機能も兼ね備えて、スペックの低いPCでもスムーズに行えます。