高機能動画処理ソフト−VideoProc Converter
VideoProc Converterは動画の解像度やビットレートなどを下げたり、お好みの形式に変換したりして画質を落とすことができます。ほかには、カット編集、結合、MP3抽出などもできます。
【動画を低画質化】動画の画質を落とす三つの方法ご紹介
普通では、動画の画質は高ければ高いほどよい視聴体験を得るでしょうね。
ですが、高画質でありながら、動画の解像度が大きくてファイル容量も膨大になってしまいます。動画の容量が大きくと保存にも投稿にも利便性が低いです。
現在では、iPhoneやAndroidのスマホでも4Kのような超高解像度な動画を撮影できます。その反面、配信サイトにアップロードできるサイズに超えて共有できません。または、メールやLINEで送信したときにかなりの時間がかかります。
というわけで、今回の記事では初心者の方に動画の画質を落とす三つの方法をシェアしたいです。
今回の記事はこんな方におすすめ:
- 1動画の画質を落として、端末への負荷を減らしたい
- 2動画の画質を下げて、低スペックで動画を見たい
- 3動画が重すぎるので、画質を落としたい
動画の画質を落とす方法@〜撮影する前に設定を変更する
映像の画質を落としたいので、撮影時から画質に関する設定を変更することができます。画質に繋がる要素は、解像度、ビットレート、フレームレートです。この3つの要素は、いずれも画質と正の相関があります。或いは、動画の解像度やビットレート、フレームレートの値が大きくなれば動画はより美しくて滑らかに見えます。
動画の解像度を下げる方法によって、効果的に画質を落とすことができます。その方法を初心者の方におすすめします。ビットレートとフレームレートの調整は動画編集についての専門知識が必要で、少し面倒なので初心者に向いていません。
【スマホの場合】
- iPhoneのカメラの画質を設定する方法
- ➊ iPhoneのホーム画面にある「設定」を開き、「カメラ」をタップします。
- ➋ 「カメラ」画面になると、表示されている項目の中に「ビデオ撮影」があるので選択してください。そこで、動画の解像度を変更できます。
- ➌ デフォルトで設定されているのは「1080pHD/30fps」です。動画の解像度を下げるには「720pHD/30fps」を選択しましょう。
- Androidのカメラの画質を設定する方法
- 普通では、「設定」あるいは「カメラ」から解像度を下げることができます。機種によって異なりますが、ネット上で検索してみるとうまく変更できるでしょう。
【カメラの場合】
- キャノンカメラの画質を設定する方法
- カメラのメニュー画面を開き、「記録画質」のタブを選択します。動画の画質を下げたいなら、少し低い記録画質を選択します。
- ソニーカメラの画質を設定する方法
- カメラの設定メニューを表示するには、「設定」のようなアイコンをタップします。解像度を選択して変更します。
- ニコンカメラの画質を設定する方法
- 撮影メニューの「動画の設定」を選びます。すると、画面サイズ/フレームレート、動画の画質をカスタマイズします。
- ※ 違うカメラ、違う機種の場合、操作手順が違ってくる可能性がありますので、詳しくご設定はお手持ちの説明書に参照してほうがいいです。
動画の画質を落とす方法A〜動画編集ソフトを使う(一番おすすめ)
方法@は撮影する前に動画の画質を変更することで画質を落とす方法を紹介しました。
ネットから保存した動画の解像度が高くて、スマホに転送して再生することはできません。そういう場合動画の画質を落としたいなら、動画編集ツールを使うのが必要です。
WindowsとMacのパソコンがどれも標準搭載編集ツールが備わっており、動画の画質を簡単に変更できます。ただし、便利だと言っても、機能面ではまだ不満点があるので、より効果的に動画の画質を下げたいなら、他の強力な動画編集ソフトを使うことが一番おすすめです。筆者が普段では、「VideoProc Converter」といった多機能動画処理フリーソフトを使って、動画の解像度やビットレートなどをカスタマイズします。
VideoProc Converter |
【言 語】:日本語対応 【対応OS】:Windows/Mac 【開発元】 Digiarty Software 高機能で使いやすい!動画の画質を効果的に落とす! |
- おすすめポイント
- ✿ 動画の解像度は最高4K、最低240X320まで調整でき、カスタマイズも可能;
- ✿ ビットレートの調整は「自動計算」と「手動計算」に分けて、お好みで活用できる;
- ✿ フレームレート(FPS)、GOP、アスペクト比を自由に調整できる;
- ✿ 47倍速で高品質に変換や圧縮、リサイズできる;
- ✿ 対応している動画ファイルの種類が多いので、どんな動画でもインポート可能;
- ✿ 動画の画質を落とすだけでなく、動画変換・動画編集など動画に関する処理が一本で解決できる。
- ※ VideoProc Converterの目玉機能 ※
- 動画圧縮(動画の解像度、ビットレート、フレームレートを変更、動画の画質を下/上げる、無劣化圧縮)
- 動画編集(分割、トリミング、結合、色補正、字幕追加・検索、回転反転、クロップ、アスペクト比変更)
- ツールボックス(透かし追加、音声抽出、フォーマット変換、ノイズ除去、手ブレ補正、GIF作成、3D→2D)
- 動画&音楽ダウンロード、音声変換、DVDコピー・リッピング、Windows/Mac/iPhone画面録画など
では早速、VideoProc Converterを使って動画の画質を下げてみてみましょう。
「VideoProc Converter」で動画の画質を落とす
- ステップ1、 まずソフトをダウンロードしてインストールします。そしたら、ソフトを立ち上げ、メイン画面が表示された後、「ビデオ」>「+ビデオ」の順に、画質を落としたい動画を読み込みます。
- ステップ2、 画面上のように「オプション」の歯車ボタンをクリックします。表示された画面で、動画の解像度・ビットレート・フレームレートなど細かい設定が調整できます。
- メモ:初心者の方なら、ビットレートを「自動計算」にして、品質設定で値を低品質方向に設定することによって、動画の画質を「低」、「非常に低い」に変更できます。複雑な操作ではありませんので、超簡単でしょう。
- ステップ3、 その後、「完了」をクリックして、「RUN」ボダンを押せば画質を下げた動画を出力できます。ここでは、4K動画を720Pの解像度に下げて、品質を非常に低いにドロップ&ドラッグします。変換前後の動画は以下のように:
- 意外と画質の劣化は目であまり見えませんが、ファイルサイズは173MBを11.7MBに小さくなっていますね。スマホでもサックと再生できます。
もし、さらに画質を落としたい場合は、フレームレートを適切に調整することができます。
動画の画質を落とす方法B〜オンラインサイトを使う
動画の画質を落とす方法Bはアプリやソフトをパソコンにインストールしたくない方におすすめします。
ここで使用するのは、「Online Video Converter」といった動画圧縮オンラインサイトです。Online Video Converterは多数の動画ファイルに対応しているだけでなく、解像度や動画&オーディオのコーデックの変更、出力プロファイルサイズの概算をできることも特徴です。
ただし、ソフトと比べると、「細かい設定はできない」「入力できる動画のサイズに制限がある」「変換速度が遅い」などのデメリットがあるので、ご注意ください。
- おすすめポイント
- ✿ 出力できるファイルサイズは最大4GBまで対応;
- ✿ 300 種類を超える動画フォーマットに対応できる;
- ✿ H.265/HVEC、H.264/AVC、MPEG4など汎用性の高いエンコードがサポート;
- ✿ 無料でありながら圧縮できるファイルの数に制限がない。
- ※ Online Video Converterの惜しいところ ※
- 広告ありすぎ;最大4 GBのファイルをアップロード可能が、読み込みにかなりの時間がかかる;ソース動画を一括で追加できない。
「Online Video Converter」で動画の画質を落とす
- ステップ1、 公式サイトにアクセスして、「ファイルを開く」をクリックして画質を落としたい動画ファイルを選択します。ビデオの読み込み時間はファイルサイズやネット環境に関係があります。少々お待ちくださいね。
- ステップ2、 出力フォーマットを選択してください。ここでは汎用性の高いMP4を選択します。
「解像度」にある「▼」をクリックして、動画の解像度を変更します。動画の画質を下げるため、元ファイルより低い解像度の720Pを選択します。
設定で動画出力ファイルサイズを最低に指定します。 - ステップ3、 「変換」を押すと、動画を低画質にする作業が開始します。
まとめ
以上、動画を低画質化にする3つの方法紹介しました。予め撮影する前に動画の画質設定からすこし低い解像度にしておけばよいです。方法AとBに従って、撮影後動画の画質を変更することや、ネットから保存した動画の画質を下げることもできます。ただし、オンラインサイトより、ソフトを使った方がビデオの読み込みが早く、動画の品質劣化も最小限に抑えることが可能です。
動画の画質が高すぎるとファイルサイズが大きくなって、動画の再生がイライラしています。それに、オリジナルの高品質で保存した動画を、スマホに転送するには時間がかかります。そういう状況に悩んでいる方は、ぜひ今回の記事参照にして、適度に動画の画質を下げてみてください。