【無料&有料】モーショングラフィックスソフトおすすめ!簡単にアニメション作成!
モーショングラフィックスとは、ロゴ、イラスト、写真、文字、図形、などに動きや音を加えて動画したもののことです。
目を引く面白い動画や、まともな動画を作成するために、モーショングラフィックスがよく用いられています。
今回の記事では、有料から無料まで、プロから初心者までご利用できるモーショングラフィックスソフトを厳選しておすすめします。
モーショングラフィックス(MG)は、グラフィックデザイン、イラストレーション、およびアニメーションが交差する位置にあります。
このページで「モーショングラフィックス」も「アニメーション」も対応可能なソフトを紹介しましょう。
(1)無料で使えるモーショングラフィックスフリーソフトおすすめ
1位:「9VAeきゅうべえ」
【対応OS】:Windows10/8/7、Mac、Linux、iPad、Android
【難易度】:★★
【評価】:★★★★
「9VAeきゅうべえ」とは、ベクトル方式の画像(SVG かWMF)を読み込んで、自由に動きをつけるフリーソフトです。
動作は軽く、どんなスペックのパソコンでも動きます。
2Dグラフィックスだと、9VAeきゅうべえはかなりの表現力があります。
まず、AfterEffectのような補間機能が搭載されているので、自分で描いた絵、読み込んだイラストを移動・変形・拡大・縮小する際に、その間の動きを自動的に補間してくれて何枚も絵を描かなくてもアニメが作れます。
また、パーツごとに2Dアニメーションを作成して全体に複雑な動きを出すことが可能です。
作成した2D図形はSVG形式で保存することができるので、他のソフトにベクトル図形を引き渡すこともできます。
ただし、9VAeきゅうべえにはアニメーションを作成する機能しかありません。
公式サイト:http://9vae.com/ja/
2位:「AviUtl」
【対応OS】:
【難易度】:★★★
【評価】:★★★
AviUtlとは、「KENくん」氏が個人で開発している無料動画編集ソフトです。
拡張編集プラグインの導入でモーショングラフィックスが作れます。
難易度は人により区々だが、巷で言われるほど操作難しくないと思います。
大抵はラスター、円形配置、カメラ制御などで図形に動きを付けるられます。
具体的なやり方は、インターネットで検索すれば、記事や動画で解説してくれているものがたくさんあるので、初心者の方も安心。(【初心者向け】AviUtlを使ってアニメーション動画を作成する方法をわかりやすく解説>>)
ただ、AviUtにも無視できないデメリットがあります。
まず、AviUtlではバグフィクスや機能更新等のタイムリーなアップデートが無く、信頼性が低いものです。
また、昔の個人制作ソフトで現代のPC性能を活かせないし、サポートも無く品質・安定性等は評価外。
又、変な用語や使い方に慣れてしまうと、正統なソフトに移行する時に苦労すると思います。
公式サイト:AviUtlのお部屋
3位:「Blender」
【対応OS】:Windows10/8/7、Mac、Linux
【難易度】:★★★☆
【評価】:★★★
Blenderとは、3DCGアニメーションの作成が出来るオープンソースの無料ソフトです。
「3Dモデル作成」「レンダリング」「アニメーション」など非常に多数の機能を搭載しています。
2Dグラフィックスと異なって、「3DCGアニメ」はMikuMikuDance(MMD)のように3Dモデルを使って、モーションを割り当てて「動かす」動画です。
なので、「9VAeきゅうべえ」と「AviUtl」に比べて、Blendeには使用用途と使い方の違いが出ます。
ところで、初心者ならBlenderには「Actionコンストレイント」という便利な機能を使えば、非常に複雑なふるまいをさせることができます。
例えば、一つのオブジェクトの任意のパラメータ(主にX軸方向の移動)だけで制御したりすることで、複数のオブジェクトが動く複雑っぽく見えるアニメーションも作れます。
公式サイト:https://www.blender.org
(2)有料なモーショングラフィックスソフトおすすめ
1位:「After Effects」
【対応OS】:Windows 10、macOS 10.13 以降
【難易度】:★★★
【価格】:1,680円/月(税別)
【評価】:★★★★
After Effects(Ae)とは、Adobe社によって開発されており、業界標準のモーショングラフィックとコンポジット(合成)のソフトです。
正統にモーショングフィックスを勉強されたいならAfter Effectsから始めることをお勧めします。
何もないところにゼロからアニメーションを作ったり、素材を重ねて、複雑な動きを付けたり、映像に特殊効果を付けるのはその特徴です。
そして、日本向けのチュートリアルが豊富で学びやすいし、基本操作はタイムラインにキーフレームを打つことで動きを制御しているのです。
ただ、After Effectsは買い切り型ではなく月額制で、単体のプランだと最低1,680円/月(税別)になるので、高価で躊躇する方も多いかもしれません。
それなら、試用版や1ヶ月だけ使ってみる等で試してみてください。
公式サイト: Adobe: After Effects
2位:「DaVinci Resolve 16」
【対応OS】:Windows 10 、macOS 10.13.6 High Sierra以上、CentOS 7.3
【難易度】:★★★★☆
【価格】:33,980円 (税抜)
【評価】:★★★☆
DaVinci Resolve 16とは、総合映像機器メーカー Blackmagic Design社より提供されているポストプロダクション・ソフトウェアです。
Premiere Pro+After Effectsの連携で使える機能は、これ1本に全部詰まっていると言えます。
とにかく、モーショングラフィックス・コンポジットのFusion機能を内蔵するため、モーショングラフィックスソフトとしても機能します。
Davinci ResolveのFusionは、AEなどのレイヤーベースではなくノードベースなので、レイヤーベースではできないことができるというのが特徴の一つです。
レイヤー(層)は、重ねていくしかないので、上下関係しか作れないのが、ノードだと、どのような関係性も作れれるというのが大きなメリットです。
ただ、DaVinci Resolve 16はPCの能力を要することと、ノードベースの編集に慣れていない人にはハードルは高いです。
公式サイト: https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/
3位:「HitFilm Pro」
【対応OS】:Windows、Mac OS
【難易度】:★★★★☆
【価格】:37,923円(税抜)
【評価】:★★★
HitFilm Proとは、動画編集、モーショングラフィック、コンポジットを統合して、After EffectsとPremiereを足して2で割ったような感じのソフトです。
モーショングラフィックスではよく使う各種のトラッカーが大変に豊富です。
特に、HFP自体のトラッキング各種類の他にプラナートラッカーで有名なMochaのHitFilm版が付属して、これは3D追跡でのカメラソソルブも使えて、Aeに付属するMochaトラッカーより上位で、空間認識しやすく編集が楽です。
また、Foundryの3Dカメラトラッカーも付属するので、映画並みの合成マッチムーブができます。
それに、HitFilm Proの機能を制限した無料版のHitFilm Expressでもかなりのモーショングラフィック制作に利用できるので、そのあたりから始めてもいいです。
ただ、現在HitFilmは日本語でのネット教材は大変少ないが不便です。
公式サイト:https://flashbackj.com/product/hitfilm-pro
4位:「Apple Motion」
【対応OS】:Mac OS
【難易度】:★★☆
【価格】:4300円
【評価】:★★★
Apple Motionとは、アップルが提供するモーション・グラフィックス・デジタル合成ソフトです。
Final Cut Pro Xの苦手とする領域を補完する位置づけで提供されているらしいです。
立体的なタイトルを作ったり流体変形させたりような簡単なアニメーションから、リアルなエフェクトを伴うような複雑なモーショングラフィックスまで、幅広いジャンルの映像を作成可能です。
Motion最大のポイントは値段。Motion5が4300円と機能に対して破格で購入できるのでほぼそれ一択なのでは。
もちろん、After Effectsと全く同じことが出来る訳ではないが、それでも充分なクオリティのものが出来ます。
さらに、豊富なエフェクトやスタンプのように扱えるパーツもいっぱい付いて、短い動画で遊ぶ人やYouTuberにおすすめします。
公式サイト:Motion 5
5位:「FilmoraPro」
【対応OS】:Windows10/8/7、Mac OS
【難易度】:★★☆
【価格】:16,480円(税込)
【評価】:★★☆
FilmoraPro(フィモーラプロ)とは、Wondershareが開発・販売している初心者から中級者向け動画編集ソフト「Filmora」の上位版です。
Filmoraでは、有料か無料なアニメーションテンプレートを利用して、ちょっとしたモーショングラフィックを制作出来るが、たぶん要望しないでよう。
それに対して、メディアにアニメーションをかけることができるキーフレーム機能を搭載したFilmoraProをおすすめします。
キーフレームは、ポジション、スケール、回転などのパラメータを映像の特定の位置に記録することを意味します。
キーフレームを利用するときは最低でも2か所にキーを設定して、設定したパラメータは時間経過に合わせて変化するため、グラフィック要素に動きが加わります。
数万円の高価なモーショングラフィックソフトに比べて、FilmoraProは魅力的です。
公式サイト:FilmoraPro 動画編集公式ページ
(3)まとめ
以上は、無料と有料なモーショングラフィックスを8選紹介しました。
どれが一番良い選択肢と言えば、各目的の編集実現にどちらを使えば最も効率よく早く作業できるかで判断してます。
情報量やプラグインの多さを考えるとAEが一番いいのかなと思うのが、趣味なので年間数万円払い続けるというのは気が引けます。
それが嫌だっていう場合には、買い切り型の有料ソフト、または無料のAviutlがいいです。
特に、Aviutlは無料にもかかわらずに、ほぼ有料ソフトと同レベルなモーショングラフィックスを作成出来るので定番とされます。