【高画質&連続】Windows10で動画から静止画を切り出して保存する方法

テレビ局で放送された番組、スマホやカメラで撮った映像、または映画館で見る映画やアニメーションも関わらず、すべて一連の連続した静止画像から構成されています。

それにより、動画から美しい景色や風景、自然な顔の表情、感動的なシーンなど決定的瞬間を選んで、静止画として切り出すことができます。

今回の記事では、Windows 10で動画から静止画を切り出す方法をわかりやすく解説しましょう。

(1)Windows10で動画から静止画を切り出す方法

1.必要なソフトをおすすめ

Windows 10環境で動画から静止画を切り出すと言えば、JPEGやPNGなどの画像形式で出力できる動画編集ソフトや変換ソフトなら簡単にできます。

例えば、@.動画編集ソフトの定番「AviUtl」、A.変換機能も付く「VLCメディアプレイヤー」、B.ちょっと専門的になる「FFmpeg」、C.初心者向けの「VideoProc」、D.高性能且つ高価な「Bandicam」など沢山の選択肢があります。

操作性、機能性、安定性、使いやすさなどの方面を考えば、「VideoProc Converter」を一番おすすめしたいです。

  • @.特定の瞬間だけを静止画として切り出すことができる。
  • A.一定間隔ごとに自動的で連続静止画をキャプチャー可能。
  • B.切り出した静止画は可能な限り最高レベルの画質を維持する。
  • C.初心者向けに簡易的なソフトなのでとても使いやすい。
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2.Windows 10で特定のシーンだけを静止画として切り出す方法

さて、上記のダウンロードボタンをクリックして、VideoProcをWindows10パソコンにダウンロードしてから、インストールを続けます。インストールが完了すると、次の操作に進みましょう。

Windows 10で特定のシーンだけを静止画として切り出す方法
Windows 10で特定のシーンだけを静止画として切り出す方法
  • STEP1:VideoProcを起動して、メイン画面で「ビデオ」を選択します。
  • STEP2:画面上部のメニューから「ビデオ」もしくは「動画フォルダ」を選択することで、データをソフト内に入れ込みます。もしくは、PCからソフト内に「ドラッグ&ドロップ」で入れ込むこともできます。
  • STEP3:ソフトの右側に表示されたプレビューウィンドウがあるが、その下の「再生」ボタンクリックして、静止画にしたい所で一時停止して、「カメラ」のようなマックボタンをタップすると、再生中の動画を静止画として保存できます。

カメラの隣にある「フォルダ」マークをクリックすると、静止画が入っているフォルダーが開きます。

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3. Windows 10で自動的で動画から連続静止画を切り出す方法

まず、上記のSTEP1、STEP2に従って、対象のファイルをソフトに読み込ませます。そして、以下の手順に沿って操作しましょう。

Windows 10で特定のシーンだけを静止画として切り出す方法
Windows 10で特定のシーンだけを静止画として切り出す方法
  • STEP3:画面下側にある「ツールボックス」をクリックします。
  • STEP4:下の段、「ツールボックス」の上にある「スナップショット(静止画の作成)」をダブルクリックします。
  • STEP5:お好きなように、静止画の画像形式、画像サイズ、画像数を設定します。
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  • @.画像形式の場合、サイズ容量が軽くて非可逆圧縮のJPEGより、高画質で可逆圧縮のPNGをおすすめします。
  • A.画像サイズの場合、「480x320」から「1920x1080」まで豊富に用意されています。ご使用用途に合って選択すれば良いです。
  • B.画像数なら、1つの動画を何百枚、何千枚もの静止画にしたり、動画のフレーム全てを静止画にしたりも出来ます。
  • STEP6:上記の設定が終了してしまえば、「完了」→ウィンドウ右下の「RUN」ボタンをクリックします。すると、連続静止画の書き出しが自動的に始まります。後は待つだけです。

ここでは、VideoProcを利用して、Windows10で動画から連続静止画像をキャプチャーする作業の解説はここで終わります。専門知識や経験はない超初心者でもいますぐ快適に使い始められます。

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(2)切り出した静止画の画質についての説明

動画は静止画にしたとき画質が落ちてしまうことがよくあります。

例えば、ピントが若干ずれているようなぼやけた感じになって、とても写真のレベルではありませんね。特に、4KとHDRなどの高解像度動画素材から、画像をキャプチャーするなら、画質の劣化はさらに著しくなります。

ヤフー知恵袋では、「私も知らないときに幾つかアプリを試しましたが、かなり画質というか解像度が落ちますね。どれでも落ちます。」という報告もあります。

動画から保存した静止画はなぜ粗いですか。その理由と解決方法を考えてみましょう。

  • キャプチャー画像の画質はディスプレイの解像度に関係します。ディスプレイの解像度が高いほど、静止画は鮮明になります。ディスプレイの解像度が低いによって画質劣化が発生する場合では、「コントロールパネル」→「ディスプレイ設定」→「解像度」を順でタップして、解像度を変更します。ちなみに、画像本体の推奨解像度と言えば、印刷用なら少なくとも300dpi、ウェブ用なら72dpiといいです。

  • 動画素材がそもそもそんなに高画質じゃないならば、そこから切り出した静止画も当然、高画質になるわけではありません。なので、まず何より、元ファイルの画質を確認してください。

  • デジタルデータの場合、基本的にはエンコード(書き出し)による劣化は生じます。動画から静止画を切り出すのもその通りです。基本的に、許容範囲の画質になっていればと問題ないと思います。

  • 画像サイズは画質への影響は小さいと考えられます。たとえば、1920X1080の解像度の動画コンテンツから、1920X1080の画像サイズを選択して静止画を撮った後、ファイルサイズは約150KBになります。また、同じ動画で、1280X720の画像サイズに変更してキャプチャーした結果、数KBだけ小さくなります。

  • 静止画の画質は作業用の第三者ソフトにも依存します。具体的に言えば、高性能なソフトなら、動画プレビューの再生画面も、元画質以上綺麗に見えるわけではなくても、元画質で表示出来ます。また、静止画を切り出す際に、劣化を最小限に抑えることが出来ます。

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(3)Windows10用動画から静止画を作成するソフトおすすめ

Windows10で動画から静止画を作成するには、一番簡単なやり方は「VideoProc」と言えます。だが、使いやすさ以外、高画質を一番求めていれば、以下のソフトも試してもいいです。

1. VLCメディアプレイヤー

VLCメディアプレイヤーとは、ほとんどのメディアファイルを再生できるメディアプレーヤーです。ところが、動画ファイルから個々のフレームを抽出して静止画として保存することもできます。

以下の手順に従って、VLCメディアプレーヤーを使って静止画を抽出しましょう。

Windows10用動画から静止画を作成するソフトおすすめ:VLCメディアプレイヤー
Windows10用動画から静止画を作成するソフトおすすめ:VLCメディアプレイヤー
  • STEP1:VLCを起動して、目標の動画を再生してキャプチャしたい場面で一時停止します。
  • STEP2:上部の「ビデオ」から「スナップショットを撮る」をタップすると、動画から静止画をキャプチャして画像保存してくれます。

一方、自動的に連続静止画を撮りたい場合では、下の内容を読んで下さい。

  • STEP1:動画をVLCで再生させて、メニューの「ツール」→「設定」→「シンプルな設定」→「設定の表示」→「すべて」→「詳細設定」をクリックします。
  • STEP2:「ビデオ」内の「フィルター」のプルダウンを表示させて、「シーンフィルター」を押します。

  • STEP3:「画像形式」を「jpg」か「png」を選択します。
  • STEP4:画像の幅と高さ、ファイル名、保存場所を設定します。
  • STEP4:「レコーディングレシオ」に分割間隔の数「30」とかを入力します。
  • STEP5:左側の「ビデオ」から「フィルター」の文字をタップします。
  • STEP6:右側が表示された「フィルター」一覧から「シーンビデオフィルター」をチェックします。
  • STEP7:下のテキスト領域内に「scene」と表示されて、右下の「保存」ボタンをタップします。

すると、VLCは自動的に30フレーム間隔で1秒毎に画像を取り出してくれます。全てのフレーム画像を抽出したい場合、レコーディングレシオのところで「1」を記入すればOKです。

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2. FFmpeg

FFmpegは、動画と音声を記録・変換・再生するためのオープンソースのプログラムです。1行のコマンドだけで、ビデオクリップからフレームを抽出して静止画で保存することも出来ます。

具体的な操作方法は以下の通りです。

Windows10用動画から静止画を作成するソフトおすすめ:FFmpeg
Windows10用動画から静止画を作成するソフトおすすめ:FFmpeg

STEP1:FFmpegをWindowsパスに追加して、コマンドプロンプトを開いて管理者として実行します。

STEP2:このコマンド「ffmpeg -i YourVideoFilename.mpg -r 1 image-%04d.png」を入力します。

  • iは、入力ビデオファイルとその保存パスを示します。
  • rはキャプチャするフレームを表示します。
  • 1は、1秒ごとにフレームを保存するということです。2秒ごとにフレームを保存するには1を0.5に置き換え、5秒ごとにフレームを保存するには1を0.2に置き換えます。
  • .pngは、ビデオクリップから画像を保存するファイル形式です。png以外、jpeg、tiff、bmp、およびその他の画像ファイル拡張子も使用出来ます。
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3. GOM Player

GOM Playerとは、AVI、MOV、MKV、MOVなどのさまざまなビデオファイルに対応して、無料で使える動画再生ソフトウェアです。

VLCメディアプレイヤーと同様に、任意のビデオクリップから特定範囲のフレームを抽出することもできます。やり方は以下の通りです。

Windows10用動画から静止画を作成するソフトおすすめ:GOM Player
Windows10用動画から静止画を作成するソフトおすすめ:GOM Player
  • STEP1:GOM Playerを立ち上げて、利用したいビデオファイルを開きます。

  • STEP2:【Ctrl】+【E】キーを押すだけで、その1コマが画像ファイルとして保存される。
  • STEP3:自動的に連続画像を抽出するには、ウィンドウの下部にある「コントロールパネル」→「画面キャプチャー」「高度なキャプチャー」ボタンをタップします。
  • STEP4:適切な画像形式、JPEG品質、バーストキャプチャ画像、およびバースト間隔を設定します。
  • STEP5:「バーストキャプチャ」をクリックすると、一連のフレームを切り出して静止画として保存出来ます。
この記事を書いた人:小林ほたる

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