Windows 10の標準アプリ(フォト/ビデオエディター)で動画を圧縮する方法、圧縮できない時の対処法も紹介
「動画ファイルをメールで送りたいけれど、サイズが大きすぎて送れない」「パソコンの容量を節約したい」 そう思った時、わざわざ新しいソフトを購入したりインストールしたりするのは手間に感じてしまいますよね。
実は、Windows 10に標準搭載されているアプリを活用すれば、動画の容量を小さくできる可能性があります。 この記事では、Windows 10標準の「フォト」および「ビデオエディター」を使って動画圧縮をする手順を詳しく解説します。また、標準アプリでは画質が落ちてしまう、圧縮できないといった場合の「画質を保ったまま圧縮するプロの対処法」もご紹介します。
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目次
(1)、Windows 10の標準アプリ「フォト」で動画圧縮をする方法
(2)、Windows 10の標準アプリ「ビデオエディター」で動画圧縮をする方法
(3)、Windows 10の標準アプリで動画を圧縮できない時の対処方法
(4)、比較検証:標準アプリ vs VideoProc Converter AI
(5)、最後に
Windows 10の標準アプリ「フォト」で動画圧縮をする方法
Windows 10に最初から入っている「フォト(Microsoft Photos)」は、写真の管理だけでなく、動画のトリミングやサイズ変更も可能なアプリです。
※ご注意:Windowsの更新状況によっては「フォト レガシー」という名称になっている場合や、機能が「Clipchamp」へ移行している場合がありますが、基本機能は以下の通りです。
Windows 10の標準アプリ「フォト」で圧縮する仕組みとメリット
「フォト」での圧縮は、主に動画の解像度(画質のきめ細かさ)を下げることでファイルサイズを縮小します。
- 【読み込める形式】:MP4、MKV、MOV、WMV、AVI、M2TS
- 【圧縮後のビデオの画質】:高1080p(推奨)、中720p、低540p(最小のファイルサイズ)
- 【出力形式】:MP4のみ
- 【メリット】: 完全無料、インストール不要、操作がシンプル
Windows 10の標準アプリ「フォト」で動画圧縮をする方法
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Windows 10の標準アプリ「フォト」を起動して、右上の「新着」をクリックしてメニューを開いて「新しいビデオプロジェクト」をクリックします。
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「ビデオの名前を指定」画面が表示され、名前を入力して「OK」をクリックします。
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「プロジェクトライブラリ」画面が表示され、圧縮したい動画ファイルをそこにドラッグ&ドロップして読み込みます。
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読み込んだ後、動画にチェックを入れて、「ストーリボードに配置」をクリックします。
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動画がストーリーボードに追加されてから、動画にチェックを入れて、右上の「ビデオの完了」をクリックします。
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「ビデオのエクスポート」画面が表示され、「ビデオの画質」(高1080p(推奨)、中720p、低540p(最小のファイルサイズ))の三つから一つを選択して、「エクスポート」をクリックしてください。
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ファイルの保存ダイアログボックスが表示され、「保存先」「ファイル名」を指定して、Windows 10の標準アプリ「フォト」で動画を圧縮します。
- Windows 10の標準アプリ「フォト」のデメリット
- 👎 FLV、F4V、VOB、TS、OGV、WebM、RMVBなどといったファイルを読み込むことは出来ません。
- 👎 解像度を選ぶだけで、ビットレート等の細かい圧縮設定はできません。
- 👎 元の動画が高圧縮(HEVCなど)の場合、MP4に書き出すと、逆にファイルサイズが大きくなります。
- 👎 動画の長さやPCスペックによって、出力に時間がかかったり、フリーズしたりすることがあります。
Windows 10の標準アプリ「ビデオエディター」で動画圧縮をする方法
Windows 10の標準アプリ「ビデオエディター」は、複雑な手順なしで、誰でも簡単にビデオを作成できるように設計された動画編集アプリです。
動画のトリミング・分割、合成、テキスト・音楽・効果の追加、フィルターの追加、速度の変更といった機能を搭載して、簡単な動画編集を行えます。
動画圧縮に関しては、「ビデオエディター」の編集機能を活用して動画から要らない部分をカットして動画の長さを短くしたり、縦横比を変更して動画の周りの黒いバーを削除したりして、動画のファイルサイズが縮小できます。その他、編集した動画をエクスポートする際、ビデオ品質(540p/720p/1080p)を選択することによって、動画ファイルのサイズを小さく圧縮することも可能です。
使い勝手がよく簡単な操作でWindows 10で動画を圧縮・編集することができます。
- 【読み込める形式】:MP4、MKV、MOV、WMV、AVI、M2TS
- 【圧縮後のビデオの画質】:高1080p(推奨)、中720p、低540p(最小のファイルサイズ)
- 【出力形式】:MP4
Windows 10の標準アプリ「ビデオエディター」で動画圧縮をする方法
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Windows 10の標準アプリ「ビデオエディター」を起動して、[新しいビデオプロジェクト]ボタンをクリックします。
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「ビデオの名前を指定」画面が表示されて、任意のファイル名を入力して、[OK]ボタンをクリックします。
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左上にある「追加」ボタンをクリックして、「このPCから」をクリックして、圧縮したい動画を選択して読み込みます。
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プロジェクトライブラリに追加された動画にチェックを入れて、「ストーリボードに配置」をクリックして、「ビデオエディター」の編集機能を活用できます。
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ストーリーボードの中から、加工・編集したい動画を選択して、メニューから使いたい編集機能をクリックします。
- 【トリミング】:「トリミングの開始」のつまみを左右にドラッグして開始位置を指定し、「トリミングの終了」のつまみを左右にドラッグして終了位置を指定して、「完了」をクリックして、動画の前後のシーンをカットできます。
- 【分割】:シークバーを左右にドラッグして、分割位置を指定して、「完了」ボタンをクリックします。分割された動画は、ストーリボード上でも分割されて表示されます。分割したビデオクリップにチェックを入れて、「ゴミ箱」アイコンをクリックして、削除できます。
- 【黒いバーの削除】:「黒いバーの削除(正方形模様のアイコン)」ボタンをクリックして、表示されたメニューの中から、「黒いバーの削除」をクリックして、動画の上下(左右)をカットして、黒帯の部分を削除できます。
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編集が完了した後、右上の「ビデオの完了」をクリックして、「ビデオの画質(高1080p、中720p、低540p)」を選択して、「エクスポート」をクリックして、動画ファイルのサイズを小さく圧縮できて、MP4ファイルとして保存されます。
- Windows 10の標準アプリ「ビデオエディター」のデメリット
- 👎 機能が限られるため、オリジナル性は出しにくいです。
- 👎 MP4しか出力できません。
- 👎 エクスポートに時間がかかりすぎています。
- 👎 パソコンスペックが十分でないと、動画編集(圧縮)作業はうまく進められません。
Windows 10の標準アプリで動画を圧縮できない時の対処方法
Windows 10の標準アプリは便利ですが、あくまで「簡易的な編集」が目的であり、「圧縮専用」のツールではありません。そのため、以下のようなトラブルが頻発します。
- ▪ 「画質が著しく劣化してブロックノイズが出た」
- ▪ 「圧縮したはずなのに、なぜかファイルサイズが増えた」
- ▪ 「処理に時間がかかりすぎてPCが固まる」
- ▪ 「MP4以外の形式で保存したい」
本格的な圧縮なら「VideoProc Converter AI」が最適
もし、画質を維持したまま確実にファイルサイズを小さくしたいなら、AI搭載の動画処理ソフト「VideoProc Converter AI」の利用を強くおすすめします。
最新のAI技術とGPU加速技術を搭載しており、「画質はそのままに、容量だけを劇的に減らす」ことが可能です。
- VideoProc Converter AIが選ばれる理由
- AI技術&GPU加速:高速処理を実現しつつ、AIが画質を補正・維持します。
- 圧倒的な圧縮率:最新コーデック(H.265/HEVC)への変換やビットレート調整により、画質劣化なしで最大90%以上のサイズダウンも可能です。
- 全形式対応:MP4はもちろん、iPhone動画、MKV、AVIなど、ほぼ全ての動画形式に対応。
- 多機能:圧縮だけでなく、AI高画質化、形式変換、画面録画、編集機能もこれ1本で完結します。
VideoProc Converter AIで高画質に動画圧縮する方法
専門知識は一切不要です。直感的な操作で、誰でもプロ並みの圧縮が可能です。
準備:公式サイトから「VideoProc Converter AI」をダウンロード・インストールしてください(無料体験版あり)。
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メイン画面の「圧縮」をクリックします(または「動画」から入ることも可能です)。こちらは、「圧縮」を選択します。
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圧縮したい動画ファイルをドラッグ&ドロップで読み込みます。
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圧縮設定を行います。二つの方法があります。
- 方法@:スライダーで一括圧縮(初心者向け)
- 画面に表示される「圧縮率」スライダーをドラッグして調整します。数値を下げるほどサイズは小さくなります。AIが自動で最適なバランスを計算してくれます。
- ポイント:解像度を「元と同じ」にすれば、画面の大きさそのままで容量だけ減らせます。
- 方法A:詳細設定で圧縮(こだわり派向け)
- 歯車アイコン(オプション)をクリックし、以下を調整します。
- 【トリミング】:緑のアイコンを動かして動画から要らない部分をカットして、サイズが小さくなります。
- 【解像度】:動画の縦横のピクセル数を下げると(例えば4KからフルHDへ)、画質が低下する代わりに容量が大幅に削減されます。
- 【動画コーデック】:「H.264」から「H.265(HEVC)」/「AV1」に変更すると、同じ画質でも容量が約半分になります。
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画面下部の「書き出しフォルダ」で保存先を指定し、「RUN」ボタンをクリックするとWindows 10で動画圧縮が開始されます。
比較検証:標準アプリ vs VideoProc Converter AI
Windows 10の標準アプリ(フォト/ビデオエディター)、VideoProc Converter AIで動画を圧縮した結果は、以下の通りです。
| 情報/製品 | 元動画 | フォト | ビデオエディター | VideoProc Converter AI |
| 形式 | MP4 | MP4 | MP4 | MP4 / MKVなど自由 |
| 拡張子 | .mp4 | .mp4 | .mp4 | .mp4 |
| ビデオコーデック | H.264 | H.264 | H.264 | H.264 / HEVC、AV1など自由 |
| オーディオ コーデック |
AAC | AAC | AAC | AAC / AC3、MP3など自由 |
| 動画圧縮方法 | ― | ビデオの画質:低540p(最小のファイルサイズ) | 動画トリミング; ビデオの画質:低540p(最小のファイルサイズ) |
動画圧縮機能 |
| ファイルサイズ | 38.09MB | 75.4MB (※逆に増加) |
30.7MB | 18.88MB (約50%減) |
| 圧縮率 | ― | 設定不可 | 設定不可 | 49%(1〜100%) |
| 長さ | 00:08:02 | 00:08:02 | 00:03:53 | 00:08:02 |
| 画質 | 720p | 540p (劣化・ボヤけ) |
540p (劣化・ボヤけ) |
720p (画質維持) |
| データ速度 | 530kbps | 1179kbps | 971kbps | 190kbps |
| フレーム(幅*高) | 1280*720 | 960*540 | 960*540 | 720*404 |
| 総ビットレート | 658kbps | 1310kbps | 1102kbps | 318kbps |
| フレーム率 | 29.97フレーム/秒 | 30.00フレーム/秒 | 30.00フレーム/秒 | 29.97フレーム/秒 |
| オーディオ ビットレート |
29.97フレーム/秒 | 30.00フレーム/秒 | 30.00フレーム/秒 | 29.97フレーム/秒 |
| フレーム率 | 128kbps | 130kbps | 131kbps | 128kbps |
| チャンネル | 2(ステレオ) | 2(ステレオ) | 2(ステレオ) | 2(ステレオ) |
| オーデオ サンプルレート |
44.100kHz | 48.000 kHz | 48.000 kHz | 44.100kHz |
Windows標準アプリで「低画質(540p)」を選んだにも関わらず、元動画のコーデックとの相性により、ファイルサイズが逆に倍近く(38MB→75MB)増えてしまう現象が発生しました。
一方、VideoProc Converter AIは、画質(解像度)を維持したまま、ファイルサイズを半分以下(18.88MB)に圧縮できています。
最後に
Windows 10の標準アプリ(フォト・ビデオエディター)は、手軽に試せる反面、「思ったほど小さくならない」「画質が悪くなる」「処理が遅い」といったデメリットがあります。特に現在の高画質動画時代において、標準アプリの機能だけでは満足のいく圧縮ができないケースが増えています。
- とりあえず無料で少し試したい → Windows標準アプリ(フォト・ビデオエディター)
- 画質を落とさず、確実にファイルサイズを小さくしたい → VideoProc Converter AI
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