WAVE(.wav)ファイルをMP3に変換する便利な方法5つを説明!Windows10対応!
WAVEファイルとは、Windowsで標準的に使われる音声データのファイル形式です。
拡張子は「.wav」となるので、WAVファイルと書く事が一般化されました。
非圧縮なので高音質で再生できる特長があるが、ファイルサイズが大きくて、汎用性も低くい短所もあります。
なので、WAVEファイルをMP3に変換して利用したい人が結構いるようです。
今回の記事では、初心者向け、WAVEをMP3に変換する方法を分かりやすく解説しましょう。
- <特別おすすめ>WAVEだけではなく、FLAC、AAC、WMA、OGGなど様々な音声ファイルをMP3に変換したい場合、MP3変換フリーソフト・アプリ・サイトをおすすめ!高音質で誰でも完全無料で使える!
目次
(1)「VideoProc」でWAVEをMP3に変換する方法
【対応環境】:Windows10/8/7、Mac
【使いやすさ】:★★★★★
【公式サイト】:https://jp.videoproc.com
VideoProc(ビデオプロック):パソコンで使える動画・音声変換ソフトです。
WAVEとMP3は言うまでもなく、WMA、AAC、M4A、FLACなど様々な形式の音声ファイルを読み込み、お好みの形式に変換できます。
使い方は初心者にとっても簡単で、変換するスピードも速いので一番おすすめしたいです。
step1VideoProc Converterを立ち上げると、メインメニューから一番左の 「ビデオ」 を選択します。
step2上側のメニューバーで「音楽」をタップして、パソコンから素材のWAVEファイルを選択して「開く」を押すか、または、直接に本ソフトへドラッグ&ドロップすることで読み込ませます。
step3画面最下部から「音楽」をクリックして、出力メニューが表示されてMP3を選択しましょう。
step4メイン画面の右下に表示されている 「RUN」 ボタンをクリックすることで、音楽がMP3で出力されます。
VideoProcには、WAVEやMP3などの音源ファイルにおいて簡易な編集機能も備えます。
タグ情報を編集、複数の曲を結合、ジャケット画像を追加、音声ビットレート(最高320kbps)を調整などちょっとした編集作業もできます。
- VideoProcは無料体験版と有料版があります。無料体験版では、何度も使えるが、一度に冒頭の5分間のコンテンツしか変換できないので残念です。 当然、あくまで無料体験ということで、無制限で全機能を体験してライセンスを取得しましょう!
注意
(2)「Online Audio Converter」でWAVEをMP3に変換する方法
【対応環境】:Windows10/8/7、Mac
【使いやすさ】:★★★★★
【公式サイト】:https://online-audio-converter.com/ja/
オンライン変換ツールと言えば、非常に知名度が高い「onlinevideoconverter」は必ずと言ってもいいほど頭に浮かぶでしょうか。
残念なことに、「onlinevideoconverter」では音声ファイルの読み込みができないし、現時点では使えなくなりました。
それに対して、「Online Audio Converter」というインストール不要で、様々なオーディオファイル(MP3、WAV、WMA、OGG、M4Aやflac)をオンラインで変換できる無料サイトを利用しましょう。
step1ブラウザでOnline Audio Converterのの公式サイト(https://online-audio-converter.com/ja/)を開きます。Online Audio Converterのホーム画面は以下の通りです。
step2青いアイコン「ファイルを開く」、「Google Drive」、「Dropbox」、「URL」のいずれかをクリックし、使用したいWAVEファイルを選択して取り込みます。
step3ファイルの読み込みが終了すると、変換後の形式を指定します。デフォルトのままだとMP3形式で出力されます。
step4下のスライドバーを動かして変換後のMP3ファイルの品質を4段階から選択します。音質&容量から使い勝手がいいビットレートは「標準(128kbps)」と思います。
step5「詳細設定」をタップすると、ビットレート、チャンネル、周波数、フェードイン、フェードアウトなどの設定を調整できます。
step6「トラック情報の編集」をクリックしたら、タイトル、アーティスト、アルバム、年、ジャンル、コメントの編集ができます。
step7上記の設定に問題がなければ、「変換」を押す。すると、WAVEからMP3への変換が自動的に始まります。
step8変換が終わると、「ダウンロード」リンクが表示されるのでクリックしてダウンロードできます。
これで、すべての操作が完了します。
使い方は簡単で、step4〜step7の設定が不要で、デフォルトのままで変換してもMP3ファイルを取得できます。
また、変換速度、およびサイトからMP3ファイルをダウンロードする速度も速いです。
ただし、最初にWAVEファイルの読み込みには、速度は異常に遅いと実感しやすいです。
(3)「FFmpeg」でWAVEをMP3に変換する方法
【対応環境】:Windows10/8/7、Mac、Linux
【使いやすさ】:★★★★★
【公式サイト】:https://ffmpeg.org
FFmpegとは、動画と音声を記録・変換・再生するために開発されたオープンソースのフリーソフトです。
「対応ファイル形式とコーデックは非常に多い」、「多様な変換オプションが搭載される」などが特長として挙げられます。
ただし、FFmpeg単体ではGUIインタフェイスを持たないソフトで、UNIXコマンドのように振る舞うため、対話式アプリケーションとして使用される場合はフロントエンドを用いることも多いそうです。
なので、FFmpegだと直感的な操作ができなくて、コマンドについての知識が必要となります。
step1FFmpegをダウンロードとインストールした後、ターミナルを開きます。
step2ターミナルに、WAVEからMP3へ変換する作業を実行するコマンドを入力します。
ffmpegでWAVEをMP3へ変換するとき基本のフォーマットは以下の通りです。
- ffmpeg -i input.wav output.mp3
サンプルレート(44100)とビットレート(128kbps)を指定して変換する↓↓↓
- ffmpeg -i input.wav -ar 44100 -ab 128 output.mp3
サンプルレート(44100)、ビットレート(25kbps)、オーディオコーデック(libmp3lame)を指定して変換する↓↓↓
- ffmpeg -i "input.wav" -vn -ac 2 -ar 44100 -ab 256k -acodec libmp3lame -f mp3 "output.mp3"
- -i:入力ファイル名を設定する。
- -f:出力フォーマットの指定。
- -vn:動画ファイルを無効化にする。
- -ac:音声のチャンネル数を設定する。
- -acodec:オーディオコーデックの内容を指定する。
- -ar:サンプリング周波数を設定する。
- -ab:オーディオの全チャンネル合計のビットレートを設定する。
変換オプション
上記はffmpeg単体を使ってWAVEをらMP3に変換する方法を説明します。
初心者にとってFFmpegは難しすぎるだと思われがちです。
実に、ffmpegの基本構文と変換オプションを了解すれば、操作も簡単になります。
(4)「VLCメディアプレーヤー」でWAVEをMP3に変換する方法
【対応環境】:Windows10/8/7、Mac、Linux
【使いやすさ】:★★★★★
【公式サイト】:https://www.videolan.org/vlc/index.ja.html
VLCメディアプレーヤーとは、ほとんどのメディアファイルを再生できるオーペンソースのメデイアプレーヤーとして非常に有名です。
実に、VLCには、動画ファイルを再生する以外にも、OGG、FLAC、WAV、WMA、AAC、M4Aなど音声を変換する機能も付けています。
step1VLCメディアプレーヤーを起動後、画面上部で「メディア」から「変換 / 保存」を選択します。(対象のWAVEファイルが既にVLCにロードされるている場合もstep1から次の操作に進みます。)
step2表示される画面で「追加」ボタンをクリックして、目的のWAVE音源を選択して「変換 / 保存(o)」をタップします。
step3下の「プロファイル」のドロップダウンリストから「MP3」を選択します。
step4その右側のツールマークをタップして「オーディオコーデック」をチェックして、必要に応じて音源のビットレート、チャンネル、サンプルレートを設定することができます。
step5「参照」をタップして、保存したいフォルダに移動して、保存ファイル名と拡張子「.mp3」を自分で入力します。
step6最後は、ウィンドウ右下の「開始」ボタンをクリックして変換を実行します。変換が完了するまでにそれほど時間がかからないはずです。変換後のファイル形式は「MP3」になります。
上記の操作手順はWindows10/8/7だけて適用するが、Mac環境で利用する場合はこのページを参照してください。
VLCでの音楽変換は、非常に便利だが、ネットで拾った音源の変換は、失敗してしまう場合が多いので、「あくまでも補助的に使うもの」としておく方が良いみたいです。
(5)「スーパーメディア変換!」でWAVEをMP3に変換する方法
【対応環境】:Windows10/8/7、Mac
【使いやすさ】:★★★★★
【公式サイト】:https://www.wondershare.jp/win/video-converter-ultimate.html
スーパーメディア変換!とは、Wondershare社によって開発と提供しており、様々形式の動画や音楽データを変換できるソフトです。
高速と高品質で、および簡単にWAVEをMP3に変換できる以外、音源ファイルをトリミングや結合することも対応可能。
step1スーパーメディア変換!を立ち上げて、画面上部の「変換」ボタンをタップします。
step2画面中央の「追加」ボタン、または画面左上の「メディア」ボタンをクリックして変換したいWAVEファイルをソフト追加します。
step3右側の出力欄にある「▼(下矢印)」をクリックして、表示されるファイル形式の選択画面から「MP3」を選びます。
step4変換作業を実行するために、タイトルにある「変換」アイコンを押すか、複数のタイトルをバッチで変換するときは右下にある「一括変換」をクリックします。
step5タイトルの右下に「成功」と表示されると、変換が完了します。
スーパーメディア変換!は有料版と無料版があります。
ちょっとした変換であれば、無料版は十分だと思いがちでしょうか。
実に、無料版では、➊.長さの制限(元ファイルの1/3);➋.一括変換不可;➌.高速変換不可という厳しい機能制限があるので、かなり自由度が低いです。
(6)まとめ
上記は、5つのWAVをMP3変換する方法を分かりやすく解説します。
その中で、WAVE MP3変換フリーソフトもあれば、インストール不要なオンラインツールもあります。
さらに、有料ソフトの無償版もあります。
一番使いやすいと思う、おすすめの方法はどれって人によって違うので一概に言えません。
とにかく、自分のニーズに合わせて最適な方法を選んでください。