WMV圧縮方法まとめ〜無料オンラインサイトやフリーソフトでWMV動画ファイルサイズを効果的に小さくする
手元に多くのWMV動画があり、それらを管理・共有する際にお悩みでしょう。そんなときには、WMV動画の圧縮が解決策となります。WMVファイルサイズを縮小することで、メール送信やWeb公開がスムーズになり、また、ストレージ容量も節約できます。
この記事では、優れた動画圧縮フリーソフトと無料で利用できるWMV圧縮オンラインサイトをおすすめし、WMV動画ファイルの容量を縮小する方法を詳しく解説します。さらに、WMV動画圧縮の際のポイントや注意すべき事項も丁寧に説明します。
効果的なWMV動画の圧縮手法を身につけ、管理や共有のストレスを軽減しましょう。それでは、WMV動画の効果的な圧縮手法を一緒に探る旅に出発しましょう。
WMV動画圧縮の注意点
WMVファイルを圧縮する際には、以下の点に注意する必要があります。
✅ 画質の劣化
圧縮率を高めると、画質が劣化してしまう可能性があります。特に、以下の設定は画質に影響を与えやすいので、注意が必要です。
● ビットレート: ビットレートは、動画の画質を決定する最も重要な要素の一つです。ビットレートを低く設定すると、ファイルサイズは小さくなりますが、画質も粗くなります。
● フレームレート: フレームレートは、動画の滑らかさを決定する要素です。フレームレートを低く設定すると、ファイルサイズは小さくなりますが、動画がカクカクしたり、コマ落ちしたりする可能性があります。
● 解像度: 解像度は、動画の横幅と縦幅を表す要素です。解像度を低く設定すると、ファイルサイズは小さくなりますが、動画がぼやけてしまう可能性があります。
ビットレート、フレームレート、解像度を下げることで、WMVファイルサイズが縮小されますが、WMVビデオ品質の低下を引き起こす可能性があります。適切なバランスを見つけることが重要です。
✅ 互換性
また、WMVの圧縮率はH.264と同じくらい圧縮率であるため、より高圧縮率のコーデック(例えばHEVC/H.265、VVC、AV1、VP9…)にエンコードしたら、元のWMV動画のファイルサイズも小さくなります。ただし、フォーマットは変更されます。
WMVファイルを別のフォーマット/コーデックに変換すると、一部の機器で再生できなくなる可能性があります。変換するフォーマット/コーデックは、使用する機器の互換性を考慮して選択する必要があります。
✅ 著作権
他人の著作権を有するWMV動画ファイルを圧縮し、それを無断で配布する行為は、著作権法に抵触し、法的な問題を引き起こす可能性があります。著作権者の許可を得ずに動画を再配布することは、制作者の権利を侵害する行為であるため、慎重に取り組む必要があります。合法的かつ倫理的な範囲内での活動を心掛け、法令を遵守することが重要です。
WMV圧縮フリーソフトおすすめ
WMVファイルの圧縮には、高度な設定が必要な場合があります。こうした設定を手軽に行えるのが無料のWMV圧縮ソフトです。これらの動画圧縮ソフトは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと多様な設定オプションを組み合わせ、利用者に最大限の柔軟性を提供していて、用途に合わせたファイルの最適化が行えるのです。また、多くのソフトでは、バッチ処理機能を搭載しているため、複数の動画を一度に圧縮することが可能です。
以下は、おすすめのWMV圧縮フリーソフトです。また、実際にWMVファイルを圧縮する過程も紹介するので、手順に従って試してみてください。
T. VideoProc Converter AI
- 【開発元】:Digiarty Software, Inc.
- 【対応OS】:Windows 11/10/8/7; Mac OS 10.6またはそれ以降
- 【圧縮オプション】:トリミング、コーデックやフレームレート、ビットレート、GOPなどの設定、オーディオトラックや字幕トラックなど不要なトラックの削除
- 【他の機能】:AI高画質化、AIフレーム補間、AI手ぶれ補正、動画変換&編集、動画&音声ダウンロード、PC画面録画…
VideoProc Converter AIは、高度なAI技術を搭載した動画処理ソフトです。WMVファイルを含む様々な動画フォーマットの圧縮機能が備わっており、高品質エンジンとハードウェアアクセラレーションにより、高画質と高速処理を実現します。
また、VideoProc Converter AIは2つの主要な圧縮モードを特徴としています。
ツールボックスの動画圧縮機能は直接に出力動画のファイルサイズを指定することができて、手軽で使いやすく、専門的な知識がなくても簡単に利用できます。
一方で、カスタマイズ性の高い手動設定圧縮機能では、動画の熟練者がフレームレート、解像度、ビットレートなどの細かい設定を行いながら、理想的な圧縮を実現できます。
また、トリミング機能も搭載しており、不要な部分を削除することで、WMVファイルサイズを小さくすることもできます。
利用者は自分のスキルやニーズに合わせて効果的な動画圧縮を実現できるでしょう。
- 👇 VideoProc Converter AIを使ってWMV動画を圧縮する方法
- 1VideoProc Converter AIを起動して、「動画」をクリックします。
- 2「+動画」によって、圧縮したいWMV動画ファイルをソフトに追加します。
- 3下部の出力設定で、「ツールボックス」を押したら、「圧縮」をダブルクリックします。
- 4プレビューウィンドウの下のタイムラインで、緑色の台形を移動するか、または、下の開始時間と終了時間で、数字を入力することで、開始/終了時刻を設定することもできます。
- そして、右側で、WMV圧縮の詳細設定を行います。
- 【圧縮】:白い○をドラッグ&ドロップしたら、ソース動画の何パーセントに圧縮するか設定することができます。パーセントが小さいほど、ファイルサイズが小さくなります。
- 【サイズ】:ファイルサイズを直接に数字で設定することができます。
- 【解像度】:「3840x2160」「2560x1440」「1920x1080」「1280x720」「960x640」「720x480」「640x480」「480x320」などの解像度プリセットがあります。解像度が小さいほど、ファイルサイズが小さくなります。ソース動画のアスペクト比が設定された解像度のアスペクト比と異なる場合、設定された解像度の横幅のピクセル数を基準にします。
- 【フォーマット】:「MP4」「MKV」「MOV」という3つのフォーマットを内蔵しています。
- 5最後には、右下の「RUN」ボタンをクリックしたら、WMVの圧縮タスクが始まります。
U. Compress
- 【開発元】:OHZI Interactive.
- 【対応OS】:Windows
- 【圧縮オプション】:コーデック、ファイルサイズ、画質、解像度(25% / 50% / 75%)
「Compress」は、非常にシンプルで使いやすい無料の動画圧縮ソフトです。ドラッグ&ドロップで動画ファイルを追加するだけで、ファイルサイズを15%から60%ほど縮小することができます。
このツールでは、圧縮率や画質の優先度を選択するだけで簡単に利用できます。圧縮率を優先すると、ファイルサイズを大幅に削減できますが、画質が犠牲になります。一方、画質を優先すると、ファイルサイズの削減は限定されますが、画質の劣化を最小限に抑えることができます。
対応しているフォーマットは多岐にわたり、AVI、WMV、M4V、M2TS、MTS、TS、MKV、WEBM、MOV、FLV、MPEG、OGV、RMなどの動画形式を、MP4(H.264 / AAC)、MP4(H.265 / AAC)、WebM(VP9 / Opus)に圧縮して出力することができます。
ただし、動画の解像度やフレームレートは変更されません。また、複数の音声トラックや字幕トラックが含まれている場合は、デフォルトトラック以外は削除されるので注意が必要です。
普段、大きな動画ファイルを素早く圧縮したい場合に、このツールは非常に便利です。また、高速エンコードや高画質のオプションを使うことで、40%から60%や15%から30%ほどファイルサイズを縮小することができます。
- 👇 Compressを使って、WMV動画の容量を小さくする方法
- 1プリセットの「高速エンコード(高圧縮/低画質)」または「高画質(低圧縮/高画質)」のどちらかを選択します。
- また、WMVの圧縮設定をカスタマイズしたいなら、隣の「カスタマイズ」をクリックしてください。
- ビデオコーデックや解像度、画質などが設定できます。
- 2設定完了後、エクスプローラーから圧縮したいWMVファイルを、画面中央の「ここにドラッグ&ドロップして下さい」という領域にドラッグ&ドロップしたら、WMV動画の圧縮処理が実行されます。
V. Moo0 動画圧縮器 (小さくなーれ!)
- 【開発元】:Moo0
- 【対応OS】:Windows XP/Vista/7/8.1/10/11
- 【圧縮オプション】:ファイルサイズ、解像度、形式、コーデック
Moo0 動画圧縮器(小さくなーれ!)は、動画圧縮機能に特化した無料ソフトです。余計な機能を一切排除したシンプルなインターフェースで、初心者でも迷わずWMVのファイルサイズを小さくすることができます。
CapCutには、動画の倍速編集機能が組み込まれており、簡単に倍速やスローモーション効果を適用できます。0.1倍速から100倍速まで、動画のスピードを自由に変更できます。
普通の倍速編集の他、曲線速度変更にも対応し、速度を徐々スロー・倍速にすることが可能です。
また、速度変更と共に、音声のピッチも一緒に変更するか設定できます。
- 👇 「Moo0 動画圧縮器(小さくなーれ!)」を使って、WMV動画のファイルサイズを小さくする方法
- 1右側でファイルサイズや解像度、形式、コーデックなどを設定します。
- 2エクスプローラーから、WMVファイルを左側の「ドロップボックス」にドラッグ&ドロップしたら、WMV圧縮作業が始まります。
WMV圧縮オンラインサイトおすすめ
一方で、PCにソフトをインストールしたくない、または短期間のプロジェクトでの一時的な利用を考えている場合には、インストール不要のWMV圧縮ツールが便利です。ウェブベースのオンラインサービスを利用することで、いつでもどこでもファイルをアップロードし、圧縮してダウンロードすることができます。
ただし、WMV圧縮オンラインサービスを利用する場合、信頼できるサービスを選ぶのが重要です。また、アップロードする動画ファイルに機密性の高い情報が含まれていないことも確認しておきましょう。これらのサービスは、便利な一方でセキュリティ上の注意が必要です。
それでは、使いやすいWMV動画圧縮可能なオンラインサイトと使い方を解説します。
T. compressvideo「ビデオ圧縮」
- 【入力方式】:ローカルからアップロード
- 【圧縮オプション】:ビデオとオーディオコーデック、解像度、フレームレート、ビデオとオーディオビットレート、オーディオサンプルレート、トリミング、オーディオトラック削除、ファイルのサイズ指定
- 【広告】:あり
- 【無料版制限】:不明
「compressvideoビデオ圧縮」は、便利なWMV動画圧縮サイトです。このオンラインビデオ圧縮ツールを利用することで、WMV形式の動画ファイルを簡単に圧縮することができます。ユーザーはウェブブラウザを介して、動画ファイルをアップロードし、必要な圧縮設定を選択するだけで、手軽にファイルサイズを縮小することができます。
このサイトでは、不要な部分を削除したり、必要なファイルサイズに合わせて圧縮したりする機能が提供されています。さらに、様々なビデオファイル形式を出力することができ、出力ビデオファイルのサイズを設定することも可能です。
また、ユーザーのセキュリティを考慮し、HTML5テクノロジーを使用しており、ビデオファイルをサーバーにアップロードする必要がないため、安全性が確保されています。
このサイトは完全無料であり、ログインやサブスクリプションの要件もなく、出力ビデオに透かしも含まれません。そのため、手軽にWMV動画を圧縮したい方におすすめのサービスです。
- 👇 compressvideo「ビデオ圧縮」を使って、オンラインでWMV動画のファイルサイズを小さくする方法
- 1「ドキュメントを選択」またはドラッグ&ドロップによって、WMVファイルをこの圧縮オンラインサイトに追加します。
- 2開始時刻と終了時刻を指定して、ビデオコーデックやフォーマット、サンプルレート、フレームレート、解像度などをカスタマイズして、WMV動画の圧縮設定を行います。
- 3左下の「圧縮」ボタンをクリックしたら、オンラインでWMV圧縮処理が始まります。
- 4「保存をクリックします」という文字をクリックしたら、圧縮されたWMVファイルをサイトからパソコンに保存することができます。
U. VideoSmaller
- 【入力方式】:ローカルからアップロード
- 【圧縮オプション】:解像度、音声トラック削除
- 【広告】:あり
- 【上限サイズ】:500MB
「VideoSmaller」は、簡単に動画を圧縮できるオンラインサービスです。特にWMV形式の動画ファイルを圧縮することができます。このサイトを利用すると、ウェブブラウザから直接アクセスして、手軽に動画ファイルのサイズを縮小することができます。
使い方も非常にシンプルで、まずは圧縮したいWMVファイルを選択し、圧縮率を調整するだけでOKです。圧縮後の動画の品質もプレビューできるので、適切な圧縮率を選択できます。
また、登録やログインの手続きも必要ありませんし、無料で利用できます。しかも、アップロードされたファイルはプライバシーが保護されており、サーバー上で自動的に削除されます。
手軽に、かつ安全にWMV動画ファイルを圧縮したい場合には、VideoSmallerが便利なツールとなります。
- 👇 「VideoSmaller」オンラインサービスでWMV動画を圧縮する方法
- 1「閲覧する…」によって、WMV動画ファイルをサイトに追加します。
- 2「縮小(小さく)する動画の横幅」でWMVファイルの解像度を設定します。また、音声トラックも「ビデオからオーディオを削除する」によって削除することができます。WMVファイルのサイズが更に縮小されます。
- 3「動画をアップロード」ボタンをクリックしたら、WMVファイルがサイトにアップロードされて、そして「VideoSmaller」のサービスによって圧縮されます。
- 4圧縮作業が完了したら、「Completed」の後ろにある「Download File」をクリックして、ファイル名と保存先を設定したら、圧縮されたファイルがパソコンに保存されます。
123APPS「ビデオのサイズを変更します」
- 【入力方式】:URL、パソコンからアップロード、Dropbox, Google Drive
- 【圧縮オプション】:解像度、トリミング
- 【広告】:あり
- 【無料版制限】:上限サイズ→700MB、1日あたり圧縮できるファイル数→10
123APPS「ビデオのサイズを変更します」というサイトは、多岐にわたる機能を搭載し、WMV動画を効果的に圧縮できるオンラインサービスです。
このサイトでは、さまざまな入力方式を利用できます。URLを指定するだけでなく、アップロードやDropbox、Google Driveからも簡単にWMV動画ファイルをサイトに追加できます。豊富な選択肢が利用者に柔軟性を提供します。
WMVを含むほぼ全ての動画形式をサポートしており、解像度変更やトリミングなどの圧縮手段が利用可能です。これに加えて、テキスト追加、音量調整、速度変更などの機能も搭載されており、WMV動画の編集も手軽に行うことができます。
また、登録やログインの手続きも必要ありませんし、無料で利用できます。アップロードされたファイルはプライバシーが保護されており、サーバー上で自動的に削除されます。
使い勝手の良いインターフェースと豊富な機能を備えたこのオンラインサイトは、動画のリサイズや編集が必要な際に頼りになるツールです。
- 👇 123APPSのオンライン圧縮サービスを利用してWMVのファイルサイズを縮小する方法
- 1アップロードまたはURL、Google Drive、Dropboxなどによって、圧縮したいWMV動画をサイトに追加します。
- 2解像度を選択して、WMV動画ファイルの開始時刻と終了時刻をタイムラインでドラッグ&ドロップによって設定します。また、車輪の設定アイコンによって、出力動画形式のフォーマットも設定できます。
- 3「保存」ボタンをクリックしたら、サイトによってWMV圧縮作業が始まります。
- 4最後には、「↓保存」ボタンをクリックしたら、縮小されたWMVファイルがパソコンにダウンロードすることができます。
まとめ
WMV動画を効果的に圧縮するには、ツールの選択がポイントです。オンラインツールは手軽でブラウザからアクセス可能、デバイスに依存せず利用できるという利点があります。一方で、専用動画圧縮ソフトは高度な圧縮設定や編集機能を提供し、ファイルのアップロードが不要なためセキュリティも強化されています。また、追加するソース動画のファイルサイズに制限もありません。
上記では、たくさんのWMV圧縮ツールと利用方法を紹介しました。そんな中、VideoProc Converter AIはそのバランスを取りながら、優れた機能を提供します。高度な圧縮設定や編集機能が利用できる一方で、インストールが必要ながらも、安全でセキュアな環境で利用可能です。大容量ファイルや高度な調整が求められる場合、またセキュリティを重視する方には特におすすめです。VideoProc Converter AIを利用して、手軽かつ安全にWMV動画を理想的なサイズに圧縮し、ストレスなく共有や編集を楽しんでください。
WMVファイルの効果的な圧縮は、高品質な動画のままでストレージスペースを節約し、効率的なファイル転送を可能にします。ビデオ編集、ビットレートの調整、適切なコーデックの選択など、様々な手法を組み合わせて利用することで、最適な結果を得ることができます。