【2026年最新】AV1 vs HEVC(H.265)徹底比較!画質・圧縮率・互換性の違いと選び方

YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなど動画配信サービスの急速な発展に伴い、より高画質で軽量な動画を実現するコーデックの重要性が増しています。特に4K/8K、HDR、VRコンテンツの普及、そして5G/6G時代の本格到来により、従来のH.264では対応しきれない帯域幅・ストレージ問題が顕在化しました。
そんな中、現在最も注目されている2大コーデックが 「HEVC(H.265)」 と 「AV1」 です。
- • HEVC(H.265):2013年に標準化。H.264の後継として広く普及。
- • AV1:2018年に公開。ロイヤリティフリーで圧縮率も高い新星。
現在、両コーデックのハードウェアサポートは大きく進み、「どちらを選ぶべきか」はもはや実用的な判断基準が必要です。本記事では、「av1 h265 比較、hevc av1 違い」を中心に、技術的・実用的な視点から徹底解説します。
目次
1、なぜ「HEVC」や「AV1」が必須の時代になったのか?
2、コーデック「HEVC」と「AV1」の基礎知識:定義・特徴・対応状況など
3、AV1とHEVCの違いを徹底比較(2026年版)
4、AV1とH265(HEVC)どっちを選ぶべきか?――用途別ガイド
5、おすすめ変換ソフト:H.265とAV1を高画質・超高速で変換する方法
6、まとめ:AV1とHEVCの使い分けが成功の鍵
1、なぜ「HEVC」や「AV1」が必須の時代になったのか?
動画は一般的に、ビットレート(単位時間あたりのデータ量) が高いほど画質が良くなりますが、その分ファイルサイズが肥大化します。これにより以下の問題が発生します。
- • ストレージ圧迫
- • アップロード時間の長期化
- • インターネット再生時の帯域幅・トラフィックの過剰消費
HEVCとAV1は、より高い圧縮率(同じ画質でより小さいファイルサイズ) を実現することで、これらの問題を解決します。

また、以下の環境変化が両コーデックの普及を強力に後押ししています。
- 15G(および6G実験)の普及 - 大容量通信が当たり前に。
- 2ハードウェアアクセラレーションの進化 - GPUや専用チップによるエンコード/デコードが一般化。
- 34K/8K、HDR、VRの普及 - より高精細な映像への需要増。👉 高画質化ツールおすすめ12選
- 4デバイス性能の向上 - スマホでも高度なコーデック処理が可能に。
これらの要因により、HEVCとAV1は動画配信の基幹技術としての地位を確立しています。
2、コーデック「HEVC」と「AV1」の基礎知識:定義・特徴・対応状況など
@.HEVC(H.265 / High Efficiency Video Coding)とは?
H.265/HEVCは、MPEGとITU-T VCEGが共同開発したH.264の後継規格です。2013年に国際標準化されました。
- H.265/HEVCの特徴
- • 8K(7680×4320)/300fps までサポート
- • 圧縮率:H.264比で約2倍(MPEG-2比で約4倍)
- • ブロッキングノイズ除去機能の強化
- • ハードウェアエンコード:ほぼ全てのGPU(NVIDIA NVENC、Intel Quick Sync、AMD VCE、Apple VideoToolbox)でサポート済み
- H.265/HEVCの対応状況(現時点)
- • Appleデバイス:iPhone/iPad(iOS 11以降)、Mac(macOS High Sierra以降)でネイティブ
- • DJIドローン:MAVIC 2/Inspire 2/Phantom 4 Proなど
- • 配信プラットフォーム:Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、dアニメストア、ニコニコ動画、Ultra HD Blu-ray
- H.265/HEVCのメリット・デメリット
- ☑ ほとんどのデバイスで再生できる。
- ☑ エンコードが速い。
- ☑ 高画質フォーマットに対応。
- ☑ 編集ソフトでそのまま使える。
- ☒ 特許料がかかる(高い)。
- ☒ 特許の権利関係が複雑。
- ☒ オープンソースソフトでは制限あり。
A.AV1(AOMedia Video 1)とは?
AV1 は、Alliance for Open Media(AOM)が開発したオープンソースかつロイヤリティフリーのコーデックです。Google VP9をベースに、DaalaやThorの技術を統合。2018年3月に正式公開されました。
- AV1の特徴
- • ロイヤリティフリー − 誰でも無料で実装可能
- • 圧縮率:VP9比で22〜27%削減、HEVC比で30〜50%削減(同じ画質時)
- • 開発参加企業:Google、Apple、Microsoft、Amazon、Netflix、Meta、Intel、AMD、NVIDIAなど業界最大級
- AV1の対応状況(現時点)
- • Webブラウザ:Chrome 70+, Firefox 67+, Edge(Chromium版), Opera 57 − デスクトップ/Androidでユニバーサル
- • Safari(macOS Ventura 13.0以降 / iOS 16以降)でソフトウェアデコード対応済み(ハードウェアデコードはM3以降のApple Siliconで一部対応)
- • メディアプレーヤー:VLC 3.0+, mpv, MPC-HC, MKVToolNix
- • ハードウェアデコード:実ユーザーセッションベースで約92%(Intel 11/12/13/14世代GPU、NVIDIA RTX 30/40/50系列、AMD Radeon RX 6000/7000系列、Apple M3+)
- • ハードウェアエンコード:NVIDIA RTX 40/50系列、AMD Radeon RX 7000系列、Intel Arc A系列以降
- AV1のメリット・デメリット
- ☑ 圧縮率が最高峰。
- ☑ 完全無料(ロイヤリティフリー)。
- ☑ 主要IT企業が全面サポート。
- ☑ Webブラウザでほぼ完璧に再生できる。
- ☑ 未来性が高い。
- ☒ エンコードに時間がかかる。
- ☒ 古いデバイスでは再生が重い。
- ☒ 一部の編集ソフトで非対応。
- ☒ リアルタイム配信には不向き。
3、AV1とHEVCの違いを徹底比較(2026年版)
ここでは、HEVCとAV1の違いを明確にするために、圧縮率、互換性、エンコード負荷といった複数の重要な項目について比較します。
@.開発団体
| 項目 | HEVC/H265 | AV1 |
| 開発団体 | MPEG + ITU-T VCEG | Alliance for Open Media(AOM) |
| 主な参画企業 | (標準化団体のため直接企業はなし) | Google, Apple, Microsoft, Amazon, Netflix, Meta, Intel, NVIDIA, AMD など |
A.圧縮率(最も重要な比較ポイント)
結論:AV1の圧縮率がHEVCを上回ります。
実際のファイルサイズ比較例(4K / 30fps / 10分 / 同品質):
| コーデック | ファイルサイズ | H.264比 | HEVC比 |
| H.264 | 約8.2 GB | 100%) | − |
| HEVC (H.265) | 約5.7 GB | 70% | 100%) |
| AV1 | 約3.8 GB | 46% | 約67% |
AV1はHEVCと比べて約30〜50%のビットレート削減が可能です。これにより、CDNコスト削減、ストレージ節約、低帯域環境でのスムーズな再生が実現します。
B.ライセンス(特許)
| 項目 | HEVC/H265 | AV1 |
| ライセンス形態 | 有料(複数プール) | ロイヤリティフリー |
| 商用コスト | 年間数十万円〜数百万円以上 | 0円 |
| 特許紛争リスク | 高い(複数団体が競合) | 非常に低い |
この差は特に商用サービスにおいて決定的です。AV1の無料性が、NetflixやYouTubeの大規模採用を後押ししました。
C.互換性・対応デバイス
| デバイス/環境 | HEVC/H265 | AV1 |
| Windows PC(2016年以降) | ほぼ100% | ハードウェアデコードはRTX 30/40/50, Arc, RX 6000以降 |
| Mac(Intel) | 100% | ソフトウェアデコード(Safari対応済み)負荷大 |
| Mac(Apple Silicon M1/M2) | 100% | ソフトウェアデコードのみ(M3以降ハード対応) |
| iPhone/iPad(A13以降) | 100% | iOS 16以降でソフトウェアデコード |
| Android(2021年以降ミドルレンジ以上) | ほぼ100% | 多くのデバイスでハードデコード対応 |
| スマートTV | 大半が対応 | 高級機種で対応拡大中 |
注意:AV1はブラウザベースの視聴が主であればほぼ問題ありませんが、ローカル再生や古いデバイスではHEVCの方が無難です。
D.エンコード速度(実用的な差)
フトウェアエンコード比較(同品質設定):
| コーデック | 相対的なエンコード時間 | 備考 |
| HEVC/H265 | 1.0倍(基準) | 高速プリセットあり |
| AV1(SVT-AV1 v3.0) | 約2〜3倍 | 2022年以前の6〜7倍から大幅改善 |
| AV1(libaom) | 約5〜10倍 | 高品質志向、実用には非推奨 |
結論:リアルタイムエンコードやライブ配信にはHEVCが依然として有利。ただしVOD用途ではAV1の低速エンコードも許容範囲内。
4、AV1とH265(HEVC)どっちを選ぶべきか?――用途別ガイド
「AV1とHEVC、どちらが良いか」は使用目的によって異なります。以下のフローチャート的な基準で選びましょう。
H265/HEVCを選ぶべきケース:
• Appleデバイス(特に古いMacやiPhone)での再生が必須
• リアルタイムエンコード・低遅延配信(ライブ、ビデオ会議、クラウドゲーミング)
• Dolby Visionなど高度なHDRフォーマットが必要
• 既存のハードウェアエンコーダー(NVENC, Quick Sync)をそのまま活用したい
• ローカルファイルの編集・再生が中心
AV1を選ぶべきケース:
• Web配信がメイン(YouTube、自社動画サイト、SNS)
• CDN/ストレージコストを極限まで削減したい
• 将来の標準規格を先取りしたい
• ライセンス料を支払いたくない(オープンソースプロジェクト、スタートアップ)
• ユーザーの大半が最新ブラウザ(Chrome/Firefox/Edge)を使用している
- ベストプラクティス:マルチコーデック配信
- 多くの大規模サービス(YouTube、Netflix)はABRラダー内でAV1とHEVCとH.264を併用しています。視聴者のデバイスとブラウザに応じて最適なコーデックを自動選択する方式です。可能であれば、この方式が最もユーザー体験とコスト効率に優れます。
補足:次々世代コーデックの動向(VVC / AV2)
- ✓VVC(H.266)
- 2020年に標準化。HEVC比で30〜50%のさらなる圧縮率向上。しかし特許問題はHEVC以上に複雑。現在、ハードウェアサポートは一部SoC(MediaTekの一部)に限定され、実用段階には至っていません。
- ✓AV2
- AOMが開発中。AV1の後継で、圧縮率はさらに20〜30%向上すると予測。試験的実装が始まっており、2030年頃の実用化が見込まれます。
現時点で実装を検討すべきはAV1かHEVCであり、VVC/AV2はまだ先の話です。
5、おすすめ変換ソフト:H.265とAV1を高画質・超高速で変換する方法
スマホの容量を確保するために過去の動画を圧縮したり、ダウンロードしたHEVC/AV1形式の動画を他の形式に変換したり、既存の動画をHEVC/AV1形式で再エンコードしたい場合には、これらのコーデックに対応した変換ソフトが欠かせません。
現代の最新環境で圧倒的な変換スピードと直感的な使いやすさを提供するのが「VideoProc Converter AI」です。
動画変換の決定版「VideoProc Converter AI」の強み
✅ あらゆる形式に完全対応
AV1、H.265をはじめ、MP4、MKV、TSなどほぼ全ての動画形式を双方向に変換可能です。
✅ 爆速エンコード
最新のハードウェアアクセラレーション技術をフル活用。重くなりがちなAV1やHEVCの変換も、画質を落とさずに超高速で完了します。
✅ オールインワン機能
変換だけでなく、動画のカット、結合、クロップ、字幕、フィルター、ノイズ除去、圧縮、AI高画質化などといった基本編集もこれ一本で完結します。
VideoProc Converter AIでHEVCとAV1を相互に変換する方法(4ステップ)
これから、HEVCとAV1を相互に変換する方法をご紹介します。この手法を利用すれば、HEVCからAV1への変換やAV1からHEVCへの変換はもちろん、HEVCやAV1を他の動画形式に変換する際も高品質な結果を得ることができます。
STEP1:VideoProc Converter AIを起動し、「動画」をクリックします。
STEP2:画面上部にある「+動画」/「+動画フォルダ」をクリックし、変換したい動画ファイル(HEVC/H.265またはAV1)を追加します。(※ドラッグ&ドロップでも追加可能です)
STEP3:左下の「フォーマット」をクリックし、出力したいコーデック(HEVC/H.265またはAV1)を選択します。必要に応じて画質やビットレートなどの詳細設定も行い、「OK」を押します。
STEP4:右下の「RUN」ボタンを押せば、コーデック変換の処理が開始します。
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6、まとめ:AV1とHEVCの使い分けが成功の鍵
- ● 圧縮率:AV1が優位(HEVC比30〜50%削減)
- ● ライセンス:AV1は無料、HEVCは有料で複雑
- ● 互換性:HEVCは広範囲、AV1はWebブラウザでほぼ完璧(AppleもSafariでソフト対応済み)
- ● エンコード速度:HEVCが有利(ただしAV1もSVT-AV1 v3.0で実用域に)
- ● 用途別:新規Web配信はAV1、リアルタイム+Apple生態圏はHEVC
今後はAV1への移行がさらに進みますが、当面は両方に対応できる体制が理想的です。この記事を参考に、あなたのプロジェクトに最適なコーデックを選んでください。