無料な音楽ミックスソフトおすすめ6選(無料のDAWソフトとノイズ除去&イコライザ調整できる音声編集ソフト両方あり)

音楽制作は、デジタル時代においてますます身近になり、多くのアーティストやクリエイターが自身の音楽を制作できるようになりました。音楽制作の世界では、作品をクオリティ高く仕上げるためには、適切なミックスが不可欠です。
波形エディターとDAWソフト、これらの2つのソフトもミックス作業を遂行できます。
この記事では、無料な音楽ミックスソフトをおすすめいたします。無料のDAW(デジタルオーディオワークステーション)ソフトと、ノイズ除去やイコライザの調整が可能な音声編集フリーソフトを両方取り上げ、音楽制作に役立つおすすめのツールをご紹介いたします。手軽に使え、クオリティの高いミックスが可能なソフトを見つけて、自分の音楽制作の可能性を広げてみましょう。
T. 素人でも簡単に使える無料な音楽ミックスソフト(波形エディター)
まずは、無料な音声編集ソフトについてご紹介いたします。オーディオエディターでも音楽のミックスが可能です。複数の異なる音声トラックを統合し、複数の楽器、ボーカル、または効果音を同時に再生したり混ぜ合わせたりすることができます。さらに、以下のようなミキシングタスクも簡単に実行できます。
- 音楽ミキシング機能
- ● 音量の調整: 個々のトラックやセクションの音量を調整します。
- ● エフェクトの追加: リバーブ、エコー、コーラスなどの基本的なエフェクトを追加できます。
- ● イコライザの調整: 音の周波数バランスを微調整して、トーンやクオリティを改善できます。
- ● カット・トリム・結合: 不要な部分を削除したり、複数のトラックを結合したりできます。
- ● ノイズリダクション: 不要なノイズやバックグラウンド音を削減します。
- ● 音程変更:楽曲のキーを変更したり、ボーカルや楽器の音程を調整したりできます。
波形エディターによって音楽ミックスタスクを実行する場合、色々なメリットとデメリットがあります。
- 🔴 メリット
- ・ 使いやすい操作性
・ 基本的な編集が可能
・ 軽量で高速 - 🔴 デメリット
- ・ 高度な機能の限定
・ 限定的な効果とプラグイン
・ トラックの管理が難しい
メリット&デメリット
これからは音楽ミキシング作業を実行できる無料の波形音声編集ソフトを紹介します。
無料の音楽ミックスソフト〜VideoProc Vlogger
- 音楽MIXフリーソフトVideoProc Vlogger- 使いやすい!
【対応OS】:Windows 11/10/8/7; Mac OS X 10.11またはそれ以降
【入力形式】:mp3, aac, ac3, flac, ogg, m4a, wav, m4r, amr...;動画と画像
【出力形式】:mp3, m4a, flac
【価格】:無料; 公式ページ>>

VideoProc Vloggerは、動画編集ツールとして知られていますが、その強力な音楽ミックス機能も際立っており、プロ仕様のオーディオ編集を可能にします。
ユーザーフレンドリーなインターフェースが特徴で、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応しています。直感的な操作により、複数の音声トラックを追加し、ボーカルと楽器の音を効果的&巧みにミックスすることが可能です。
VideoProc Vloggerはオンセット(音の開始部分)、ビート、および無音部分を検出しやすくする機能を提供しているので、音楽のタイミングやリズムを正確に編集できます。
また、下記のような音楽ミキシングタスクも効率的に行えます。
- VideoProc Vloggerの音楽ミキシング機能
- 🍅 ボーカルの調整や楽器の調和を整える際に役立つピッチ(音程)変更機能
- 🍅 ベースやトレブルなどの周波数成分を調整し、音楽のトーンをカスタマイズするためのイコライザー調整機能
- 🍅 録音時に発生する様々なノイズを効果的に除去するためのノイズ除去機能
- 🍅 ユーザーは音声にリバーブ、エコー、コーラスなどを加えて独自のサウンドを作り出すエフェクト追加機能
- 🍅 バランスをとり、各音声トラックの音量を適切に調整する機能
- 🍅 音声の始まりや終わりを滑らかに調整し、プロフェッショナルな効果を得ることができるフェードインとフェードアウトの機能
- 🍅 1/32から32倍まで自由に設定できる高度な速度調整機能
これらの特長を考えると、VideoProc Vloggerは動画編集だけでなく、音楽ミックスにおいても最強のソフトと言えるでしょう。手軽な利用とプロ仕様の音声編集が一体化したこのソフトは、クリエイターにとって非常に強力なツールとなることでしょう。
無料の音楽ミックスソフト〜Audacity
- 音楽MIXフリーソフトAudacity- プラグイン対応!
【対応OS】:Windows 7/8/8.1/10/11; MacOS X 10.12またはそれ以降; Linux

Audacityは、オープンソースで提供される優れた音楽ミックスソフトで、その柔軟性と豊富な機能セットがクリエイターに愛されています。
Audacityは強力で使いやすい波形エディターを提供し、複数の音声トラックを同時に扱うことができて、異なる楽器やボーカルを一つのプロジェクトにまとめ、自在な編集が可能です。 ノイズリダクションツールを備えており、録音時に発生する様々なノイズを効果的に除去できます。また、リバーブ、エコー、コーラスなどのエフェクトも簡単に追加でき、音楽に独自の響きを与えることができます。
Audacityは多段階のアンドゥ・リドゥ機能を提供しており、過去の編集作業に戻ることが容易なおので、ユーザーは安心して試行錯誤できます。
拡張性が高く、様々なプラグインを導入することができることで、新しい機能やエフェクトを追加して、さらなるクリエイティビティを発揮することができます。
無料の音楽ミックスソフト〜SoundEngine Free
- 音楽MIXフリーソフトSoundEngine Free- wavのみ対応!
【対応OS】:Windows 7

SoundEngine Freeは、無料で提供される強力な音楽ミックスソフトであり、その優れた機能セットと使いやすいインターフェースにより、クリエイターたちに広く支持されています。
WAVフォーマットの複数のオーディオトラックを同時に扱うことができ、異なる楽器や音声を組み合わせ、ミックスする際の自由度が向上します。
SoundEngine Freeは高品質なエフェクトやプリセットを提供し、これによりユーザーは簡単にプロ仕様の音響効果を追加できます。リバーブ、コンプレッサー、イコライザーなど、多彩なオーディオ処理ツールが利用可能です。
編集作業はノンデストラクティブで行われ、元の音源の品質が損なわれることなく、細かい調整が可能なので、ユーザーは失敗しても安心して修正作業を進めることができます。
音楽ミキシング機能搭載の無料DAWソフト
以上は音楽をミックスできるシンプルながらも使いやすい波形音声編集ソフトのご紹介です。より複雑なミキシングやマスタリングなどを行いたい場合には、専門のDAW(デジタルオーディオワークステーション)ソフトが必要です。
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトは、音楽制作やオーディオ編集、ミキシング、マスタリングなどの作業を行うための専門的なデジタルツールです。これは、デジタル時代においてアナログ機器に代わり、コンピュータ上で音楽制作を行うために開発されました。
- DAWソフトには以下の主な機能が含まれています。
- ❶ マルチトラック録音: 複数の音源や楽器を同時に録音できます。これにより、異なる音源を同期して収録できます。
- ❷ ミキシング: 録音されたトラックを調整し、バランスをとりながら統合することができます。音量の調整、パン(左右のステレオ配置)、エフェクトの追加などが含まれます。
- ❸ エフェクトの追加: リバーブ、コンプレッサー、エコーなどのエフェクトをトラックに適用できます。
- ❹ MIDIサポート: 楽器音源やシンセサイザーなどのMIDIデバイスと連携し、MIDIデータを使用して音楽を制作できます。
- ❺ ループ機能: 繰り返しパターンやサンプルを使用して楽曲の一部をリピートできます。
- ❻ マスタリング: 最終的な仕上げとして、楽曲全体に対するトーン調整やエフェクトの適用などを行います。
無料のDAWソフトによって音楽ミックスタスクを実行する場合、色々なメリットとデメリットがあります。
- 🔴 メリット
- ・ 複数トラックの管理
・ 豊富なプラグイン
・ 大規模なプロジェクトに適している - 🔴 デメリット
- ・ 学習コストが高い
・ 高負荷な動作
メリット&デメリット
続いては音楽ミキシング機能搭載の無料DAWソフトをおすすめいたします。
無料の音楽ミックスソフト〜Cakewalk By Bandlab
- 音楽MIXフリーソフトCakewalk By Bandlab- 旧SONAR
【対応OS】:Windows 7以降(64 bit)

Cakewalk By BandLabは、プロフェッショナルな音楽制作とミキシングに特化した、Windows専用のDAWソフトです。かつては6万円ほどの価格で提供されていましたが、2018年になって突如として完全無料となって、より多くのユーザーに広く利用されるようになりました。有料ソフトだけあって、その音楽ミキシング機能は非常に充実しています。
制限なく使用できるトラック数やノート数により、大規模で複雑なプロジェクトもスムーズにこなすことができます。
Cakewalkは高度なミキシング機能を提供しており、EQ、コンプレッサー、リバーブなどのエフェクトを微調整できて、ユーザーは音楽に深みと広がりを与え、オリジナリティ豊かな作品を創り出すことができます。
VSTプラグインの完全なサポートが備わっており、ユーザーは様々な仮想楽器やエフェクトを組み合わせて使用できて、ユーザーは音楽に独自の表現を加え、クリエイティブな可能性を広げることができます。
BandLabの統合により、ユーザーはプロジェクトを簡単に共有し、他のミュージシャンとの協力がスムーズに進められます。コラボレーションがより手軽になり、新しいクリエイティブなアイデアを得ることができます。
無料の音楽ミックスソフト〜LMMS (Linux MultiMedia Studio)
- 音楽MIXフリーソフトLMMS- オープンソース!
【対応OS】:Windows; macOS; Linux

LMMS(Linux MultiMedia Studio)は、オープンソースの無料DAWソフトで、Windows、macOS、Linuxなど、複数のオペレーティングシステムで利用できます。LMMSには豊富なプリセットやサンプルが含まれており、ユーザーはこれらを活用して多彩な音楽スタイルを実現できます。様々なジャンルや楽器に合わせた音色を手に入れることができます。
MIDIキーボードやコントローラーとのシームレスな統合が可能で、リアルタイムで演奏を録音したり、音符を編集したりできて、より自然な演奏を実現できます。また、LMMSは標準で多くのエフェクトプラグインを搭載しており、リバーブ、ディレイ、コンプレッサーなどのエフェクトを細かく調整できます。ユーザーはクオリティの高いミックスを実現できます。
パターンベースのシーケンサーは、楽曲の構造を柔軟に編集できるため、複雑な楽曲の制作が可能で、ユーザーは自分のアイデアをよりダイナミックに表現できます。さらに、LMMSはVSTプラグインをサポートしており、ユーザーはさらに多彩なサウンドやエフェクトを導入でき、制作の幅が広がります。
LMMSはこれらの特長から、オープンソースながらプロフェッショナルな音楽制作を実現する強力なツールとなっています。
無料の音楽ミックスソフト〜GarageBand
- 音楽MIXフリーソフトGarageBand- Apple製
【対応OS】: macOS Ventura 13.5以降; iOS 17/iPadOS 17以降

GarageBandは、AppleがMacユーザーに提供する無料のDAWソフトで、高度な音楽ミキシング機能を搭載しています。
楽曲の構築が簡単で、数回のクリックで楽器の伴奏やドラムパターンが生成され、初心者でも手軽に楽曲制作が可能です。
豊富なサウンドライブラリは、様々な音楽ジャンルに対応し、ユーザーは自分のアイデアにぴったりの音楽スタイルを見つけやすくなっています。また、ギターやベースなどの楽器のリアルなシミュレーションが組み込まれており、演奏感が求められる場面でもプロのサウンドを作り出せます。
リバーブ、コーラス、エコーなどの多彩なエフェクトが用意され、ユーザーは楽曲に深みや表現力を簡単に追加できます。さらに、GarageBandは他のAppleデバイスとの連携が得意で、プロジェクトをiCloudを通じて簡単に共有でき、友達や共同制作者とのコラボレーションがスムーズに行えます。
まとめ
この記事では、素人からプロまで、幅広いユーザーに向けた無料の音楽ミックスソフトを紹介しました。
波形オーディオエディターを利用した音声編集や、DAWソフトを使用してミキシング作業を行うことで、素人でも簡単に手軽な音楽制作が可能です。各ソフトにはノイズ除去やイコライザの調整、音量調整、音程変更などの機能が搭載されており、クオリティの高い楽曲を制作するためのサポートが豊富です。
VideoProc Vlogger、Audacity、SoundEngine Freeなどの波形オーディオエディター、Cakewalk By BandLab、GarageBand、LMMSなどのDAWソフトは、それぞれ独自の特長を持ちながらも、どれも使いやすいインターフェースとプロ仕様の機能を提供しています。クリエイターはこれらのツールを活用して、自分の音楽制作の可能性を広げ、独自のサウンドを生み出すことができます。