【高音質】無料でWindows 10でFLAC音楽をiTunesに入れる簡単な方法を解説!

高音質なFLAC音源を集めているのに、いざiTunesに取り込もうとしたら追加できない、再生できない―そんな経験はありませんか。
これはiTunesがFLACという音声形式そのものに対応していないために起こる、非常によくあるトラブルです。壊れているわけでも、操作を間違えているわけでもありません。
本記事では、Windows10環境でFLACファイルを無料かつ音質をできるだけ落とさずにiTunesへ取り込む方法を、手順つきで解説します。あわせて、Windows版iTunesの最近の仕様変更や、よくあるトラブルへの対処法もまとめました。
目次
1、iTunesでFLACが取り込めない・再生できない理由
2、取り込み前に知っておきたい基礎知識
3、FLACをiTunesに取り込むために必要なツール
4、【画像付き】Windows10でFLACをiTunesに取り込む手順
5、取り込めない・再生できない時のトラブルシューティング
6、iTunes以外でFLACを管理する方法
7、よくある質問(FAQ)
8、まとめ
1、iTunesでFLACが取り込めない・再生できない理由
結論から言うと、原因はシンプルにファイル形式の非互換性です。iTunesが再生・管理できる音声フォーマットはあらかじめ決まっており、FLACはそこに含まれていません。
そのため、FLACファイルをそのままiTunesのライブラリにドラッグ&ドロップしても、「認識できません」「追加できません」といったメッセージが表示されるか、何も起こらない状態になります。
解決策はシンプルで、FLACをiTunesが対応している形式に変換してから取り込むことです。
2、取り込み前に知っておきたい基礎知識
@.iTunesが対応している音声フォーマット
iTunesが再生・管理できる主な音声フォーマットは次の5つです。
- • AAC
- • ALAC(Apple Lossless/Appleロスレス)
- • AIFF
- • WAV
- • MP3
FLACをこの中のいずれかに変換すれば、iTunesで問題なく扱えるようになります。
A.AAC・MP3・ALACの違いと選び方
「音質重視」でこの記事を探した方も多いと思うので、変換先の形式選びは特に重要です。次の比較表を参考に選んでください。
| 形式 | 圧縮方式 | 音質 | ファイルサイズ | こんな人におすすめ |
| FLAC(変換前) | 可逆圧縮 (無劣化) |
最高 | 大きい | ― |
| ALAC(Appleロスレス) | 可逆圧縮 (無劣化) |
最高 | 大きい (FLACとほぼ同等) |
音質を一切妥協したくない人 |
| AAC | 非可逆圧縮 | 良好 | 小さい | 音質と容量のバランスを取りたい人 |
| MP3 | 非可逆圧縮 | 標準〜良好 | 小さい | 汎用性・互換性を優先したい人 |
FLACの持つ「無劣化」の音質をできるだけそのまま活かしたいなら、ALAC(Appleロスレス) への変換が最も理にかなっています。ALACはAppleが開発したロスレス(可逆圧縮)形式で、FLACと同じく理論上の音質劣化がありません。
一方、スマホやポータブルプレーヤーとの互換性、保存容量の節約を優先したい場合はAACまたはMP3を選ぶとよいでしょう。この場合、多少の音質劣化は避けられない点は理解しておく必要があります。
※ファイル形式の変換では、音質は「維持される」か「劣化する」のいずれかであり、変換によって元のFLACより音質が向上することは基本的にありません。
B.【重要】Windows版iTunesの仕様変更について
近年、Windows版iTunesの位置づけが変わっています。これまでPCで音楽管理にiTunesを使っていた方は、現在はApple Music、Apple TV、Appleデバイスといった専用アプリを使う案内に切り替わっており、Windows向けのiTunes自体はポッドキャストやオーディオブックの管理を主な用途として提供される形になっています。
つまり、パソコンによっては「iTunesが見当たらない」「Apple Musicアプリしか使ったことがない」というケースもあり得ます。その場合も基本的な考え方は同じで、本記事で紹介する変換手順を行ったうえで、出力先をApple Musicアプリが参照しているメディアフォルダに指定するか、アプリの「ファイル」メニューからライブラリへ読み込むことで、同様にFLAC由来の音源を再生できます。
なお、Windows10自体は2025年10月14日に公式サポートが終了していますが、個人向けの延長セキュリティ更新プログラム(ESU)は2027年10月12日まで提供されているため、Windows10環境でも本記事の手順は引き続き有効です。
3、FLACをiTunesに取り込むために必要なツール
iTunes本体には音声形式をAAC・MP3に変換する機能がありますが、これはあくまでiTunesが認識できるファイルが対象です。そもそも認識されないFLACを直接変換することはできないため、別途変換ソフトが必要になります。
ここでは無料で使える動画・音声変換ソフト「VideoProc Converter AI」を紹介します。
- VideoProc Converter AIの特徴
- • オーディオビットレートを最大256kbps/320kbpsまで選択可能(CDに近い高音質)
- • コーデック設定、結合機能、ビットレート変換など細かい調整が可能
- • 独自のLevel-3技術によりハードウェアアクセラレーションを活用し、変換時間を大幅に短縮
- • FLAC、MP3、M4A、M4B、WAV、ALAC、WMA、AAC、OGG、APE、WV、TTA、AC3、DTSなど幅広い形式に対応
4、【画像付き】Windows10でFLACをiTunesに取り込む手順
@.基本の取り込み手順
まず、Windows10 PCに「VideoProc Converter AI」をダウンロード・インストールしてください。
全体の流れは次の通りです。
- 1.VideoProc Converter AIに、取り込みたいFLACファイルを追加する
- 2.iTunes対応形式(Apple Lossless / AAC / MP3など)を選ぶ
- 3.「RUN」ボタンで変換を実行する
- 4.変換後のファイルをiTunesに取り込む
具体的な操作手順は以下の通りです。
STEP1: VideoProc Converter AIを起動し、メイン画面の「動画」をクリックします。
STEP2: 「動画変換ツール」画面で「音楽」をクリックし、変換したいFLACファイル(複数選択可能)を選択して「開く」をクリックします。ドラッグ&ドロップでフォルダごと読み込むこともできます。
ファイルを追加したら、左下の「フォーマット」または「音楽」タブをクリックし、音声フォーマットから用途に応じて以下のいずれかを選択します。
▪ ロスレス(音質をそのまま維持したい場合):「Apple Lossless(ALAC)」または「AIFF」
▪ 汎用性を重視する場合:「AAC」または「MP3」
STEP3: 画面右下(または下部)の「RUN(実行)」ボタンをクリックすると、FLACファイルの変換が開始されます。変換が完了すると、指定した保存先フォルダに変換後の音声ファイルが保存されます。
STEP4: iTunesを起動し、左上の「ファイル」をクリックします。表示されたメニューから「ライブラリにファイルを追加」または「ライブラリにフォルダを追加」を選択してください。
続いて、VideoProc Converter AIで変換した音声ファイル(または保存先フォルダ)を選択し、「開く」をクリックします。これで音声ファイルがiTunesのライブラリに追加され、iPhoneやiPadなどのAppleデバイスと同期できるようになります。
A.音質にこだわる場合の詳細設定
「Codecオプション」をクリックすると、音質に関わる詳細パラメータを調整できます。
- • 「品質」項目は「高品質/低速」を選択する
- • ビットレートは上限値に設定する(ALACなど可逆圧縮形式を選んだ場合、この設定はさらに音質を安定させます)
B.タグ・アートワークの編集
読み込んだFLACファイル名の横にあるペンマークをクリックすると、「名称&タグ」の編集画面が開き、曲名・アルバム名・ジャンル・コメントなどを編集できます。「挿し絵を追加する」機能を使えば、パソコン内の画像をジャケット写真として設定することも可能です。
5、取り込めない・再生できない時のトラブルシューティング
| 症状 | 主な原因 | 対処法 |
| iTunesにドラッグしても追加されない | FLACのまま取り込もうとしている | 本記事の手順でAAC/MP3/ALACに変換してから取り込む |
| 変換後のファイルがライブラリに表示されない | 出力先フォルダの指定間違い | 出力先が「iTunesに自動的に追加」フォルダになっているか確認する |
| 曲は表示されるが再生できない | ライブラリの読み込みが完了していない | iTunes(Apple Musicアプリ)を再起動する |
| タグやジャケット写真が反映されない | 変換前にタグを編集していない | 変換ソフト側で名称・タグ・アートワークを設定してから変換する |
6、iTunes以外でFLACを管理する方法
そもそも変換の手間を省きたい場合は、FLACにそのまま対応している音楽管理ソフトを使うという選択肢もあります。無料のものではWindows Media Player、Music Center for PC、MusicBeeなどがFLAC再生に対応しています。
なお、iPhone標準の「ミュージック」アプリはFLACファイルの読み込み・再生に対応しています。iPhoneでFLACを聴きたいだけであれば、Windows10で一度AAC/MP3に変換してからiTunes経由で同期するという手間は不要です。
7、よくある質問(FAQ)
Q1: iTunesは今後FLACに正式対応する予定はありますか?
- 2026年7月時点で、Appleから正式対応を約束する発表はありません。現状は変換して取り込む方法が最も確実です。
Q2:Windows10ではなくApple Musicアプリを使っている場合も同じ手順で大丈夫ですか?
- 基本的な変換手順は同じです。出力先フォルダをApple Musicアプリが参照する場所に変更するか、アプリ内の読み込み機能を使ってください。
Q3:音質を一切劣化させたくない場合、どの形式を選べばいいですか?
- ALAC(Appleロスレス)への変換をおすすめします。FLACと同じ可逆圧縮形式のため、理論上の音質劣化がありません。
Q4: 大量のFLACファイルを一括で変換できますか?
- VideoProc Converter AIを含む多くの変換ソフトは、複数ファイルのバッチ変換に対応しています。
Q5:変換にはどのくらい時間がかかりますか?
- 曲数やPCのスペックによりますが、ハードウェアアクセラレーションに対応したソフトであれば、数曲程度なら数十秒〜数分で完了します。
8、まとめ
iTunesはFLACに対応していないため、そのままでは取り込みも再生もできません。しかし、ALACやAAC、MP3といったiTunes対応フォーマットに変換すれば、無料のツールを使って簡単に取り込むことができます。
- • 音質を最優先するなら ALAC(Appleロスレス)
- • 容量や汎用性を優先するなら AAC/MP3
自分の使い方に合った形式を選び、今回紹介した手順でFLAC音源をiTunes(またはApple Musicアプリ)で快適に楽しんでください。