【動画の縦横変換】画質劣化せずに横動画・縦動画を変換する方法

- ● 縦向きで撮影してしまった動画を、フルスクリーンで見やすい横向きに直したい
- ● 横向きで撮った動画を、TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなど縦型SNSに投稿したい
- ● パソコンでの動画編集で、縦動画と横動画の素材を1つのプロジェクトに混在させたい
こうした悩みを解決する方法は、大きく分けて次の3つです。
| 変換方法 | 主な用途・目的 | 画質への影響 |
| 回転 | 動画の向きを90度単位で修正したい | ほぼ劣化なし (メタデータ処理のため) |
| クロップ (切り抜き) |
不要な部分を切り取り、特定のアスペクト比に正確に合わせたい(SNS投稿など) | 多少劣化あり (一部を拡大して表示するため) |
| 解像度変更 | 動画全体を別のサイズに変換し、黒帯や背景で余白を埋めたい | 多少劣化あり (映像全体を再構成するため) |
まずは上記の早見表で、ご自身の目的に合った変換方法を確認してください。
回転専用のソフトやメディアプレイヤーは数多くありますが、クロップや解像度変更まで一括で行えるツールは限られます。本記事ではまず、スマホやパソコンの標準機能だけでできる「回転」の簡単な方法を紹介したうえで、3つの方法すべてに対応できる無料動画編集ソフト「VideoProc Vlogger」を使った本格的な変換手順を解説します。
目次
1、【まずはこれで解決するかも】スマホ・PC標準機能だけで動画を回転させる方法
2、無料ソフト「VideoProc Vlogger」で動画の縦横変換をする理由
3、VideoProc Vloggerで動画の縦横変換をする手順
4、【最新版】SNS別・動画の推奨サイズ早見表
5、画質を落とさず変換するための3つのコツ
6、よくある質問(FAQ)
7、まとめ
1、スマホ・PC標準機能だけで動画を回転させる方法
「今すぐ簡単に動画の向きを直したい」という場合は、専用ソフトを使わなくても、スマホやPCに標準搭載されているアプリで対応できます。
@.iPhoneの場合:動画の縦横変換をする
- 1「写真」アプリを開く。
- 2アルバムから回転させたい動画を選択する。
- 3右上の「編集」をタップする。
- 4画面下部のトリミング(切り取り)アイコンをタップする。
- 5表示される回転アイコンをタップし、90度ずつ向きを調整する。
- 6完了したら、右下のチェックマークをタップして保存する。

※iPhoneの「写真」アプリでは、動画の回転や切り取りなどの基本的な編集が可能です。
A.Androidの場合:動画の縦横変換をする
- 1「Googleフォト」アプリを開く(未インストールの場合はGoogle Playから入手)。
- 2回転させたい動画を選択する。
- 3編集メニューを開き、回転アイコンをタップする。
- 490度ずつ向きを調整して保存する。
B.Windows/Macの場合:動画の縦横変換をする
- ✓Windows:標準の「フォト」アプリには、動画の回転機能が搭載されています。🔗 Windows 10のフォトで動画を回転する方法|縦向き・横向きを無料で変更!
- ✓Mac:「QuickTime Player」で動画を開き、メニューから回転操作を行うことができます。
- 注意点
- これらの標準機能で可能なのは、基本的に回転操作のみです。
- SNS投稿用に適切なアスペクト比へ変更したい場合や、黒帯を目立たなくしたい場合など、より細かな編集を行いたい場合は、次に紹介する動画編集ソフトの利用がおすすめです。
2、無料ソフト「VideoProc Vlogger」で動画の縦横変換をする理由
回転・クロップ・解像度変更をまとめて、かつ画質をできるだけ保ちながら行いたい場合は、無料動画編集ソフト 「VideoProc Vlogger」 が便利です。
主要な選択肢との比較
| 比較項目 | スマホ標準アプリ | オンライン変換ツール | 他の無料編集ソフト (CapCut・iMovie等) |
VideoProc Vlogger |
| 対応操作 | 回転が中心 | 回転・簡易クロップ | 回転・クロップ・簡易な解像度調整 | 回転・クロップ・解像度変更+背景埋め込み |
| 画質 | 良好 | ツールにより差が大きい | ソフトにより異なる | 高ビットレート出力・4K対応 |
| インストール | 不要 | 不要 | 必要 | 必要 |
| ウォーターマーク | なし | 一部ツールで発生 | ソフトにより異なる | なし |
| 動作の軽さ | 端末に依存 | 通信環境に依存 | ソフトにより異なる | CPU負荷が低く低スペックPCでも快適 |
| 価格 | 無料 | ツールにより異なる | 無料/有料 | 無料 |
「手早く回転だけ直したい」ならスマホ標準アプリ、「SNS向けに黒帯をなくしたい」「画質をできるだけ保ちたい」「4K動画を扱いたい」という場合は、VideoProc Vloggerのような専用ソフトが適しています。
動画編集フリーソフト VideoProc Vlogger の概要
| 運営会社 | Digiarty Software, Inc. |
| 日本語対応 | 完全対応 |
| 動作環境 | Windows 7/8/8.1/10/11(64bit)またはそれ以降/Mac OS X 10.11またはそれ以降、iOS・Android OS |
| 価格 | 完全無料(試用期間制限なし・ロゴ透かしなし) |
| 主な編集機能 | 🎥 動画編集:カット、結合、ズームイン&ズームアウト、PIP、反転、画面分割、二重露光効果、クロマキー合成、レンズ補正、色調補正、字幕&テロップ追加、トランジション、エフェクト、速度変更(スロー&倍速)、逆再生、インターレース解除 など 🎶 音声編集:録音、カット、結合、エフェクト、フェードイン&フェードアウト、音声分析(オンセット検出・ビート検出・無音検出)、イコライザー調整、音量調整、ボイスチェンジ、ノイズ除去、速度変更、逆再生 など |
| 動画の縦横変換手段 | 回転、クロップ、解像度変更(背景変更も可能) |
| 書き出し形式 | MP4、MKV、MP3、M4A、FLAC |
おすすめポイント
- ● お試し期間やロゴの透かしなし
- ● 4Kビデオの入力・出力に対応
- ● 専門的な音声編集機能も搭載
- ● クロップにも解像度変更にも豊富なプリセットを用意
- ● CPU使用率が低く、低スペックPCでも4K動画の縦横変換が快適
- ● 初心者でも直感的に操作できるUI
3、VideoProc Vloggerで動画の縦横変換をする手順
準備:動画を読み込む
- 1VideoProc Vloggerをパソコンにダウンロード・インストールする(Windows/Mac両対応)
- 2VideoProc Vloggerを起動し、プロジェクト名・保存先・解像度・フレームレートを設定して「+新規プロジェクト」をクリックする
- 3エクスプローラーで変換したい動画のフォルダを開き、メディアライブラリへドラッグ&ドロップして読み込む
- 4メディアライブラリから動画を下部の動画トラックにドラッグすると、タイムラインで編集できるようになる
方法@:回転で縦横変換する
縦向きに撮影したつもりが横向きになっていた(またはその逆の)動画を直したい場合は「回転」を使います。ここでは、縦向き(1080×1920)で撮影してしまった動画を、横動画(1920×1080)に変換する例で解説します。
新規プロジェクトの解像度を横動画(1920×1080)に設定した場合
- 1右上のインスペクタ「変形」内の 「回転」の数値を90または270に調整し、動画を回転させる。
- 2プレビューウィンドウの 「トランスフォーム」アイコンをクリックし、動画の縁を外側にドラッグして、1920×1080の枠全体を覆うように調整する。
新規プロジェクトの解像度を縦動画(1080×1920)のまま維持する場合
- 1同様に 「回転」の数値を90または270に調整する
- 2ツールバーの解像度設定アイコンをクリックすると、動画が自動的にフルスクリーン表示になる
- ポイント
- 単純な90度・180度回転は、動画ファイルの 「メタデータ」(向き情報)だけを書き換える処理で済む場合が多く、映像データそのものを再圧縮(再エンコード)しないため、画質への影響はほとんどありません。手軽に試せるので、まずは回転で解決できないか確認するのがおすすめです。
方法A:クロップで縦横変換する
横動画をTikTokやInstagramリールなどの縦型SNSに投稿したい場合は「クロップ」が有効です。
- 1ツールバーの 「クロップ」タブをクリックする。
- 2出力したいアスペクト比を選択する。
- • プリセット:オリジナル/16:9/4:3/1:1/3:4/9:16/1.85:1/2.35:1/3:5/カスタマイズ
• ビューア上で枠の位置を調整することも可能 - 3設定後、必ず 「適用」ボタンを押す
- 注意点
- クロップは映像の一部を切り取る処理のため、被写体が画面の端にある場合はフレームアウトしてしまう可能性があります。プレビューで必ず確認してから適用しましょう。
方法B:解像度変更で縦横変換する(黒帯を目立たなくする方法つき)
映画・ドラマの解説動画などをTikTok向けに作り直したい場合は、解像度変更で直接変換するのも便利です。
- 1ツールバーの 「解像度設定アイコン」 をクリックする。
- 2出力したい解像度を選び、「完了」をクリックする。
初期設定では、余白部分に黒帯が自動追加されます。VideoProc Vloggerでは、グレー・ダークグレー・ホワイト・ライトグレーなどの背景色プリセットも用意されており、黒以外の色にカスタマイズすることも可能です。
黒帯を画像または動画で埋めたい場合
- 1タイムラインで元の動画クリップを 「オーバーレイトラック」に移動する。
- 2背景にしたい画像または動画を 「動画トラック」に配置する。
- 3背景クリップの長さを元の動画クリップの長さに合わせる(背景素材が短い場合は「リップル編集」を「タイムストレッチ」に切り替えて調整する)。
- 4「トランスフォーム」アイコンで背景の位置とサイズを調整する。
同じ動画を上下(または左右)に複製して埋めたい場合
- 1動画トラックまたはオーバーレイトラックの 「+」からオーバーレイを追加する。
- 2変換したい動画クリップをコピー(Ctrl+C)し、貼り付け(Ctrl+V)で複製する。
- 3複製した動画をオーバーレイトラックにドラッグする。
- 4「トランスフォーム」アイコンで、複製した動画を余白部分に配置する。
4、【最新版】SNS別・動画の推奨サイズ早見表
投稿先によって最適なアスペクト比・解像度は異なります。以下は現時点の各プラットフォームの推奨値です。
| プラットフォーム | 推奨アスペクト比 | 推奨解像度 |
| TikTok | 9:16 | 1080×1920 |
| Instagramリール | 9:16 | 1080×1920 |
| YouTubeショート | 9:16 | 1080×1920 |
| YouTube(通常動画) | 16:9 | 1920×1080(4K:3840×2160) |
| Instagramフィード(正方形) | 1:1 | 1080×1080 |
| Instagramフィード(縦長) | 4:5 | 1080×1350 |
- 便利ポイント
- VideoProc Vloggerでは、上記のような主要サイズをプリセットとして選択可能です。数値を手入力しなくても、ワンクリックで書き出しサイズを合わせられます。
- ※ 各社の仕様は変更されることがあるため、投稿前に最新のヘルプページもあわせてご確認ください。プリセットの内容はソフトのバージョンによって更新されるため、最新版での表示もご確認ください。
5、画質を落とさず変換するための3つのコツ
動画の縦横変換で気になるのが「画質の劣化」です。以下の3つのポイントを押さえることで、できるだけ高画質を保ったまま変換できます。
コツ@:元動画の解像度より大きく引き伸ばさない
出力解像度を元動画より大きく設定すると、足りない情報を補うために画質がぼやける原因になります。可能な限り、元の解像度以下または同等のサイズで書き出しましょう。
コツA:書き出し時のビットレートを高めに設定する
ビットレートが低いと、色や輪郭の情報が圧縮されて画質が粗くなります。元動画と同等以上のビットレートを目安に設定するのがおすすめです。VideoProc Vloggerでは出力設定で細かく調整できます。
コツB:変換・書き出しの回数を最小限にする
動画は再エンコード(圧縮・展開)を繰り返すたびに劣化が蓄積します。回転・クロップ・解像度変更をまとめて1回のプロジェクトで完結させ、書き出しは最後に1回だけ行いましょう。
- メタデータ回転と再エンコードの違い
- 単純な90度・180度回転は、動画ファイルの「メタデータ」(向き情報)だけを書き換える処理で済む場合が多く、映像データそのものを再圧縮しないため、画質への影響はほとんどありません。一方、クロップや解像度変更は映像を再処理するため、上記3つのコツが特に重要になります。
元の画質に不安がある場合はAIで高画質化する手も
上記のコツを実践しても、「元の動画自体が低画質で、どうしても粗さが残ってしまう」というケースもあるでしょう。特に、昔撮影した動画や、低スペックの端末で録画した映像を縦横変換してSNSに上げたい場合に、この問題は起こりがちです。
そのような場合に有効なのが、AI技術を搭載した動画高画質化ソフト「VideoProc Converter AI」です。これは、VideoProc Vloggerと同じDigiarty社が開発した、動画の品質改善に特化したソフトウェアです。
📌 主な画質向上機能
• AI超解像:動画の解像度を上げながら、AIが足りないディテールを補完。480pの動画を1080pや4Kにアップスケーリングすることも可能です。
• AIノイズ除去:低照度環境で撮影した動画などに発生する、ざらついたノイズを自然に除去します。
• 手ブレ補正:手持ち撮影による細かい揺れをAIが分析し、滑らかな映像に補正します。
「VideoProc Vlogger」で縦横変換を行う前に、あるいは変換した後に、「VideoProc Converter AI」で画質を底上げすることで、SNSでも見劣りしない、ワンランク上の高画質な動画に仕上げることができます。状況に応じて、両方のソフトを組み合わせて使ってみてください。
6、よくある質問(FAQ)
Q1.動画を回転すると画質は落ちますか?X
単純な90度・180度の回転であれば、画質への影響はほとんどありません。動画ファイルの「メタデータ」だけを書き換える処理で済むためです。ただし、クロップや解像度変更を伴う場合は、切り取りや拡大処理によって多少の画質低下が起こることがあります。
Q2.無料で動画の縦横変換はできますか?
可能です。スマホの標準アプリ(iPhoneの「写真」、Androidの「Googleフォト」)での回転や、VideoProc Vloggerのような無料の動画編集ソフトを使えば、費用をかけずに変換できます。
Q3.スマホだけで動画の縦横変換は完結しますか?
単純な回転であれば標準アプリで十分です。ただし、黒帯をなくしたい、SNS用に正確なアスペクト比へクロップしたいといった細かい調整をしたい場合は、パソコンの動画編集ソフトを使うほうがスムーズです。
Q4.変換後に動画の上下・左右に黒い帯ができるのはなぜですか?
元動画のアスペクト比と出力先のアスペクト比が異なる場合、はみ出す部分を映さないよう自動的に黒帯で埋められるためです。黒帯を避けたい場合は、クロップで余分な部分を切り取るか、背景に別の画像・動画を敷く方法があります。
Q5.TikTokやInstagramリールに投稿する場合、どのサイズにすればいいですか?
2026年現在、TikTok・Instagramリール・YouTubeショートはいずれもアスペクト比9:16、解像度1080×1920ピクセルを推奨しています。
Q6.複数の動画を一括で縦横変換できますか?X
VideoProc Vloggerでは、基本的に1クリップずつの編集が前提となります。同じ設定で複数の動画を出力したい場合は、一度作成したプロジェクトファイルをコピーして活用することで、作業を効率化できます。
Q7.オンラインツールと専用ソフト、どちらを選ぶべきですか?
回転のみ、または低画質でよければオンラインツールでも十分です。画質を保ちたい、4K動画を扱いたい、黒帯の背景を加工したいなどの本格的な編集には、VideoProc Vloggerのような専用ソフトが適しています。
7、まとめ
動画の縦横変換には 「回転」「クロップ」「解像度変更」 という3つの方法があります。
- ✓向きを直すだけなら ➡ スマホやパソコンの標準機能で十分
- ✓SNS投稿用に黒帯をなくしたい ➡ クロップ機能が便利
- ✓画質をできるだけ保ちながら細かく調整したい ➡ VideoProc Vloggerのような無料動画編集ソフトがおすすめ
本記事で紹介した方法を、ご自身の目的に合わせて使い分けてみてください。動画の縦横変換は、適切なツールと手順を知っていれば誰でも簡単に行えます。ぜひ、あなたの動画をベストな形に仕上げてください。