声にエコーをかける方法〜動画&音声編集、録音、ライブ生配信の声にエコーをかけたい人必見
動画や音声を編集する時や、ライブ生配信している時、
声にエフェクトをかけることによって、動画や音声に面白さを演出することができます。
本文では、声にエコーという空間系のエフェクトをかける方法を紹介します。
エコーとは「残響音」のことで、音の広がり感を生み出することができます。
場合によっては声にエコーをかける方法も異なっています。
例えば
@ もう存在している声にエコー効果を追加するには、音声編集ソフトが必要です。
A 録音する時に声にエコーエフェクトをかけるには、録音ソフトが必要です。
B ニコ生やYouTube Live、Twitchなどの生配信をする時、声にエコー効果をかけるには、使っている生配信ソフトに必要なプラグインを使います。
下記で紹介した多種多様の方法を参考して、声にエコーを上手く使うことができればライブ感を出したり特定の音声の強調して、面白い動画・音声ファイル・ライブ生配信を作ることができます。
もう存在している音声ファイルの声にエコーをかける方法
パソコンで保存している動画・音声の声にエコー効果をかけるには、動画/音声編集ソフトを使ったらできます。これからは筆者が使っている無料動画&音声編集ソフトと声にエコーエフェクトを追加する方法を紹介します。
おすすめの動画&音声編集ソフト
- 📰 VideoProc Vlogger の概要
- 【開発元】:Digiarty Software, Inc.
- 【対応OS】:Windows 7/8/8.1/10/11(64bit)またはそれ以降; Mac OS X 10.11またはそれ以降
- 【エコーエフェクト設定】:遅延の時間、音量、繰り返し回数
- 【音声エフェクト】:エコー、、MVリバーブ、ローパス、ゲイン、ピッチ、リバーブ、イコライザ、ノイズ、ハイパス、オートパン、BS2B、ノイズ除去
- 【他の機能】:
動画編集⇒カット、結合、ズームイン&ズームアウト、クロップ、エフェクト追加、PIP、逆再生、スロー・倍速、色調補正、モーション、字幕&テロップ…
音声編集⇒カット、結合、フェードイン&フェードアウト、エフェクト追加、イコライザー調整、音声分析、ビート検出、録音…
パソコンに保存している動画や音声ファイルの声にエコーエフェクトをかけるにおすすめの動画&音声編集ソフトはVideoProc Vloggerです。VideoProc Vloggerは近年人気になってきた初心者向けの無料動画編集ソフトです。AviUtlほど高度な編集機能はないが、初心者にやさしくて、高く評価されています。VideoProc Vloggerを使ったら、簡単に動画や音声ファイルにある声にエコー効果をかけることができます。また、そのエコーエフェクトの遅延の時間、音量、繰り返し回数などを自由にカスタマイズすることができます。
- おすすめポイント
- 📌 初心者でも迷わずに動画&音声ファイルの声にエコーエフェクトをかけることができる
- 📌 エコーエフェクトの遅延の時間、音量、繰り返し回数が設定できる
- 📌 豊富な音声エフェクトが搭載している
- 📌 完全無料!ファイルサイズ制限やロゴなどは全くない!
- 📌 多彩な動画編集と音声編集機能を持っている
VideoProc Vloggerで声にエコーをかける方法
- ステップ@ 動画追加
- 無料動画編集ソフトVideoProc Vloggerを起動して、「新規プロジェクト」を作成します。声にエコーをかけたい動画或いは音声を「メディア」にドラッグ&ドロップします。そして「メディアライブラリ」から動画・音声ファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップします。
- P.S. 動画の声にエコーをかける場合、まず、その音声を動画から分離する必要があります。タイムラインに追加した動画クリップをクリックして、中央のツールバーにある「オーディオ分離」をクリックします。
- ステップA 音声編集
- 声にエコーをかけたいクリップをクリックして、ツールバーにある「オーディオ」をクリックします。
- ステップB 声にエコーエフェクト追加したい部分指定
- VideoProc Vloggerのオーディオエディタのウィンドウが表示されたら、声にエコー効果をかけたい部分を選択します。選択された部分が緑になります。
デフォルトでは、そのオーディオクリップがまるごと選択されています。 - ステップC 声にエコーエフェクト追加
- エフェクトウィンドウでは、VideoProc Vloggerにプリセットのエフェクトが表示されます。「エコー」をクリックして、「遅延」「音量」「繰り返し回数」を設定して、「適用」ボタンをクリックします。オーディオエディターのウィンドウでも「適用」ボタンをクリックしてください。
- ステップD 書き出し
- 最後には、声にエコーをかけた動画・音声を書き出します。ツールバーにある「書き出し」ボタンをクリックして、保存先やファイル名などを設定したら終了します。
録音する時に声にエコーをかける方法
スマホに保存している動画・音声の声をエコー効果をかけるには、スマホで操作するのが便利だと思います。
これからは筆者からおすすめの音声編集アプリと声にエコーエフェクトをかける方法を紹介します。
おすすめのボイスレコーダー「Voloco」
- 📰 Voloco の概要
- 【開発元】: Resonant Cavity, LLC
- 【対応OS】:iOS 11.0以降;Android 5.0 以上
- 【価格】:無料(アプリ内課金アリ)
「Voloco」は、曲に合わせて、声のピッチやトーンなどを調整してくれる、歌声収録ボイスレコーダーアプリです。Volocoは12のプリセットパックにグループ化された50超のエフェクトを用意しています。リバーブや自動ボイスチューンなどの基本を調べたり、ボイスレコーダーやチェンジャーで声を変換します。録音しながらエコー効果をかけることもできるし、既存オーディオやビデオの処理もできます。。
- おすすめポイント
- 📌 録音しながらエコー効果をかけることもできるし、既存オーディオやビデオの処理もできる
- 📌 使いやすい
- 📌 豊富なエフェクトが使える(課金あり)
Volocoで声にエコーをかける方法
Volocoで音声を録音しながら、声にエコーをかける方法は非常に簡単です。下の流れを見れるすぐわかります。
- ステップ@
- Volocoアプリを起動して、「+」ボタンをタップします。
- ステップA モード選択
- 「Import Video」「Record Video」「Record Audio」という3つのモードがあります。録音しながら、声にエコー効果をかけるには、「Record Audio」をタップします。
- ステップB エコーエフェクト選択
- 右上の「Effect」をタップしたら、下部のエフェクト種類で、左にスワップします。「Duft Pank」→「Echo Beams」の順で選択します。
- ステップC 録音開始
- 赤い録音ボタンをタップしたら、声にエコー効果をかける録音作業が始まります。
- ステップD 録音終了
- 赤い終了ボタンをタップしたら、スマホでエコー効果をかけた音声の録音作業が停止になります。
- ステップE 音声編集
- ここでは更に音声を編集することができます。編集後、「Next」をタップします。
- ステップF エコーをかけた録音ファイルを保存
- 「Save」ボタンをタップすれば、エコーをかけた録音ファイルをスマホに保存することができます。
ライブ生配信でリアルタイムに声にエコーをかける方法
YouTube Liveやニコニコ生放送、Twitchなどのプラットフォームでライブ生配信をしている場合、声にエコー効果をかけたい人も少なくないと思います。
ライブ生配信の声にエコーエフェクトを追加するには、どうすればいいでしょう。実は、2つの方法があります。
ソフト・プラグインを使う方法
オーディオインターフェース・ボーカルエフェクター等の素材を使う方法
どちらでも音声にエコー効果をかけることが可能だが、やはり、プラグインの方が一番簡単で、費用もかからないので、ここでは、ライブ配信ソフトであるOBS Studioに追加できるプラグインを利用して、声にエコーをかける方法を紹介します。
おすすめのVSTプラグイン「OrilRiver」
- 📰 OrilRiver の概要
- 【開発元】:Denis Tihanov
- 【対応OS】:Windows 7またはそれ以降; macOS 10.8またはそれ以降
- 【エコー設定】:ダンピング、ステレオ幅、プレディレイ、ルームサイズ、ディフュージョン(拡散)、減衰強度…
まずはエコー効果をかけるエフェクトのご紹介です。OBS Studioは定番の無料ライブ配信ソフトなので、利用している生配信者が大勢いると思います。ここでは、OBS Studioの利用できるVSTプラグインのOrilRiverをおすすめします。OrilRiverは部屋の広さや種類から残響を再現するタイプのリバーブVSTプラグインです。設定できるパラメータが多く、慣れると自由自在にライブ配信中に、声にエコーをかけることができます。小さな部屋や大広間の残響をシミュレートすることができます。 OrilRiverは直感的なインターフェースを備えており、ユーザーは希望のリバーブサウンドをすばやく調整できます。
- おすすめポイント
- 📌 完全に無料
- 📌 エフェクト種類が豊富
OrilRiverで声にエコーをかける方法
- ステップ@ OrilRiverインストール
- OrilRiverをダウンロードしてインストールします。
a. ダウンロードしたZipを右クリックして「全て展開」を実行
b. WindowsC→Program Filesに「VSTPlugins」というフォルダを作成する
c. 作成したフォルダに展開したフォルダ(SANFORD REVERB)を貼りつける - ステップA OBS Studio設定
- OBS Studioでエフェクトを設定します。
a. ミキサーの「マイク」の右側の歯車マークをクリックし「フィルタ」を選択
b. 音声フィルタの左下の「+」から「VST 2.xプラグイン」を選択
c. VST 2.x プラグインで「Sanford Reverb」を選択(32btiの場合は「32」を選択)
d. 選択した状態で「プラグインインターフェースを開く」をクリック - ステップB ライブ生配信の声にエコー効果追加
- フィルタ画面で「VST 2.xプラグイン」の左側にある目玉マークを有効にしたら、ライブ生配信の声にエコーをかけることができます。そして、下の表では、設定できるパラメーターの英語を説明しています。
MIX↓ |
Filter↓ |
Reverb↓ |
MODULATION↓ |
---|---|---|---|
DRY:声の音量 |
LOCUT:低音カット用 |
PREDLY:反響開始までの時間 |
DEPTH:揺らぎの大きさ |
最後に
以上は筆者から紹介した動画&音声の声にエコーをかけるのツールと方法です。必要によってソフトを選択しましょう。
無料動画編集ソフト
動画編集して、字幕を入れたいの初心者なら、VideoProc Vlogger一押し!基礎知識がいらなくて、ステップbyステップで60fpsや4Kの動画を編集することができます。お持ちのパソコンが高スペックでなくても、軽くて4K/60fpsの動画を編集して、オシャレなアニメーション効果のある字幕を追加することができます。